HDDをSSD化しました
購入した中古ノートパソコン
先日、中古ノートパソコンを買いました。
機種は、LIFEBOOK S936/Mです。
ノートパソコンのSSD化
ノートパソコンの高速化といえば、HDDのSSD化がよくいわれています。
今回購入したLIFEBOOK S936/Mも、HDDが使われていました。
下の写真は、SSD化したばかりの写真です。右下の青いパーツが、SSD(1TB)となっています。
SSDをパーティションに分ける
さて今回は、このSSDを、次のように使おうと思っています。
- Cドライブ……OS用
- Dドライブ……データ用
ここで疑問に思う方もいるかもしれません。
「SSDが1台しかないのに、なんでCドライブとDドライブと、2つに分けて使えるの?」
そうですね、通常であれば、ドライブ1台には、Cなどのドライブ文字が1つ割り当てられます。
ここで役に立つのが、パーティションを管理するソフトウェアです。
例えばCドライブしかないHDD/SSDに対して、CドライブとDドライブというように、2つに分割して使えるようにすることができます。この分割して使えるようにしたドライブのことを、パーティションといいます。
詳しく説明すると、次のようになります。
- パーティションに分割していない状態(1台のHDD/SSDをそのまま使っている状態)
- パーティションに分割している状態(1台のHDD/SSDを、分割して使っている状態)
パーティションに分割して使う利点
1台のHDD/SSDでも、フォルダに分けて、ここにはデータを入れる、という使い方が出来ます。
でも、フォルダに分けて使うのって、以外と面倒です。フォルダの位置を覚えておかなければいけないし、間違えて違うフォルダに入れてしまうこともあります。
その点、パーティションに分割すると、ドライブことにデータを管理することができ、データ管理の上で、とても便利です。
データ専用のドライブを作ると、データの取り扱いが楽になります。
データ用のパーティションを作ると、そこは一つのHDD/SSDとして認識されますので、「ここのドライブはデータ用」というように、フォルダで分けるよりも、わかりやすく簡単にファイルの管理をすることができます。
ここで紹介する内容は、次の3つです。
- パーティションに分割する
- パーティションのサイズを変更する
- 分割したパーティションを、もとに戻す
パーティションに分割する
使用するソフトウェア
ここで今回使用するソフトウェアは、「MiniTool Partition Wizard」(無料版・Windows版)です。
簡単な操作で、パーティションの操作ができるソフトウェアです。基本的機能は無料で使えます。
ダウンロードサイト : https://www.partitionwizard.jp/free-partition-manager.html
まず、ソフトウェアをインストールし、起動します。
起動する
ソフトウェアを起動すると、次の画面がまず表示されます。
ドライブの容量を決める
画面下の、C:(NTFS)と書かれた部分を右クリックします。
すると選択肢が出ますので、その中から、「分割」を探しだし、クリックします。
すると、次の画面が表示されます。
ここで、Cドライブは何GBにするか、Dドライブは何GBにするかを決め、「OK」をクリックします。
例えば、次のようにするとします。
Cドライブを約430GB、Dドライブを約500GBにすることにします。
最後にOKをクリックします。
そして、画面左下に「適用」という項目がありますので、クリックします。
画面の指示に従い、「はい」をクリックする。
次の表示がされる場合がありますので、「今すぐ再起動」をクリックします。
パーティションが分割される
次のような画面が出て、処理が行われます。
パソコンが再起動する
パソコンが再起動します。
パーティションは分割されているでしょうか?
無事、パーティションは分割されていました。
CドライブをOS用、Dドライブをdata保存用として使いやすくなりました。
パーティションのサイズを変更する
「Cドライブをもっと大きくしたい」など、Cドライブ、Dドライブの容量を変えたいときもあると思います。
次は、Cドライブ、Dドライブに分けたパーティションのサイズを変更する方法をご説明したいと思います。
Cドライブの容量を大きくしたいとき
まず、 画面下の、C:(NTFS)と書かれた部分を右クリックします。
すると、選択肢が現れますので、「拡張」を選択します。
ドライブの容量を調整する
画面の中央に、四角いつまみが表示されますので、これでCドライブ、Dドライブの容量を調整します。
ここでは、Cドライブを750GBに拡張することにします。
ドライブの新しいサイズは、左下に表示されますので、その数値を参考にして、パーティションのサイズを変更します。
決まりましたら、「OK」をクリックします。
最後に、画面左下の「適用」をクリックします。
次の表示がされる場合がありますので、「今すぐ再起動」をクリックします。
「はい」をクリックします。
これで、Cドライブの容量が大きくなります。
分割したパーティションを、元に戻す
パーティション同士を結合する
Cドライブ、Dドライブと、ドライブを分けたのですが、様々な理由により、Cドライブ1つに戻したいといった場合もあると思います。
そんなときも大丈夫です。簡単な操作で、元に戻すことが出来ます。
まず、画面下の、C:(NTFS)と書かれているところで、右クリックをします。
すると、選択肢が現れますので、「結合」を選択します。
次に、C:(NTFS)と書かれているところを左クリックし(色が水色に変わる)、「次へ」をクリックします。
次に、画面左下に、「結合されたパーティションの内容」と書かれている部分があります。
この場合、CドライブとDドライブを結合させると、Dドライブが消え、それと一緒にDドライブのデータも消えてしまうのです。
せっかく作ったDドライブのデータを消さないために、DドライブのデータをCドライブにコピーする機能がついているのですね。そのためのフォルダ名を指定します。Ddrivedataなど、任意のフォルダ名を入力しましょう。
フォルダ名を入力したら、D:(NTFS)と書かれた部分をクリックし、「完了」をクリックしましょう。
最後に、画面左下の「適用」をクリックします。
このような画面が表示されますので、「はい」をクリックします。
次の表示がされる場合がありますので、「今すぐ再起動」をクリックします。
次のような画面が出て、処理が行われます。
これで、パーティションは1つになり、ドライブはCドライブだけになりました。
Dドライブに保存していたデータは、先ほどのフォルダ名「Ddrivedata」に保存されています。
まとめ
パーティションを2つに分けると、データの種類ごとに保存するドライブを作りことができ、とても便利にパソコンを使うことができます。
パーティションは、2つだけではなく、用途によっては、3つや4つにわけることができます。
パソコンを便利に使うためのツールは、持っておいても損はありません。
「MiniTool Partition Wizard」(無料版・Windows版)
ダウンロードサイト : https://www.partitionwizard.jp/free-partition-manager.html
↑基本的機能は無料で使えます。↑
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