AndroidでもiPhoneでも、端末内のデータの管理は、ファイルが多くなればなるほど、その管理は面倒なものとなってきます。
その中でも、写真に関して言えば、特に管理が難しく、いつの間にか数百枚以上もの写真がたまってしまうことは、よくあるのではないでしょうか。
ここで紹介するデータ管理ソフト「AnyTrans for iOS」は、写真を初めとして、iPhoneの多くのデータをバックアップしたり、転送するなど、簡単にiPhoneのデータを管理できるソフトです。
今回は、この「AnyTyans for iOS」(Windows版)のレビューとなります。
データの管理をする上で、私たちが主に困るのは
- 「カメラの画像」
- 「音楽ファイル」
- 「アプリ」
の管理だと思います。
今回は、この3つについて、みていきたいと思います。
画像の管理
まず、多くの人が陥りやすい、カメラで撮った多量の写真データの管理の仕方から見ていきましょう。
写真データをパソコンに転送し、パソコンでバックアップをする
一番簡単な方法は、iPhoneに保存された写真を、パソコンに転送し、フォルダ分けなどをして整理し、バックアップする方法でしょう。今回は、この方法を見ていきましょう。
AnyTrans for iOSを起動する
起動すると、このような画面が表示されます。
この右上に、写真のアイコンとその上に「291」と文字が書かれています。
これは、iPhoneに保存されている写真の枚数です。
写真をパソコンに転送する
この291枚の写真を、一瞬でパソコンに転送する方法があります。
写真のアイコンの下に、「デバイスデータを1-Clickでコンピュータに転送する」という項目があり、その横に「PCへ」と書かれているボタンがあります。ここをクリックします。
すると、次のように表示されます。
ここでは画像だけパソコンに取り込みますので、「マイフォト」だけにチェックを入れましょう。
そしてその下の「出力先」に、画像を転送したいフォルダを選択し、「次へ→」をクリックします。
すると、データがパソコンに転送されます。
しばらくすると、転送が完了します。
写真を整理する
転送先のフォルダを開くと、「AnyTyans for iOS-エクスポート」と、転送された日付が書かれたフォルダができています。
このフォルダの中に、iPhoneで撮った写真が全部転送されています。
これで、パソコンを使って、写真の整理ができます。
パソコン上に分類のためのフォルダを作って保存したり、いらない写真は削除するなどして、写真を管理していきましょう。
音楽の管理
iPhoneを持っている方は、たいていiPhoneで音楽を聴くでしょう。この音楽も、人によっては100曲以上iPhoneに入れていたりするときもあります。
ここでは、画像の管理とは逆に、音楽ファイルがiPhoneに何も入っていない状態から、iPhoneに音楽を入れるところから始めて見ましょう。
音楽ファイルを、iPhoneに転送する
「AnyTrans for iOS」を立ち上げると、右上に、このように表示されます。
音符のマークで「ミュージック」と書かれているアイコンがあります。数字は何も書かれていません。これは、iPhoneの中には、音楽は何も入っていないということです。
ここに、自分のお気に入りの音楽を入れてみましょう。
iTunesを使うよりも簡単に音楽を入れることができます。
まず、音符のマーク「ミュージック」と書かれているアイコンをクリックします。
すると、次のような画面が表示されます。
右の余白に「曲がありません」と書かれている部分があります。ここに向けて、音楽ファイルをドラッグ・アンド・ドロップしてみましょう。
(下の画像では、著作権の問題で、ジャケット画像にぼかしを入れています。)
すると、「メディアを転送中」と表示され、音楽ファイルがiPhoneに転送されます。
しばらくすると、転送が完了します。
ここで、iPhoneの中に、音楽ファイルが本当に入っているかどうかを、確認してみましょう。
このように、きちんと音楽ファイルが転送されていることが分かると思います。
あとは、iTunesでプレイリストを作り、音楽を楽しみましょう。
アプリの管理
最初は少なかったアプリも、便利なアプリがあると、次から次へと入れてしまい、気がつくとかなりの数のアプリが入っていることがあります。
インストールされているアプリの確認をする
まず最初に、インストールされているアプリの確認をしてみましょう。
「Apps」のアイコンの上に、「33」という数字が表示されています。
これは、アプリが33個、iPhoneにインストールされているという意味です。
どんなアプリがインストールされているのか、確認してみましょう。
「Apps」アイコンをクリックすると、インストールされているアプリが一覧で表示されます。
表の右の方に「アンインストール」「アップデート」と書かれています。
ここで、もう使わないアプリは「アンインストール」をクリックし、アップデートが必要なアプリは、「アップデート」をクリックすると、簡単に作業を行うことができます。
また、アプリを使うとき、「画面のどの位置に、どのアプリを配置するか」が問題になってくると思います。
アプリを、分類別に、使いやすい配置することは、便利にiPhoneを使う上で大切なことですよね。
アプリのアイコンの配置を換える
アプリのアイコンの配置も、「AnyTrans for iOS」で行うことができます。
アプリのホーム画面の右下に「クイックスタート」という項目がありその中に、「ホーム画面管理」のアイコンがありますので、このアイコンをクリックします。
すると、次のような画面が表示されます。
この画面で、アプリのアイコンを移動させることができます。
左側には、画面下に「1」と書いてあり、1ページ目のアイコンを移動させることができます。
また、2ページ目のアイコンを移動させたい場合は、ページ番号「2」をクリックすると、2メージ目のアイコンを移動できるモードになります。
同じページだけではなく、パージをまたいで移動させたり、フォルダを作ったりすることもできます。
まとめ
今回は、
- 「カメラの画像」
- 「音楽ファイル」
- 「アプリ」
の管理について、見てきました。
「AnyTrans for iOS」には、このほかにも機能がたくさんあります。
- フォンスイッチャー……スマホの機種変更時に
- バックアップ管理……バックアップに活躍
- ソーシャルアプリのデータ移行……LINE等のデータ転送やバックアップ
- 動画、音声ダウンロード……動画や音声のダウンロード(法律の範囲内での利用)
- 着信音管理……着信音の作成
ここでは全部の機能をご紹介できませんが、すべてのデータを一カ所で管理でき、また、連携させることもできるところが、とても素晴らしいソフトです。
それが、初心者でも十分使いこなせるほど簡単に行えるのが、とてもよい点です。
iPhoneを購入の際は、データ管理のためのアプリとして一緒に購入すると、iPhoneを使った生活が、さらに充実することと思います。
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