UMIDIGIから、新しいAndroidタブレットが発売されました。その名もUMIDIGI A13 Tabです。
SoCとしてUnisoc T616を搭載した、ミドルレンジのタブレットとなっています。
UMIDIGI A13 Tabの特徴として、OSにAndroid 13を採用、RAM8GB・ROM128GB、7500mAhの大容量バッテリーにより長時間の使用が可能なことなどがあげられます。
今回は、そんなUMIDIGI A13 Tabのレビューとなります。
開封
本体や付属品は、このように黄色くて四角い箱に収められています。
箱の裏側には、スペックなどの情報が書かれています。
いよいよ箱を開封します。
ケースに収められた本体、専用急速充電器、専用USB Type-Cケーブルが入っています。
本体の下には、冊子が入っていました。
専用充電器です。充電器は、18wでの急速充電に対応しています。
外観
前面より
全体的に四角くて、ベゼルは細くありませんが、デザインはかっこいいと思います。
作りは、全体的にしっかりとしています。
画面は普通に明るくてきれいです。特に不満はありません。
インカメラの隣の部分には、通知LEDがあり、充電時や通知があるときなどは光ります。
背面より
IMEIや技適マークなどが印刷されたシールが貼られています。
左上には、最近のUMIDIGI製品には必ずついている「BEYOND DREAMS」の文字があります。
この文字は賛否が分かれると思いますが、直訳すると「夢の向こうがわ」となり、結構いいんじゃないかと個人的には思っています。
付属の専用ケース使用時
このように、普通に本体を立たせることができます。
ケースとしては、記事の後ろの方で書いてある不具合を除けば、いいできではないでしょうか。
カメラ周辺
タブレットではあまり写真は撮らないと思いますが、UMIDIGI A13 Tabには背面にカメラが2つあります。1つはメイン撮影用のカメラ、そしてもう一つは、被写界深度用のカメラです。実質的に、レンズは1つと思ったほうがよいでしょう。
カメラの出っ張りは約2mmあります。
左側面より
スピーカーが2つあります。右側面にもスピーカーが2つありますので、スピーカーは全部で4つとなります。
音質は、ごく普通かと思われます。4つあるからといって、過度な期待はしないほうがよいかと思われます。
インカメラを上にして、本体を横にして持つと、本来のステレオの音楽が楽しめます。本体を縦にしても、出てくる音の場所は変わらないので、ステレオで音声を楽しむ場合は、インカメラを上にして、本体を横にして持つ必要があります。
右側面より
イヤホンジャック、スピーカー、USB type-Cポート、nanoSIMカード/microSDカードトレイがあります。
nanoSIMカードを2枚挿入することができますが、microSDカードを使用すると、nanoSIMカードは1枚しか使うことができません。
下部より
マイクの穴があります。
上部より
マイク、ボリュームボタン、電源ボタンがあります。
本体の重さ(実測値、ケース無し、液晶保護ガラス付き)
スペック
UMIDIGI A13 Tab | |
---|---|
OS | Android 13 |
SoC | Unisom T616 |
GPU | Mali-G57 |
画面 | 10.51インチ 1920×1200ピクセル IPS液晶 |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
バッテリー容量 | 7500mAh |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 3G :1/2/4/5/8 4G :1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28A/28B/66/38/40/41 5G:非対応 |
カメラ | メインカメラ 1300万画素(f/2.2) 被写界深度用 200万画素(f/2.4) インカメラ 800万画素(f/2.2) |
防水・防塵 | × |
耐衝撃 | × |
サイズ | 幅 246mm / 高さ:161mm / 厚さ 7.4mm |
重さ | 510g |
本体色 | グレー |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | GPS、電子コンパス Bluetooth 5.0 加速度センサー |
プリインストールアプリ
ベンチマーク
AnTuTu Benchmark (V9.3.2)
AnTuTu Benchmark (V10.0.6-OB6)
AnTuTu Storage Test (V10.0.6-OB6)
Geekbench 6.1.0
使用感
使い勝手はごく普通で、不満はない
高いiPadを買ったんだけど、結局YouTubeとかTwitterくらいにしか使わなくなることって、わりとあるのではないでしょうか。
UMIDIGI A13 Tabは、動画を見たり、Twitterやwebサイト閲覧をするような使い方では、不満なく使うことができます。
ベンチマークの結果から分かるとおり、重い負荷のかかるゲームなどには向いていません。でも、画面はきれいに表示されますし、操作性にも癖はありません。純粋なAndroidタブレットです。ゲーム以外の使い方であれば、不満なく使うことができると思います。
楽天モバイルに対応
楽天モバイルのSIMカードを挿入し、APNを設定したところ、4Gでのデータ通信、VoLTEでの通話、ともに使えることを確認しました。
その他、OCNモバイルONEのSIMカードを挿入し、APNを設定しました。こちらも4Gでのデータ通信、VoLTEでの通話、ともに使えることを確認しました。ただし、ドコモのプラチナバンドには非対応です。
ドコモやauのプラチナバンドには非対応
ドコモやauのプラチナバンドには対応していません。UMIDIGI製のスマホだと、大体対応させてくるのですが、このUMIDIGI A13 Tabでは、対応していません。この点が残念な点です。
SoftBankのプラチナバンドには対応していますので、例えばSoftBank系の格安SIMで使用する分には、問題ないと思います。あとは、楽天モバイルも、エリア内であれば快適に使うことができると思います。
Widevine L1に対応も……
公式でもうたっているとおり、Widevine L1に対応しています。
しかし、Netflixを使用する場合、再生仕様は次のように表示されます。
Netflix側がUMIDIGI A13 Tabに対応しないと、最大再生解像度はSD画質のままということになります。
RAMの拡張ができる
8GBのRAMが搭載されていますが、これとは別に、内部ストレージを使用してRAMを8GB拡張することができます。
拡張後は、「設定」ー「タブレット情報」から確認すると、8GB拡張されていることがわかります。
拡張されて、どれほど性能の向上につながっているのかなのですが、これはなかなか実感することができません。拡張前後のベンチマークの値を比較しても、誤差範囲の違いしかありません。
専用ケースの不具合
専用ケースのできは、不具合があり、イマイチだと思います。
その不具合とは、ケースを折り返して、背面部分にくっつけると、画面が消えてしまいます。つまり、スリープ状態になってしまうということです。
おそらくセンサーの位置が悪いのでしょうが、私は気になるので、ケースは外して使用しています。
GPSと電子コンパス内蔵
GPSが搭載されているタブレットは割とありますが、電子コンパスが搭載されているのは、タブレットとしては珍しいのではないでしょうか。
位置情報と電子コンパスの正確性を確認してみました。
低価格な端末にはよくあることとして、電子コンパスがあまり正確ではないという点があります。この点に関して、UMIDIGI A13 Tabは特に問題なく、位置情報の正確性も合わさって、快適にナビを使うことができました。
画面の明るさは自動調整されません
照度センサーが搭載されていないため、画面の明るさは、手動で調整する必要があります。
バッテリーのもち
バッテリーが100%の状態から、ほぼ連続して使用して、バッテリーが47%になるのに、約5時間かかっています。この間、ずっと動画を見たり、Twitterをしたりしていました。
単純計算で、連続して約10時間は使うことができるということになります。これは、長持ちバッテリーの部類に入るのではないでしょうか。
※画面の輝度は80%の状態です。
スリープ時のバッテリーの減り方
端末によっては、スリープ時に、使っていないにもかかわらず、どんどんバッテリーが減っていくものもあります。
UMIDIGI A13 Tabの場合は、次のグラフからも分かるとおり、スリープ時のバッテリーの減りは多くありません。
バッテリーの充電速度
バッテリーが40%から100%になるまで、約1時間50分かかりました。
バッテリーの充電について、気になる事がありました。
純正ではない充電器(急速充電対応)を使った場合、グラフがギザギザになってしまいました。
下のグラフの、充電開始直後の部分、充電速度がなだらかな曲線になっていません。途中から純正の充電器に変えたところ、なだらかな曲線になりました。
使った充電器との相性かもしれませんが、充電は、純正の充電器を使った方がよいようです。
緊急SOS機能は、OFFにしましょう
緊急SOS機能とは、電源ボタンを連続5回押すと、緊急通報されるという機能です。
緊急でないとき、例えばバッグの中で電源ボタンが5回連続で押されてしまった場合も、緊急通報されてしまいます。
この機能は、初期状態ではONになっています。誤作動を防ぐためにも、この機能はOFFにしておくことをおすすめします。
カメラで写真を撮ってみた
明るいところでは比較的きれいに撮れる感じがします。暗い場所ではきれいに撮れません。
※画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
まとめ
Amazon価格で2万円台前半ということを考えると、コストパフォーマンスに優れたAndroidタブレットです。
操作性にも特に問題は無く、高スペックを望まないのであれば、購入して満足できるタブレットだと思います。
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