今回レビューするOUKITEL WP17には、SoCにHelio G95搭載、90Hzのリフレッシュレート、暗闇でも撮影できるナイトビジョン機能搭載、バッテリー容量8300mAhと、こちらも魅力的です。
特に、赤外線を利用したナイトビジョン機能は、真っ暗闇でも撮影ができる機能で、撮影の幅が広がります。
実際の使用感やベンチマークなどをレビューしていきたいと思います。
外観
箱と中身
このような箱に入っています。いつものOUKITELという感じです。
中身です。充電器は日本のコンセントに対応しています。
本体と付属品一式です。写真には写っていませんが、SIMピンも付属しています。
充電器の仕様です。XXX株式会社?
透明なTPU製ケースに最初から入っています。
正面から
有機ELではなく、液晶となります。6.78インチの大画面で、表示は明るくきれいです。
下から
防水のためのキャップがついています。その奥にはUSB Type-Cポート、イヤホンジャックがあります。
このキャップなのですが、根元の部分がとても細くなっていて、雑に扱うと、この根元部分でちぎれてしまうのではないかと、心配になります
右から
ボリュームボタンと電源ボタンがあります、電源ボタンは指紋認証センサーをかねています。
上から
マイクの穴があります。
左から
SIMカードスロットと、スマートキー(好きなアプリを起動)がついています。
SIMカードスロットはトリプルスロットとなっていて、SIMカード2枚+microSDカードを同時に使うことができます。
カメラ周辺
カメラは3眼になっています。
メインカメラは6400万画素、ナイトビジョンカメラは2000万画素、マクロカメラは200万画素となっています。
なお、このカメラ部分ですが、覆っているガラスに指紋などの汚れがつきやすく、撮影した画像がぼやけてしまうときが割とあります。
「なんでこんなにぼけてるの?」
と思ったときは、たいていカメラのガラス部分に指紋などの汚れがついています。指紋がつきにくい素材だったらよかったのですが、その点が残念です。
スピーカー
スピーカーは背面についています。音質は普通なのですが、背面にあるので、音が聞こえづらい感じがします。
重さ
本体のみ
本体+付属のケース
スペック
OUKITEL WP17 | |
---|---|
OS | Android 11 |
SoC | MediaTek Helio G95 |
GPU | Mali-G76 MC4 |
画面 | 6.78インチ 2400×1080ピクセル パンチホール リフレッシュレート 90Hz |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
バッテリー容量 | 8300 mAh 有線充電 9V / 2A |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 66 TD-LTE:38 / 40 / 41 |
カメラ | アウトカメラ 6400万画素 + ナイトビジョン 2000万画素 + マクロ 200万画素 インカメラ 1600万画素 |
防水 | ○ (防水/防塵 IP69K) |
防塵 | 〇 |
サイズ | 幅 83mm / 高さ 176mm / 厚さ 14.9mm |
重さ | 320g |
本体色 | 黒 |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | DSDV対応 Bluetooth 5.0 MIL-STD-810G 近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、電子コンパス |
初期インストールアプリ
必要最小限のアプリしかインストールされていません。これは好印象。
使用感
ごつくて速い!
動作はスムーズで、通常の使い方ではストレスを感じることはないかと思います。
Helio G95と90Hzのリフレッシュレートの相乗効果で、サクサク感満載、何も問題ありません。
割と重いTwitterアプリのスクロールにも、引っかかりは感じません。
最近高リフレッシュレートのスマホが多くなってきました。本機のリフレッシュレートは90Hzと、120Hzとまでは言えませんが、スクロールなどがなめらかで、心地よいです。
また、重くって角張っていて、分厚いですけど、それがアウトドアスマホとしての安心感にもつながっています。
なお本機は、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に適合しています。
ここで、ベンチマークの値を見てみたいと思います。
ベンチマーク
OUKITEL WP17のSoCは、Helio G95となっています。
AnTuTuベンチマーク(V9.3.1)
AnTuTuベンチマーク(V8.5.7)
Geekbench 5.4.4
バッテリーはよく持ちます
バッテリー容量は8300mAhと、かなり容量が大きくなっています。実際、バッテリーがよく持ちます。
下のグラフは、バッテリーが100%から約20%になるまでのバッテリーの減り方のグラフです。
基本的には連続使用(液晶輝度最大、YouTubeやTikTok・Twitter・Web閲覧など)し、時々使用するのをやめています(スリープ状態)。また、リフレッシュレートは90Hzに固定しています。
この使い方で、バッテリーが80%減るのに、約12時間かかっています。これだけバッテリーが持てば、日中のバッテリー切れは心配いらないのではないでしょうか?
ただ、8300mAhというバッテリー容量を考えると、もう少し持ってもいいのかなと思ったりもします。
位置情報や電子コンパスは?
毎回レビューでは、位置情報と電子コンパスについて触れています。それほど方向音痴な私なのですが、そんな私にとっては、とても重要な機能です。
位置情報は若干ずれもありますが、電子コンパスは正確で、おおむね快適にナビを使うことができました。
指紋認証の精度
本機には、指紋認証センサーをかねた電源ボタンがあります。
認証制度はまちまちです。
うまくいくときは一発で認証してくれますが、なぜか何度やっても認証してくれないときもあり、そんなときは最終的にはパスコードを入力しないといけなくなります。
なお、うまく認証してくれたときは、スムーズにホーム画面が表示されます。
カメラの音が消せる!
カメラのシャッター音が消せないスマホが多い中、OUKITEL W17では、設定でシャッター音を消すことが出来ます。
カメラアプリの設定に「音声」という項目があるので、それをOFFにすれば、シャッター音を消すことができます。
スクリーンショットをとると、大きな音がなる!でも……。
カメラの音を消す設定があるのですが、スクリーンショットをとると、なぜか大音量で音が鳴り、また、消す設定項目がありません。
でも大丈夫です。次の方法で、スクリーンショットの音を消すことができます。
暗闇で写真撮影が出来る!
OUKITEL WP17では、ナイトビジョンカメラで、真っ暗闇の中でも写真撮影をすることができます。
色は白黒となってしまうのですが、暗闇の中でもピント合わせもでき、かなりおどろきの写真を撮ることができます。
詳しい写真は、次の「写真を撮ってみた」の一番最後に画像を載せています。
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
通常撮影
マクロ撮影
カメラを近づけると、影になって暗く写ります。
ナイトビジョンによる撮影
部屋は真っ暗で、何も見えない状態です。
また、暗闇の中でも、ピント合わせをすることができます。
ナイトビジョンを使った動画撮影ができるのも、大きな特徴です。
・静止画
・動画
楽天モバイルでは使えるの?
私は先日から、メイン回線を楽天モバイルにしています。そのため。楽天モバイルの回線で通信できることが必要です。
このOUKITEL WP17は、SIMカードを入れただけでは、楽天モバイルの回線で通信をすることができません。
このあたりは、「OUKITEL 楽天モバイル」でGoogle検索をすると、たくさん情報が出てきます。情報の通りに設定すると、楽天モバイルの回線を使うことができます。
機内モードにしたり、再起動したりすると、再度設定が必要となってくるのが面倒ですが、楽天モバイルに対応していないスマホなので、受け入れましょう。
スマートキーで、アプリを一発起動できる
本体左側に、スマートキーがついています。このキーは、押したときに、好きなアプリを起動できるものです。
このキーを、1回押したとき、2回連続で押したとき、長押ししたときと、3つのパターンで設定することができます。
下の画像は、2回連続押したときに、TikTokを起動するようにしたときの状態です。
ただ、長押しはSOS機能となっていて、間違って長押しをしてしまうととんでもないことになってしまいますので、長押ししたときの機能は有効にしない方がよいと思います。
また、このスマートキーは、反応がよすぎて、ちょっと触っただけで、設定したアプリが起動してしまいます。
インテリジェンス・アシスタンスで、操作を楽に!
OUKITEL WP17には、「インテリジェンス・アシスタンス」と呼ばれる機能があります。
どんな機能かというと、まずは次の画像をご覧ください。
この部分だけ、なぜか日本語化がほとんど出来ていないので、どんな機能なのかは、一つ一つ英訳をして理解していく必要があります。
「指を離してスリープ状態から復帰」だけが日本語になっていますが、これは、スリープ状態のスマホを持ち上げたとき、自動的にスリープから復帰する機能です。
項目を訳しながら読んでいくと、3本指でスクリーンショットが撮れたり、ジェスチャーにいろんな機能を割り当てることができたりするようです。
個人的には必要ないかなと思う機能が多いのですが、使いこなせると、より快適にスマホを操作することができると思います。
画面のリフレッシュレートを90Hzに!
リフレッシュレートを上げると、バッテリーを消費すると言われています。でもこのOUKITEL WP17、バッテリー容量が8300mAhもあります。バッテリーのことは気にしないで、最初から90Hzで使うといいと思います。
それでも気になる方は、60Hzか90Hzかをアプリごとに設定できるので、「Auto select」で設定するとよいでしょう。
技適マークあり
技適マークがあります。
まとめ
Helio G95、RAM 8GB、ROM 128GB、ナイトビジョン機能、リフレッシュレート90Hz、長持ちバッテリーが、OUKITEL WP17の主なポイントです。
少なくとも、重いゲームなどをしない限り、このスペックでストレスを感じることはないでしょう。
あえて言うならば、重いという点はあります。でも、タフネススマホを購入する場合は、ある程度の重さを想定されている方がほとんどだと思いますので、大きな問題ではないでしょう。
また、液晶保護ガラスやケースなどは、日本で入手するのは難しいです。この点は、AliExpressに頼らざるをえません。
日本のアマゾンでは、30000円台で購入できます。割引をしていることもあるので、購入するならば、そんなときが狙い目です。買って後悔することはあまりないスマホだと思います。楽しめるスマホ、これが一番です。
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