私が今メインで使っているノートPCは、VersaPro(VK27MX-K)です。
SSD化、メモリの増設を果たし、動作速度のアップを果たしたところです。快調です。
ところでこのPC、内部をよく見ると、CPUが交換できそうなのですよ。
CPUファンにつながるヒートシンクの下には、Core i5-4310Mが埋まっています。
交換できそうな上位CPUを探したところ、「Core i7-4702MQ」がありました。
フリマやヤフオクを見ると、どれも1万円前後で取引されています。
結構希少なCPUのようです。
動画のエンコードも始めたと言うことで、動作するかどうかは分からないけど、CPUを交換し、さらなる動作速度アップに挑戦してみることにしました。
CPU交換の手順
こちらが入手したCore i7-4702MQです。
久しぶりにノートPCのCPU交換です、ドキドキします。
CPUファンとヒートシンクを取り外す
CPUファンは、取り外すネジは、見ればすぐに分かります。2本のネジを外し、CPUファンを取り外します、電源とつながっているコードを切らないように、慎重に作業をします。
次にヒートシンクです。
ヒートシンクには「1,2,3,4」と言う数字が書かれているので、その順番にネジを緩めていけばよいでしょう。
全部のねじを外したら、ヒートシンクを取り外します。
Core i5を見ることができます。
CPUを取り外す
CPUは、マイナスドライバーを使い、回る方に回していきます。(左右どっちに回したのか、忘れてしまったのです……。)
回らないぞと思ったら、反対方向に回してみてください。
これ以上ドライバーが回らないという状態になったら、CPUが取り外せます。
Core i7-4702MQを取り付けて、元に戻す。
Core i7-4702MQを取り付けます。
先ほどゆるめたネジをしめ、CPUをセットします。
次に、CPUグリスを塗り、ヒートシンクとCPUクーラーを取り付けていきます。逆の手順で元の状態に戻します。
2021.1.23 追記
機種は違いますが、同じVersaProのCPU交換をした動画はこちら。
内部は本機種とほぼ同じなので、参考になると思います。
動作確認をする
いよいよ電源を入れ、CPUを正常に認識しているかどうか、確認します。
待つこと数秒、正常にPCが立ち上がりました!
確認すると、確かにCore i7-4702MQと認識されています。
性能の向上を調べる
どれだけ処理能力が上がったのか、動画のエンコードをして、調べてみることにします。
同じ動画(8分29秒)を、同じ条件でエンコードして、かかった時間を計りました。
- Core i5-4310M
8分41秒 (CPUの最高温度 67℃) - Core i7-4702MQ
5分35秒 (CPUの最高温度 75℃)
圧倒的に、Core i7-4702MQの方が、エンコードの速度が速いです。
まとめ
ノートPCは、拡張性があまりなく、せいぜいHDDをSSDにしたり、メモリを増設する位しかできません。でもたまに、CPUが交換できそうな感じに配置されているものがあります。すでに半田付けされているCPUは交換できませんが、今回のように、取り外して交換できるものもあります。その場合でも、どのCPUにでも交換できるわけではなく、CPUの世代などにも注意を払う必要があります。
少し古めのノートPCなら、交換できるものが結構あります。ただし、CPUを認識しなかったり、認識しても廃熱が追いつかず、動作不安定になったりすることもありますので、慎重にやっていく必要があります。
こういった感じで、好奇心を満たしてくれるノートPCの交換、私は当分やめることはできません……。
コメント
自分も Core 2 Duo ノートの CPU 交換をしているところです!
おつかれさまです〜