Helio G99が使われているタブレットは、ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Proだけではありません。
他にも使われているAndroidタブレットはいくつかありますが、その中でも今回は、11インチタブレットの「DOOGEE T30 pro」のレビューをしていきたいと思います。
持ち歩かず、自宅で据え置きで使う場合は、11インチくらいの画面が大きめのタブレットの方がよいでしょう。
「DOOGEE T30 pro」は、RAMは8GB、ROMは256GB、液晶の解像度は2560×1600、バッテリー容量は8580mAhで33W充電に対応と、格安タブレットの中では、かなりの高スペックな部類に入ると思います。
どんな使い心地なのかを、確かめてみたいと思います。
開封
箱・付属品
本体や付属品は、かなり大きめの箱に入っています。
本体は、白い袋の中に入っています。
なお、ケースは標準でついています。
こちらが、標準でついているケースです。後ほど書きますが、致命的な欠点があります。
付属品です。ACアダプタ、USB Type-C to Type-Cケーブル、冊子、SIMピン、スタイラスペンなどが入っています。
ACアダプタは、33W出力に対応しており、高速充電をすることができます。
標準のケースを取り付けているところです。
このケースの欠点は、折り返して使うと、画面がスリープモードに入るということです。
ケースにマグネットが内蔵されていて、このマグネットによって画面の点灯・消灯をさせているのですが、このマグネットの磁力が強すぎるのか、位置がわるいのか、この写真のように折り返すと、マグネットに反応して、画面が消灯してしまいます。
この不具合は、UMIDIGI A13 Tabのケースにもありました。
スタイラスペンは、片方がボールペンになっているもので、高級なものではありません。
外観
正面より
※ 液晶保護ガラスを貼っています。
11インチと画面は大きく、解像度も2560×1600と高めで、とてもきれいに表示されます。
下部より
マイクと、キーボードへの接続端子があります。
右側面より
スピーカー、USB Type-Cポート、nanoSIM/microSDカードトレイ、イヤホンジャックがあります。
スピーカーの音質は、ごく普通といった感じです。左右合わせて4つありますが、そんなに高音質というわけではありません。
nanoSIMカードを2枚挿入すると、microSDカードが挿入できなくなってしまいます。
上部より
マイクとボリュームボタン、電源ボタンがあります。
左側面より
スピーカーがあります。
背面より
技適マークが印刷されているシールが貼られています。
カメラ周辺
メインカメラは2000万画素、マクロカメラは200万画素となっています。
重さ(実測値)
本体+液晶保護ガラスの重さです。
プリインストールアプリ
スペック
DOOGEE T30 pro | |
---|---|
OS | Android 13 |
SoC | Unisoc T616 |
GPU | Mali-G57 |
画面 | 11インチ 2560×1600ピクセル IPS液晶 |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
バッテリー容量 | 8580mAh 33W PD充電対応 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 3G :1/2/4/5/8 4G :1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/25/26/28A/28B/66/34/38/39/40/41 5G:非対応 |
カメラ |
メインカメラ 2000万画素(f/2.6) |
防水・防塵 | × |
耐衝撃 | × |
サイズ | 幅 257mm / 高さ:168.7mm / 厚さ 7.6mm |
重さ | 543g |
本体色 | ブルー、グレー、グリーン |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | GPS Bluetooth 5.2 加速度センサー、照度センサー、近接センサー |
ベンチマーク
AnTuTuベンチマーク(V9.6.2)
AnTuTuベンチマーク(V10.0.7-OB7)
AnTuTu Storage Test(V9.6.2)
Geekbench 6.2.0
使用感
サクサク使えて、完成度も高い
SoCがHelio G99ということもあり、重量級のゲーム以外でしたら、不満なく使えるほどサクサクと動きます。また、画面が大きくきれいで、解像度も2560×1600と高めということもあり、満足感を高めてくれます。画面が大きいことは、電子書籍を読むときや、動画を鑑賞するときにその力を発揮します。快適そのものです。
画面のリフレッシュレートが90Hzとかだと、さらに快適に使えると思うので、この辺は頑張ってほしかったです。
バッテリーのもちはなかなかよく、また、少なくなっても、33Wの高速充電で充電することができます。
カメラの写りは、はっきり言ってそこまでよくありません。特に暗いところでの撮影は苦手です。
全体的に、不満なく使え、完成度は高いと感じました。
バッテリーはよくもつ
本機のバッテリー容量は8580mAhです。タブレットの中でも容量は大きい方です。
実際に使ってみた感じですが、減りはそんなに速いとは感じませんでした。
PCMARK for AndroidのWork 3.0 battery lifeで、バッテリーのもちを調べてみました。
(液晶の輝度を50%にした時)
9時間36分という結果で、10時間にはあと一歩で届きませんでしたが、十分なバッテリーもちだと思います。
バッテリーの充電時間
本機は、33Wでの高速充電に対応しています。
付属の充電器とケーブルを使い、バッテリーの容量が20%から100%になるまでの時間は、約1時間30分でした。
スリープ時のバッテリーの減り方
だいたい4時間~5時間で1%減っていく感じです。
ナビは快適に使えるか?
本機には、電子コンパスが内蔵されていません。電子コンパス必須の私にとっては、ナビには使えない感じなのですが、位置情報は普通に正確でした。
Widevine L1に対応
Widevine L1に対応しています。
画面分割がかなり快適!
11インチと大きめの画面なので、画面分割が快適です。
画面を横にすると左右に分割され、画面を縦にすると上下に分割されます。
分割する比率も左右に(上下に)変えることができました。
楽天モバイルに対応している
楽天モバイルのSIMカードを挿入すると、時間はかかりますが、正常に認識しました。
VoLTEに対応し、通話やデータ通信機能を使うことができています。
ドコモのプラチナバンドには対応していませんが、au、SoftBankのプラチナバンドには対応しています。
RAMの拡張ができる
最近の機種にはおなじみの機能、RAMの拡張機能があります。
もともと8GBのRAMがあるので、必要となる場面はあまりないのではないかと思われます。
ケースの選択肢がない
完成度の高い端末ですが、ケースの選択肢がほとんどありません。Amazonで探してみても、また、AliExpressで探してみても、似通ったケースしか売っていません。
一番よいのは付属のケースなので、付属のケースを大事に使うしかないですね。
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
まとめ
数日間使用してみましたが、上にも書いたように、かなり完成度の高い端末です。
特に画面の大きさや解像度などには、十分に満足することができます。
iPadだけではなく、据え置きで使うAndroidタブレットもよいかなと思いました。
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