UMIDIGIから、普段使いには困らない、お手頃価格のスマホが発売されています。
そのスマホとは、「UMIDIGI G3 Max」です。
RAMは8GB、ROMは128GB、バッテリー容量は5150mAh、電子コンパス内蔵と、1万円台のスマホとしては、十分な性能です。
OSにはAndroid 13、SoCにはUNISOCのT606が使用されています。
今回は、このUMIDIGI G3 Maxのレビューとなります。
開封
開封していきます。
こんな感じの、きれいな色の箱に入っています。
付属品です。
充電器、USB Type-Cケーブル、SIMピン、冊子と、標準的な内容です。
充電器の出力は、5V/2Aとなっています。
外観
正面から
画面はきれいに表示されます。サイズは6.6インチで、ノッチは水滴型となっています。
最初から貼ってある液晶保護フィルムは、指紋が目立ちます。他の保護フィルムなり、保護ガラスに貼り替えた方がいいと思います。
下部から
マイク、USB Type-Cポート、スピーカーがあります。スピーカーの音質は、よくも悪くもなく、ごく普通といった感じです。
USB Type-Cポートは、映像出力には対応していません。
右側面から
音量ボタン、電源ボタンがあります。
電源ボタンが指紋認証センサーをかねています。
上部から
マイク、イヤホンジャックがあります。
個人的に、イヤホンジャックは下部についていた方がいいなと思っています。ポケットに入れたときなど、下部についていると取り外しがすぐにできるからです。
左側面から
nanoSIMカード/microSDカードスロットがあります。
nanoSIMカードを2枚使用すると、microSDカードを使用することはできません。
でも、ROMが128GBあるので、通常使用でそんなに困ることはないのかなと思います。
背面から
技適マークなどが印刷されているシールがあります。
技適マークは、本体の設定でも確認できるので、このシールははがしてしまっても問題はないと思います。
本体は、表面が少しでこぼこしていて、独特の感触があります。
カメラ周辺
5000万画素(f/1.8)のメインカメラと、200万画素(f/1.8)の被写界深度用のカメラがあります。
重さ(実測値)
本体+液晶保護フィルムの重さです。約193gでした。
スペック
UMIDIGI G3 Max | |
---|---|
OS | Android 13 |
SoC | Unisom T606 |
GPU | Mali-G57 |
画面 | 6.6インチ 2408×1080ピクセル IPS液晶 |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
バッテリー容量 | 5150mAh |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 3G :1/2/4/5/8 4G :1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28A/28B/66/38/40/41 5G:非対応 |
カメラ | メインカメラ 5000万画素(f/1.8) 被写界深度用 200万画素(f/2.4) インカメラ 800万画素(f/2.2) |
防水・防塵 | × |
耐衝撃 | × |
サイズ | 幅 75mm / 高さ:164mm / 厚さ 8.8mm |
重さ | 192g |
本体色 | アイスブルー、他? |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | GPS Bluetooth 5.0 加速度センサー、近接センサー、照度センサー 電子コンパス 指紋認証、顔認証 |
ベンチマーク
AnTuTuベンチマーク(V9.6.2)
AnTuTuベンチマーク(V10.0.7-OB7)
Antutu Storage Test (V10.0.7-OB7)
Geekbench 6.1.0
使用感
ごく普通のスマホ
メインスマホとして、POCO X4 GTを使っている身としては、若干のもっさり感があることは否定できませんが、通話やメール、SNS、動画視聴などの普段使いであれば、困ることはない動作速度です。
というか、けっこう多い、UNISOC・T6xxスマホであれば、このような使い方ではあまり困ることはないと思います。
最近の実感としては、UNISOCのT6xxが使われているスマホやタブレットがあふれ、どれもこれも同じような仕様のスマホが多く、なんだかつまらないなぁと感じています。
ナビの精度
この価格としては珍しく、電子コンパスが内蔵されているので、ナビ必須の私にとって、よい端末であるかどうかを体感してみました。
電子コンパスの精度は、イマイチといった感じです。ナビの使い始めは、地図がぐるぐると回ってしまい、使い物にならないのですが、時間がたつと落ち着き、最終的には十分に使える精度になりました。
位置情報には、特に問題を感じることはありませんでした。
電子コンパスの最初の不安定さがなければよいのですが、イマイチといった感じです。
バッテリーの充電が遅い
充電器の出力が5V/2Aとなっていることからも分かるとおり、充電速度は遅いです。
最近は充電速度の速さを売りにしたスマホも多い中、5V/2Aの出力での充電は、非常に遅く感じます。
そのかわり、バッテリーは長持ちする部類に入ると感じました。
ドコモとauのプラチナバンドには非対応
ドコモとauのプラチナバンドには対応していません。
使うなら、SoftBank系の格安SIMで使うのがよいでしょう。
楽天モバイルに対応しているも……
楽天モバイルでの通信に対応しているようなので、これはいいかもと思っていたら、通話ができませんでした。
UNISOCスマホは、VoLTEに対応していないので、これでは使えません。
この解決策は、以下の通りです。
VoLTEを有効にする方法
まず、「EngineerMode」を立ち上げます。
通話アプリを立ち上げ、
*#*#83781#*#*
と入力します。
すると次のような画面が表示されます。
画面を下にスクロールさせていくと
「VoLTE/VoWIFI Setting」という項目があるので、そこをタップします。
すると、次のような画面が表示されます。
「Volte Enable」
「VoLTE WhiteList Enable」
をそれぞれONにします。
「Volte Enable」をONにすると、再起動してしまうので、最初に、下の「Volte WhiteList Enable」をONにした方がよいでしょう。
「Volte Enable」が最初からONになっている場合は、一度OFFにして、またONにするとよいです。
この設定で再起動をすると、楽天モバイルや他キャリアでも、VoLTEが使えるようになります。
試しに楽天モバイルの回線から発信してみましたが、問題なく通話することができました。
Widevine L3
Widevine L1には非対応です。
RAMの拡張ができる
最近のはやりの機能である、RAMの拡張ができます。
RAMが8GBあるので十分だと思うのですが、効果のほどはわかりません。
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
バグなのか、端末を横にして撮ったときのウォーターマークが半分表示されていません。
まとめ
Amazonで1万円台半ばで買えるスマホとしては、十分な性能を持っていると思います。というか、1万円台でこれだけの性能のスマホが買えるのは、なかなかいい時代になったと思っています。
凝ったゲームがやりたい、とてもきれいな写真が撮りたいなどといった用途には向かないと思いますが、それを求めなければ、不満なく使っていくことができるでしょう。
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