UMIDIGIといえばUMIDIGI F1で有名になったメーカーです。
最近は、あまり「これは!」というスマホは出していないのかなと思ったのですが、これはなかなかいいなと思えるスマホを見つけました。
それは、UMIDIGI A13 Pro Max 5Gです。
RAMは12GB、ROMは256GB 、そしてSoCにはMediaTek Dimensity 900が使われています。
AnTuTuベンチマークでは、50万点近いスコアを出すということもあり、今までのUMIDIGIスマホの中では、かなり高スペックなスマホとなっています。
今回は、UMIDIGI A13 Pro Max 5G レビューをしていきたいと思います。
開封
早速開封していきます。
黄色い箱に入っていて、裏面にはスマホのスペックが書かれています。
このようにスマホが入っています。ケースが取り付けられた状態となっています。
充電器とUSBケーブル、そしてSIMピンが入っています。
充電器の仕様は、このようになっています。18Wの高速充電に対応しています。
外観
前面から
シールをまだはがしていません。
5Gに対応しているので、型番にも「5G」の文字が入っています。
下から
マイク、USB Type-C、スピーカーがあります。
スピーカーは、ステレオではありません。音質は、ごく至って普通と言った感じでしょうか。
右から
ボリュームボタンと、電源ボタン(指紋認証センサーをかねる)があります。なお、指紋認証センサーの精度は、あまり良くないような気がします。
上から
マイクの穴、イヤホンジャックがあります。イヤホンジャックがあるのは、うれしいです。
左から
SIMカードスロットがあります。
SIMカードは、2枚使ってしまうと、micro SDカードが使えなくなってしまいます。ただ、ROMの容量が256GBあるので、安心は出来ます。
私は、SIM1にau系の格安SIMを、SIM2に楽天モバイルのSIMを入れて使っています。
残念ながら、5Gのエリアには全く入らない生活を送っているので、5Gにつながったことはありません。
カメラ周辺
メインカメラは6400万画素(f/1.8)
マクロカメラは500万画素(f/2.4)
深度測定カメラは500万画素(f/2.2)
となっています。
カメラの出っ張り
カメラの出っ張りは、見た感じ、かなりあります。
およそ2mmほどあります。
背面から
素材は、ガラスかどうか分からないのですが、少しざらざらした感触がします。
重さ
本体+液晶保護フィルム
217gとなっています。液晶保護フィルムを貼っているとはいえ、メーカーのサイトでは200gとありましたので、ちょっと重いですね。
本体+液晶保護フィルム+付属のケース
付属のケースを取り付けると、238gとなりました。重い部類に入りますね。
スペック
UMIDIGI A13 Pro Max 5G | |
---|---|
OS | Android 12 |
SoC | MediaTek Dimensity 900 |
GPU | Mali-G68 MC4 |
画面 | 6.8インチ 2460×1080ピクセル ノッチ リフレッシュレートを90Hzにすることが可 |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
バッテリー容量 | 5150mAh 18Wでの急速充電 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | (4G) FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 66 TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 (5G) Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n25 / n28 / n38 / n40 / n41 / n66 / n77 / n78 |
カメラ | メインカメラ 6400万画素(f/1.8) マクロカメラ 500万画素(f/2.4) 深度測定カメラ 500万画素(f/2.2) インカメラ 2400万画素(f/2.2) |
防水 | × |
防塵 | × |
サイズ | 幅 76.3mm / 高さ:168.46mm / 厚さ 8.76mm |
重さ | 200g |
本体色 | ブラック、ゴールド |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | Bluetooth 5.2 指紋センサー、近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、電子コンパス |
使用感
何の不満もなくサクサク動く。ベンチマークをやってみた
私はゲームはやりませんので、ゲームが快適かどうかはよく分かりません。
私の使い方は、ナビやSNS、YouTubeやTikTokなどの動画閲覧、webサイト閲覧などですが、こんな負荷の低い使い方でも、スペックが低めのスマホでは、アプリの起動が異様に遅かったり、動きがカクついたり、アプリの切り替えが遅かったりして、イライラすることがあります。
でも本機では、そのようなことも無く、ストレスなく使うことが出来ます。
例えば私は、Twitterアプリのスクロールでカクつくかどうかを、スマホがサクサク使えるかの一つの基準にしているのですが、カクつくことはほとんどなく、快適にスクロールさせることができました。
そのあたりのことを、ベンチマークで確認してみましょう。
AnTuTuベンチマーク(V9.5.4)
GeekBench 5
カメラのシャッター音はしない、でもスクリーンショット音はする
カメラのシャッター音がしなくて喜んでいたら、スクリーンショットの音が鳴るんですよね。
この場合は、過去記事の方法で、スクリーンショットの音を消すことが出来ます。
楽天モバイルは使えるのか?
楽天モバイルは使えるのか?
結論から言うと、使えます。ただ、私の環境のせいか、バンド3にほとんどつながらす、バンド18につながってしまうんですよね。
バンド18の電波が来ていないところでは、バンド3につながるのかな?
とにかく、バンド3につながらないと、本当の意味で楽天モバイルが使えているとは言えません。
この改善策として、次のような方法をためしてみました。
1 「MTK Engineering Mode」のアプリを起動し、「EngineerMode」に入り、「BandMode」をタップする。
2 楽天モバイルのSIMカードが入っているスロット(SIM2スロットだったら、SIM2)をタップする。
3 「LTE MODE」から、バンド18とバンド26のチェックを外す。
4 最後に「SET」をタップする。
5 しばらく(長ければ1分ちょっとくらい)待つと、バンド3に接続される。
これで私の環境では、常時バンド3につながるようになりました。
なお、再起動すると、電波がつながるのに1分ちょっとくらいかかります。
「設定」の項目がちょっとかわった
画像が長くなりますが、「設定」をタップしたときの画面です。
所々日本語化されていない項目がありますが、使われている単語自体は簡単なものなので、予想はつくと思います。
この中で、面白そうだと思った機能は、「Memory expansion」です。
日本語に訳すと、「メモリー拡張」となります。
おそらく、ROMの一部を使って拡張をするのではないかと思われますが、実際のところは不明です。
本機は12GBもメモリを積んでいるので、さらにメモリを拡張する必要があるのかどうかは分かりませんが、機能としてはついています。
5GBに設定して、AnTuTuベンチマークをやってみました。
(拡張前)493656
(拡張後)498116
これは誤差の範囲ですね。
このメモリ拡張の機能を使う必要性は、あるのでしょうか?
画面のリフレッシュレートを90Hzにできる
通常では、リフレッシュレートは60Hzですが、本機では、90Hzにすることができます。
「設定」ー「ディスプレイ」ー「詳細設定」ー「Screen refresh rate」で、設定画面になります。
リフレッシュレートを90Hzにすると、画面の表示が60Hzの時と比べて、なめらかに表示されるようになります。ただ、カクつくときがまれにあります。はぼなめらかな90Hz表示なので、少しくらいは気にならないですが、気になる方はご注意ください。
充電速度は?
本機は、18Wでの充電に対応しています。
バッテリーが40%から100%になるまで、専用充電器を使い、1時間30分かかりました。
途中、かなり温度が高くなり、持っていて熱いと感じました。
テザリングはできるのか?
楽天モバイルをデータ用SIMに設定しているので、楽天モバイルでのテザリングの検証となります。楽天モバイルのサイトを参考に設定をして、確認をしましたが、テザリング機能はきちんと働いていました。
NFCに対応していない
マイナンバーカードを読み取らせようとすると、本機は対応していなくて、出来ませんでした。
おサイフケータイ機能はなくても、NFCに対応していれば、マイナンバーカードを読み取ったりも出来るので、この点は残念です。
たまにフリーズする?
頻度は不明で、私の場合まだ1度しか経験が無いのですが、端末がいきなり再起動してしまうことがありました。
私の場合、YouTubeを見ているときに、いきなり再起動しました。
この端末の不具合なのか、それともたまたまなのかは分かりません。
技適マークはあるのか?
技適マークは、ちゃんとあります。
位置情報、電子コンパスの正確性
ナビを試しにやってみました。
位置情報に関しては良いと思いますが、電子コンパスに関しては、キャリブレーションしてもなかなか補正されません。ただ、きちんと補正されれば、快適にナビを使うことができました。
欠点もある
欠点と言えば、ケースや保護ガラスがほとんど販売されていない点ではないでしょうか。
日本のAmazonでも、AliExpressでも、ほとんどありません。
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
16Mサイズで撮影しています。
まとめ
UMIDIGI A13 Pro Max 5G は、そこそこ高スペックで、快適に使えるスマホの部類に入るのではないでしょうか。
もちろん、使用目的にもよると思いますが、私は使っていて、ストレスを感じる場面は、ほとんどありませんでした。メインスマホとしても使えると思います。
SoCがMediaTek Dimensity 900、RAMは12GB、ROMは256GBと、十分な性能を秘めていると思います。
似たような名前のスマホがUMIDIGIから発売されていますが、本機は「UMIDIGI A13 Pro Max 5G」となりますので、ご注意を。
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