タフネススマホにも各社から多様な機種が販売されていますが、今回私が選んだのは、OUKITELのWP35です。
使用されているSoC「Dimensity 6100+」は、Helio G99とパフォーマンスが同じくらいなのですが、5Gに対応しているのが優れている点です。
バッテリー容量は11000mAhと十分すぎるほどあり、OSはAndroid 14と現時点では最新、AnTuTuベンチマークも40万弱あり、重さを除いて考えると、普段使いできるほどのパフォーマンスを持っています。
ガメラ機能として、ナイトビジョン機能が特徴的です。真っ暗闇の中でも、白黒ですが、赤外線を利用して撮影することができます。
重さは360gと、かなり重いです。
価格は、日本のAmazon価格で、4万円ちょっと(セール時で4万円弱)です。
今回は、2週間ほど普段使いをしてみてのレビューとなります。果たして使い心地はどうなのか、見ていきたいと思います。
開封・付属品
外箱
このような、いつものOUKITELっぽい箱に入っています。
技適マークがあります。
本体は、このように入っています。
付属品です。
充電器の出力は、18Wとなっています。バッテリー容量からして、もう少し大きくてもよいのではないかと思います。
外観
正面から
※液晶保護ガラスを貼っています。
意外と画面は明るく、直射日光のもとでも、暗くて見えないということはありませんでした。
右側から
ボリュームボタンと電源ボタンがあります。電源ボタンは、指紋認証センサーも兼ねています。個人的に、画面内指紋認証ではなく、指紋認証センサーは別についていてほしいので、これは好印象です。
指紋認証センサーの精度は、やや不安定といった感じでしょうか。タイミングによって、全然認識してくれないときがあります。
上側から
上には、マイク穴でしょうか、これだけしかありません。
左側から
SIMカード/microSDカードスロットと、スマートキーがあります。
スマートキーには、様々な機能を割り当てることができます。
カードスロットは、爪で開けることができます。
nanoSIMカード2枚を同時に使ってしまうと、microSDカードを使うことができなくなってしまいます。
下側から
マイクとUSB Type-Cポート、スピーカーがあります。
スピーカーの音質は、そこまで悪くはないといった感じです。
背面から
特徴的な模様ですね。
スペック
OUKITEL WP35 | |
---|---|
OS | Android 14 |
SoC | Dimensity 6100+ |
GPU | Mali-G57 MC2 |
画面 | 6.6インチ 2408x1080Pixel リフレッシュレート 60Hz |
RAM | 8GB (+拡張16GB) |
ROM | 256GB |
バッテリー容量 | 11000mAh |
Wi-Fi | 802.11/a/b/g/n/ac |
対応バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/ 71/77/78 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/ 26/28ab/66/71 TDD-LTE: B34/b38/39/40/41 |
カメラ | メイン6400万画素 ナイトビジョン3200万画素 マクロ200万画素 インカメラ 3200万画素 |
防水・防塵 | IP68、IP69K、 |
耐衝撃 | MIL-STD-810H規格に準拠 |
サイズ(実測値) | 172.2 x 81 x 14.9mm |
重さ | 360g |
本体色 | グリーン、ブラウン、ブラック |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | Bluetooth 5.2 GPS、磁気センサー、照度センサー、加速度センサー 近接センサー、ジャイロスコープ |
ベンチマーク
AnTuTuベンチマーク(V10.3.3)
Geekbench 6.3.0
AnTuTu Storage Test(V10.3.3)
ベンチを実行するたびに、値が変化していたので、参考にならないかもしれません。
使用感
重いのをがまんすれば、普段使いも可
2週間普段使いをしてきたのですが、確かに重いです。360gありますので、小さいお茶のペットボトル1個分くらいの重さがあります。でも、その分バッテリーのもちは抜群によいです。慣れですね。
ポケットへの出し入れがしにくいですが、これも慣れです!
重さに慣れてしまえば、バッテリーがものすごく持って、バッテリー切れに困らないスマホとして、普段使いできます。
重さに慣れることができるかどうかは、個人差がありますので、なんとも言えませんが、このバッテリーのもちはかなり魅力的です。
バッテリーのもち
15時間くらい、ほぼ連続して使って、やっとバッテリーが半分になりました。
1日でバッテリー全部を使い切るのは、無理なのではないでしょうか。
バッテリーの充電時間
バッテリーの充電時間です。
25%から100%になるのに、約3時間かかっています。
技適マークあり
端末上で、技適マークを確認することができます。
Widevine はL3です!
残念ながら、WideVineはL3となっています。
緊急SOS機能は、標準でONになっています!
電源ボタンを連続5回ポチポチすると、自動的に110番に電話がかかってしまう機能です。
誤動作させると大変なので、OFFにしておくことをおすすめします。
スマートキーに、様々な機能を割り当てられる
左側にある赤いボタン(スマートキー)には、自分の好きな機能を割り当てることができます。
設定は、「設定」をタップし、右上の「関数」をタップすると、左上に「スマートキー」という項目が出てくるので、そこをタップします。
気になる点
ワイヤレス充電機能がないので、充電時にはUSB Type-Cポートのふたを開けなければいけません。
何度もふたを開け閉めしていると、ふたが劣化し、防水・防塵機能が劣化してしまうのではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。
ナビゲーションバーは、戻るボタンを入れかえることができる
3ボタンナビゲーションで使っている方も多いと思うのですが、戻るボタンは、左右入れかえることができます。
画面がスリープするまでの時間は、「スリープしない」を選ぶことができる
画面がスリープするまでの時間は、1分とか2分とか、選ぶことができますが、Androidでは「スリープしない」を選ぶことができない機種が多いのですね。このOUKITEL WP35では、「スリープしない」を選ぶことができます。「Never」を選べばOKです。
バンド固定ができる
次のアプリを使って、特定のバンドに固定して使うなどすることができます。
EngineerModeに入り、「BandMode」をタップし、SIMカードを入れているSIM番号をタップします。通常はSIM1になるのかな?
すると、次のような画面が出てくるので、バンドをいろいろと選択することができます。
タスクキルされてしまう問題
常時起動させておきたいアプリが、いつの間にかタスクキルされてしまう問題が発生します。
その解決方法です。
1、該当のアプリの「アプリのバッテリー使用量」を開き、「制限なし」にする。
2,DuraSpeedを開き、該当のアプリをONにする。
「DuraSpeed」は、「設定」をタップし、上の「関数」をタップすると、左下にあります。
3,アプリの履歴ボタンを押し、…が縦になっているマークをタップし、「管理」をタップし、ホワイトリストを設定する。
タスクキルさせたくないアプリを、ホワイトリスト上でON(鍵をしたマーク)にします。
カメラで写真を撮ってみた
カメラで動画を撮影してみた
まとめ
2週間普段使いをしてみた結果としては、上でも書きましたが、重さに慣れてしまえば、普段使いにも使えるという点です。バッテリーがものすごく持つので、このスマホを使うと、バッテリー容量5000mAh程度のスマホには戻れなくなるほどです。
AnTuTuベンチマークの値から、動作速度が気になるかもしれませんが、重いゲームをしない限りは、動作もそんなにもっさりしているわけでも無いし、気にせず普通に使うことができます。
おサイフケータイ機能はありませんが、PayPayなどのバーコード決済は使うことができます。
各キャリアのプラチナバンドにもきちんと対応していますし、音声通話時の音声にも特に問題は感じなかったので、音声通話も快適に使うことができると思います。
キーポイントは「重さ」だけだと思います。
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