私が現在使っているパソコンは、LIFEBOOK P772/Fです。
スペックとしては、CPUがCeleron877と、Windows10は動くけれども、負荷が高いアプリの実行には向いていません。
また、ワードやエクセル、webサイト閲覧など、少し動作に引っかかりを感じるときがあります。
動作がもっさりな一番の原因は、読み書き速度が遅いHDDです。速度が遅いため、Windowsやアプリの起動などに、とても時間がかかってしまいます。
そこで、HDDと比較して速度が速いSSDと交換して、パソコンの動きを速くすることにしました。
HDDのクローンを作成する
使用するソフト
SSD化をするにあたり、HDDのデータをすべてSSDにコピーするソフトが必要となります。
今回は、バックアップソフト「EaseUS Todo Backup」を使います。
「EaseUS Todo Backup」でできること
・ディスク/パーティションバックアップ
・システムバックアップ
・ファイルバックアップ
・メールバックアップ
・スマートバックアップ
・クローン
・システムクローン
今回は、「クローン」機能を使い、HDDのクローンを作成していきます。また、「EaseUS Todo Backup」は、バックアップソフトでもあります。この際、バックアップの環境も整えていきたいと思います。
SSDの購入
まずはSSDの購入です。
Officeやメール、webサイト閲覧が主な使用目的なので、SSDの容量は多くなくても大丈夫、ということで選んだのが、このSSDです。
SSDを外付けケースに入れる
今回購入したSSDは、こちらとなります。
外付けケースをパソコンに接続する
外付けケースをパソコンに接続したら、「EaseUS Todo Backup」を起動します。
「EaseUS Todo Backup」を起動する
起動したら、矢印の項目「クローン」をクリックします。
次に、クローン元のHDDにチェックを入れます。
右下の「次へ」をクロックします。すると、次のような画面が表示されます。
表示では「ハードディスク」となっていますが、実際にはSSDのことです。クローン先のSSD(HDD)にチェックを入れます。
その際、「高度なオプション」をクリックし、「SSDに最適化」にチェックを必ず入れましょう。
なお、SSDとHDDの容量が違う場合でも、自動的にパーティションが適切に設定されます。
右下の「次へ」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
「実行」をクリックすると、クローン化が開始されます。
HDDがSSDにクローンされていきます。
クローンに必要な時間は、パソコンのスペックや使用しているHDD・SSDによって違ってきます。私の場合は、25分くらいでクローン化が完了しました。
SSDをHDDと入れ替える
クローン化が終わったら、いよいよSSDをHDDと入れ替えます!
高速化を調べてみる
早速パソコンを起動し、どれだけ高速化されたかを確認していきます。
私が一番いらいらしていたのは、「パソコンが起動する時間が遅い」という点です。そこで、「パソコンを起動させ、アクセスが落ち着くまでの時間」を比較していきます。
HDDの場合
SSDの場合
6分7秒から1分48秒、なんと3倍以上も速くなりました!
実際にソフトを起動させても、HDDの時と比べて、その起動がとても速くなっています。
SSD化は、遅いパソコンを高速化する、とても有効な方法です。
バックアップ環境を整える
私の場合、バックアップは、データをファイル単位で行うことが多いです。
「EaseUS Todo Backup」では、わずか数ステップで、簡単にバックアップをすることができます。今回は、ファイル単位でのバックアップをしていきます。
バックアップをしていく
まず、バックアップするファイルの指定と、バックアップ先の設定を行います。
ソフトを起動させたら、左の項目「ファイルバックアップ」をクリックします。
すると、次のような画面が表示されます。
まず、画面左から、バックアップしたいフォルダやファイルを指定し、画面右下の「参照」をクリックし、どこに保存するかを指定します。
それが終わりましたら、画面右下の「実行」をクリックします。
すると、バックアップが始まります。
バックアップに必要な時間は、ファイルの容量によります。
バックアップが終了しました。
手動でのバックアップが面倒な場合は、オプションの設定として、定期的にバックアップをとる設定にすることができます。
まとめ
今回は古いパソコンのSSD化を行いました。
SSD化によるパソコンの高速化は、古いパソコンだけで有効なわけではありません。もちろん、現在売られている最新のパソコンでも、有効な方法です。
また、データは故障や誤操作などにより消失してしまうことがあり、データのバックアップはまめにとる必要があります。
今回使用したソフト「EaseUS Todo Backup」は、操作方法がわかりやすく、最小限のステップでバックアップをとることができます。いざというときのために備えておきたいソフトです。
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