AQUOS sense7 plusは、ソフトバンクから販売されているスマートフォンです。
AQUOS senseシリーズは、以前より各キャリアなどから販売されていましたが、このAQUOS sense7 plusは、ソフトバンクからのみ販売されています。
AQUOS sense7 plusの特徴としては、
・長いバッテリー持ち
・きれいなIGZO OLEDディスプレイ
・大型センサーカメラによる、美しい写真
などが上げられます。
ここでは、それぞれの特徴に触れながら、レビューをしていきたいと思います。
開封
このような箱に入っています。箱はかなり小さく、充電器やUSBケーブルなどは付属していません。
外観
背面より
カメラ2つとLEDライトがあります。
カメラ部分
メインカメラは、左上ではなく、中央上部にあります。また、メインカメラの横に、広角カメラがあります。メインカメラ部分におサイフケータイのマークがあります。
メインカメラは5030万画素、広角カメラは800万画素となっています。
正面より
フロントカメラはノッチとなっています。
写真では伝わらないのですが、画面表示はかなりきれいです。ちょっと色が濃いかなと思いますが、設定でより自然な色合いなど、好みの色合いに変えることができます。
下部より
スピーカー、USB Type-Cポート、イヤホンジャック、マイクがあります。
スピーカーは、正面上部にもあり、ステレオで音楽などを楽しむことが出来ます。スピーカーの音質は、「AQUOS史上最高のサウンド」とうたっていますが、実際はごく普通と言った感じです。
廃止されがちなイヤホンジャックが、きちんと搭載されています。
左側面より
左側面には、何もありません。
右側面より
上から順に、ボリュームボタン、電源ボタン、指紋認証センサーとなっています。Androidの標準的なボタンの並び方となっています。
指紋認証センサーは、凹凸がなく操作しにくかったのですが、別途ケースをつけることにより、若干操作がしやすくなりました。ここは電源ボタンと指紋認証センサーをかねたものにした方が使いやすいのではないかと思います。
Googleアシスタントを起動するような、あまり使わないボタンがないのは好印象です。
上部より
SIMカード・microSDカードトレイがあります。この部分はSIMピンがなくても、爪などで開けることができます。また、電源ON中に取り出しても、再起動することはありません。
カメラの出っ張り
カメラの出っ張りは、約2mmあります。カメラが中央にあるため、背面を下にして机の上などに置いても、ぐらぐらすることはありませんが、保護する意味合いも込めて、ケースは取り付けたいところです。
重さ(実測値・画面の保護ガラス付き・ケースなし)
スペック
AQUOS sense7 plus | |
---|---|
OS | Android 12 → Android 13 |
SoC | Snapdragon 695 5G |
GPU | Adreno 619 |
画面 | 6.4インチ IGZO OLED 2340×1080ピクセル |
RAM | 6GB LPDDR4x |
ROM | 128GB UFS2.2 |
バッテリー容量 | 5050mAh |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 3G :1/2/8 4G :1/2/3/8/12/17/38/41/42 5G:n3/n28/n88/n78 |
カメラ | メインカメラ:5030万画素(f/1.9) 広角カメラ:800万画素(f/2.4) インカメラ:800万画素(f/2.0) |
防水・防塵 | IPX5/IPX8/IP6X |
耐衝撃 | MIL-STD-810G準拠 |
サイズ | 幅76mm / 高さ 160mm / 厚さ 8.2mm |
重さ | 172g |
本体色 | ディープカッパー、シルバー、ブラック |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | 急速充電対応 なめらかハイスピード表示(120Hz) ステレオスピーカー 顔認証(マスク対応) |
ベンチマーク
AnTuTu benchmark V10.0.3-OB3
AnTuTu benchmark V9.6.2
AnTuTu benchmark Storage Test V10.0.3-OB3
GeekBench 5.5.1
GeekBench 6.1.0
使用感
きれいな画面とよくもつバッテリー
画面については、色彩階調10億色、IGZO OLED、動画専用プロセッサ搭載とメーカーも強調しているとおり、その表示にはとても満足です。
上のほうでも書いたのですが、標準だとちょっと色が濃いかなと感じます。ですが、設定でより自然な色合いなど、好みの色合いに変えることができます。
また、省エネであると同時に、バッテリー容量は5050mAhと大容量であるため、バッテリーのもちがとてもよいです。
下のグラフは、ほぼ連続して使った時のバッテリの減り具合です。
このときの使い方は、webサイトやTwitter閲覧、動画視聴が主で、ゲームはやっていません。
100%から40%になるまでに、約10時間かかっています。
負荷がかかるゲームをすると、減り方はもっと速くなるのでしょうが、体感的にもバッテリーの持ちはとてもよく、あまりバッテリーの減りを心配する必要はないのではないでしょうか。
また、USB PD 3.0に対応しており、充電速度も速くなっています。
次のグラフは、40%から満充電になるまでの、バッテリー残量の推移です。
“神ジューデン”にはかないませんが、十分速い部類に入るのではないでしょうか。
充電中は、画面の下部に、このように受電完了までの時間が表示されます。
ジェスチャーナビゲーションか、3ボタンナビゲーションかを選べる
デフォルトではジェスチャーでスマホを操作するようになっています。今まで通り、戻るボタン・ホームボタン・アプリの切り替えボタンを画面下部に表示させて、使うこともできます。
「設定」ー「AQUOSトリック」ー「クイック操作」ー「システム ナビゲーション」で設定することができます。
写真を撮ってみた
「1/1.55インチの大型センサーを使用」「全画素使用の像面位相差オートフォーカス方式対応」とうたっており、カメラの画質は、普通にきれいだと思います。
以下、AQUOS sense7 plusで撮影した写真です。
クリックすると、元の画像が表示されます。
ナビは快適に使えるか?
方向音痴な私にとって、電子コンパスや位置情報が正確であることは、スマホ選びでは必須な条件となっています。
AQUOS sense7 plusでは、電子コンパスや位置情報はほぼ正確で、安心してナビを使うことができました。
モバイルPASMO・モバイルSuica両方1枚ずつ発行可能
おサイフケータイでは、モバイルPASMO・モバイルSuica両方1枚ずつ発行することが可能です。
リフレッシュレート120Hzのなめらかな画面表示
「なめらかハイスピード表示」で、アプリごとに、なめらかに表示させるのかどうかを設定することができます。
省電力IGZO OLEDと5050mAhの大容量バッテリーにより、なめらかハイスピード表示をさせても、バッテリーのもちは十分にあります。
また、動画のなめらかさもアップさせることができます。
電池の劣化を抑える「インテリジェントチャージ」機能
スマホは、2年くらい使っていると、バッテリーがへたってきます。
AQUOS sense7 plusでは、電池の劣化を抑える「インテリジェントチャージ」機能により、3年後の電池寿命を90%以上維持してくれます。
インテリジェントチャージ機能とは、充電を90%で停止させ、その後は充電器からの直接給電に切り替える機能です。
長持ちバッテリーのほかに、長寿命という特徴もあり、安心して長くスマホを使い続けることができます。
DSDV対応、でも楽天モバイルでは使うことができない?
私は当初、NUROモバイル NEOプラン(ソフトバンク回線)のSIMカードを挿入し、eSIMに楽天モバイルを設定して使おうと思っていました。
AQUOS sense7 plusは、楽天モバイルのバンド3にも対応しており、楽天モバイルで使えるという予測がありました。
しかし、楽天モバイルをeSIMに設定し、どう設定を変えようとも、楽天モバイルの回線(通話やデータ通信)を使うことが出来ませんでした。
ただ、eSIMではなく、楽天モバイルのSIMカードを挿入したところ、通話やデータ通信をすることができました。
この辺の挙動については、どうしてなのかよく分からないのですが、楽天モバイルのサイトで、AQUOS sense7 plusへの対応状況を確認したところ、このような対応状況になっていました。
キャリアとしては、4Gデータ通信や通話は使えないとしているので、使用は控えた方が、トラブルを考えると、よいのかもしれません。
その他、ドコモやau系の格安SIMでは、ドコモやauのプラチナバンドに対応していないため、使用するのはやめておいた方がよいのではないかと思われます。
Widevine L1に対応
Widevine L1に対応しています。
AQUOS独自機能で、使いやすさアップ!
設定に「AQUOSトリック」という項目があり、AQUOS独自の機能で、スマホの使いやすさをアップさせることができます。
機能の項目は全部で15個あります。おすすめ機能は太字にしてあります。
・リッチカラーテクノロジーモバイル
画面の表示と画質を、用途に合わせて設定できます。
・なめらかハイスピード表示
アプリや動画で、なめらかな操作や映像を体験できます。
・ロック・ホームフォトシャッフル
設定した間隔で、ロックやホームの壁紙を切り替えます。
・指紋センサーとPayトリガー
すばやくロック解除や、アプリの起動ができます。
・スクロールオート
記事やSNSを自動でスクロールさせ、流し見できます。
・Clip Now
画面の端を長押しすると、スクリーンショットが撮れます。
・ゲーミングメニュー
ゲーム中に役立つ機能が設定できます。
・クイック操作
やりたいことがすぐ出来る操作設定です。
・AQUOS HOME
標準的な操作感を備えたホームアプリ
・S-Shoin
今までのAQUOSで慣れた方におすすめのキーボード
・かんたんモード
ホームのアイコンや文字を大きく見やすくします。
・Bright Keep
画面点灯を自動で制御して、快適に使うことができます。
・テザリングオート
設定した場所でテザリングを自動でONすることができます。
・インテリジェントチャージ
電池をいたわって充電し、長持ちさせます。
・ロボクル設定
ロボクルの設定を行います。
個人的に、キーボードはATOK、ホームアプリはNova Launcherをおすすめします。
価格は?
SoftBankオンラインショップでは、69840円で販売されています。
中古ショップやフリマアプリなどでは、新品が30000円前後で販売されています。
まとめ
AQUOS sense7 plusは、ソフトバンクやソフトバンク系MVNOで使おうと思っている方々には、よりよい選択肢の中に入る機種です。
逆に、楽天モバイルでは使えず、また、ドコモやauのプラチナバンドにも非対応で、注意が必要です。
性能は、高負荷ゲームが快適に遊べるほどではありませんが、日常的なwebサイトやTwitter閲覧、動画サイトの視聴などでは、特に問題を感じることはありません。むしろ、バッテリー持ちがよいので、快適に使えるのではないかと思います。
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