Blackview A100は、RAM 6GB、ROM128GB、そしてSoCには、MediaTek Helio P70が使われています。
ミドルスペックなスマホの中では下の方ではありますが、ひどくもっさりしているわけでもなく、ごく普通に使え、メインスマホとして使える素質もある、結構気になっていたスマホです。
というわけで、今回はBlackview A100のレビューとなります。
開封
本体や付属品は、いつもの白い箱に入っています。
主なスペックです。左上には技適マークのシールがあります。
RAMとROMの容量は、普通に使う分には十分でしょう。
バッテリーは、5000mAhはほしかったです。
本体です。(もともと画面に貼られていたシールは、はがしています。)
付属品です。充電器とUSB Type-Cケーブルです。
充電器の仕様です。バッテリーの容量(4680mAh)からして、もう少し出力が大ききくてもよかったのではないでしょうか。
本体
正面から
パンチホールが見えます。
画面の解像度は2400×1080となっており、きれいに表示されます。
下から
スピーカー、USB Type-Cポート、マイクがあります。
残念ながら、イヤホンジャックはありません。
スピーカーの音質は、いたって普通だと思います。
右から
ボリュームボタンと電源ボタン(指紋認証センサーをかねる)があります。
上から
マイクの穴かな?
一つ穴が開いています。
左から
SIMカード(nanoSIM)とmicroSDカードのトレイがあります。
DSDVに対応していますが、microSDカードを使うと、SIMカードを2枚使うことが出来ません。
背面から
「ONLY THE BRAVE」という文字が刻まれています。
残念なのは、付属のケースの文字と、本体のケースの文字の大きさが違うことです。
ケースを取り付けると、本体の文字の一部が見えなくなってしまいます。
カメラ周辺
メインカメラは1200万画素、広角カメラは800万画素です。深度測定用のカメラの画素数は、調べたのですが、分かりませんでした。
スペック
Blavkview A100 | |
---|---|
OS | Android 11 |
SoC | MediaTek Helio P70 |
GPU | Mali-G72 MP3 |
画面 | 6.67インチ 2400×1080 ピクセル パンチホール |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
バッテリー容量 | 4680mAh ワイヤレス充電には対応していません。 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz、5GHz) |
対応バンド | 4G : LTE:1 / 3 / 7 / 8 / 20 / 40 |
カメラ | アウトカメラ 1200万画素 + 広角 800万画素 + 深度測定用 インカメラ 800万画素 |
防水・防塵 | × |
サイズ | 幅 77.6mm / 高さ 166.3mm / 厚さ 8.8mm |
重さ | 195g |
本体色 | グレー、グリーン、ピンク、ブラック |
USB | USB Type-C(USB 2.0) |
その他 | Bluetooth 4.2 加速度センサー、環境光センサー、近接センサー、磁気センサー ジャイロセンサー |
重さ(実測値)
本体+付属の保護フィルム
本体+付属の保護フィルム+付属のケース
プリインストールアプリ
ベンチマーク
AnTuTu Benchmark V8.5.2
AnTuTu Benchmark V9.1.3
GeekBench 5.4.1
PCMark for Android Benchmark
使用感
意外とサクサク使える
SoCにはMediaTek Helio P70が使われているということもあり、もっさりというわけではありません。それなりにシャキシャキと動いてくれています。もちろん、高スペック機にはかないませんが、この価格ではわりと頑張っている方だと思います。重いゲームなどをしない限りは、不満が出ることは少ないのではないと思います。
本体が薄く感じる
本体の厚さは8.8mmと、そんなに薄い!というわけではないのですが、見た目や手で持った感じが、なんとなく薄く感じます。本体デザインが影響しているのでしょうか?
EngineerModeに入れる
SoCがMediaTek P70ですので、EngineerModeに入ることができます。スクリーンショットの音を消すなどすることができます。
EngineerModeに入るには、次のようなアプリを使います。
スクリーンショットの音を消す
カメラの音は、設定で消すことが出来るのですが、スクリーンショットの音は、通常では消すことができません。
次と同じ方法で、スクリーンショットの音を消すことができます。
au回線で使うことが出来るか?
本機が対応している4Gのバンドは、 1 / 3 / 7 / 8 / 20 / 40 となっています。
SoftBank系の格安SIMであれば、プラチナバンドにも対応しているので、何の問題もなく使用できます。docomo系の格安SIMだと、バンド1と3には対応していますが、プラチナバンドには対応していないので、特に地下や山間部で圏外になる可能性が多くなります。
では、au系の格安SIMでは使えるのか、確かめてみました。
結果、バンド1に接続し、使うことができました。しかし、auのプラチナバンドには対応していないので、圏外になってしまうことが多く、おすすめは出来ません。
設定されているAPN
購入時に、すでにいくつかのAPNが設定されています。
SoftBank系
docomo系
au系
docomoやauのプラチナバンドに対応していない本機ですが、docomo系やau系格安SIMのAPNが、割とたくさん登録されています。これだけプリセットされているならば、いっそのことdocomoやauのプラチナバンドにも対応させればよかったのにと思います。
カメラのピントがすぐに合う
写真を撮っていて気づいたのですが、ピントが合う時間がかなり短いです。
メーカーのサイトによると、0.03秒と書かれてあります。
ピントが合う時間が短いと、快適に写真を撮ることが出来ます。
最大20枚までの連写が可能
設定で、10枚もしくは20枚までの連写を指定することができます。
実際に連写で撮影してみましたが、保存時間も短く、十分使いものになります。
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
広角撮影
ポートレート
夜景
指紋認証は遅い
指紋認証センサーは、電源ボタンをかねているので、右側面にあります。
指紋認証の速度は、はっきり言って遅いです。センサーに指を置いて1秒くらいしたら、ロックが解除されます。
ナビは、電子コンバスがやや不安定
ナビを使うことが多いので、位置情報と電子コンパスの正確性を重視しています。
ナビを試してみましたが、位置情報に関しては大きな問題はありませんでしたが、電子コンパスは、時々不安定になることがありました。
緊急地震速報を受信
21年11月1日に発生した地震の、緊急地震速報を受信することができました。
バッテリーは長持ち
バッテリーの容量が5000mAhのスマホもたくさん出ている中、本機の4680mAhという容量は、大きいものではありません。ですが、スマホ全体で見ると、割と大きい部類に入ります。実際に使ってみても、バッテリーがすぐになくなる感じはなく、平均的な使い方ならば、一日は十分にもつのではないでしょうか。
謎の設定がある
システムの設定に、見慣れない設定項目があります。
どちらも、スマホのパフォーマンスをアップさせる設定のようですが、どういった働きをするのかがよく分かりません。
アプリを無効化するアプリ「凍結室」
アンインストールしたくても出来ないアプリを、無効化するアプリがインストールされています。
「凍結室」というアプリです。
無効化したいアプリを、「追加」をタップして、登録していきます。
アプリやウィジェットなどが正常動作しないとき
通常であれば、自動的に起動するアプリが起動しなかったり、ウィジェットの動作がおかしい時があるかもしれません。
そんなときは、「システムスチュワード」というアプリで、解決できるかもしれません。
まず、システムスチュワードを起動します。
すると、次のような画面が表示されます。
右下の「アプリ管理」をタップします。
すると、次のような画面が表示されます。
上から2番目の「自動起動管理」をタップします。
すると、アプリの一覧が表示されます。
最後に、自動起動させたいアプリや、動作がおかしいウィジェットの項目をONにします。
まとめ
特に気になる点もなく、普通に使えるAndroid機です。メーカー独自のカスタマイズはされていますが、それも最小限で、わりと素のAndroidに近い感覚で使うことが出来ます。
ゲームをしない私的には、メインで使っても問題はない感じです。
ただ、価格で見ると、本日10月31日現在、Amazon価格で23000円以上します。この価格で買うならば、探せばもっと高スペックなスマホが買える可能性があります。
セール価格に期待したいところです。
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