スマホを水没させてしまってからというもの、最近は、頑丈なアウトドアスマホに興味がでて、いろいろと自分に合ったものを、探しています。
私が考える、理想的なアウトドアスマホは、
- なるべく薄くて、重くないもの
- バッテリーが長もちするもの
です。
で、コンパクトで軽いものを発見!
それが「Blackview BV6300 Pro」でした。
今回は、そんなコンパクトで軽く、でも頑丈な、Blackview BV6300 Proのレビューをしていきたいと思います。
スペック
Bklackview BV6300 Pro | |
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OS | Android 10 |
SoC | MediaTek Helio P70 |
GPU | Mali-G72 MP3 |
画面 | 5.7インチ 1,440×720ピクセル ノッチなし Gorilla Glass 3 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
バッテリー容量 | 4380 mAh 有線充電 9V / 2A ワイヤレス充電 10W |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 3G:B1 / 2 / 4 / 5 / 8 4G : FDD : B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 25 / 26 / 66 / 20 / 28A / B28B 4G : TDD : B38 / 40 / 41 |
カメラ | アウトカメラ 1600万画素(メイン) + 800万画素(広角) + 200万画素(マクロ) + 30万画素(補助) インカメラ 1300万画素 |
防水 | 〇 |
防塵 | 〇 |
サイズ | 幅 78.2mm / 高さ 159.6mm 厚さ 12.8mm |
重さ | 230g |
本体色 | 黒、緑、黄色、オレンジ |
USB | USB Type-C |
その他 | MIL-STD-810G DSDV対応 au系格安SIMで通信・通話可 Bluetooth 4.2 近接センサー、環境光センサー ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス |
ベンチマーク
Antutu Benchmark v8.4.3
GeeckBench 5.2.5
AndroBench
開封
箱の中身は?
正方形の箱に、スマホは入っていました。
もっともな説明です
説明書より。
そうですね、頑丈なスマホですけど、壊れないというわけではありません。
意図的に壊れるようなことをするのは、よくありませんね!
外観
正面より
最近よく見かける、ノッチやパンチホールはありません。ノーマルな画面が一番見やすいと思うのは、私だけでしょうか?
液晶の解像度は1,440×720ピクセルと低いのですが、あまり気にならないと思います。
背面より
カメラと指紋認証センサーがあります。
カメラは、標準・広角・マクロ・補助と、4眼になっています。
指紋認証センサーは、何となく指を置きにくい感じがします。認証精度は普通だと思います。
下から
スピーカーが2つあるように見えますが、左側の穴はただ穴が開いているだけで、スピーカーは右側の1つだけです。
USB Type-Cポートと、マイクがあります。
スピーカーの音質は、あまりよくないと思います。音を大きくすると、音が割れます。
右から
ボリュームボタンと電源ボタンがあります。
中華スマホにはよくありがちな、初期設定のままでは爆音が出る設定となっています。
「設定」-「音」-「詳細設定」-「音声強化」の、「BesLoudness」をOFFにする必要があります。
上から
イヤホンジャックがあります。
防水なスマホって、USB Type-Cポートもそうなんですけど、ふたの開け閉めは、防水機能に大きな影響があると思います。何度も開け閉めしていると、ふたが閉まらなくなったり、隙間が空いたりと、防水の機能が低下すると思うんですね。
充電はワイヤレス充電、音楽はBluetooth接続で聴くのが、一番の方法ではないでしょうか。
特にうれしいことに、本機はワイヤレス充電に対応しています。一番心配なUSB Type-Cポートのふたを開け閉めしなくてもいいので、ワイヤレス充電対応はとてもありがたいです。
左から
SIMカード/microSDカードスロットがあります。
本機はDSDVに対応しているのですが、microSDカードを使ってしまうと、SIMカードを1枚しか使うことができません。トリプルスロットだったらよかったです。
使用感
軽いし、持ちやすい
230gという軽さは、とても快適です。普通のスマホにケースを付けたら、230gを超えることもあるでしょう。この軽さでアウトドアスマホなのですから、驚きです。
また、本体の厚さが12.8mmで、こちらもかなり薄いほうです。OUKITEL WP8 Proは、厚さが12.9mmありましたので、同じくらいの厚さです。でも、BV6300 Proのほうが軽く(OUKITEL WP8 Proは260g)持ちやすいです。
バッテリーのもちは、そこそこ
本機のバッテリー容量は、4380mAhとなっています。本体が軽い分、どこかを削った、それがバッテリー容量なのでしょう。
スマホ全体でみても、4380mAhという容量は、小さいほうではありません。でも、そんなに大きいというわけでもありません。例えば、Redmi Note 9Sは、5020mAhのバッテリー容量があります。
アウトドアスマホということを考えると、もう少し容量は大きくてもよかったのではないでしょうか。
動作速度は、通常使用で全く問題ない速さ
上を見るときりがないのですが、Helio P70・RAM6GB・ROM128GBというスペックです。重いゲームをやらない限り、特に不満が出るようなことにはならないと思います。
実際使っていても、何も不満なく使うことができました。
通知音がiPhoneと同じ
デフォルトで、iPhoneと同じ通知音が鳴ります。
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
- 通常撮影
- マクロ撮影
- ナイトモード(上の写真は通常撮影、下の写真がナイトモード)
- 広角撮影(上の写真は通常撮影、下の写真が広角撮影)
カメラには期待してはいけない
まず、ピント合わせがとても遅いのですね。なので、動き回るものを撮影するのには、向いていないです。また、ピントを合わせて撮影したはずなのに、ピントが合っていないときも多いです。
広角撮影時とマクロ撮影時は、パンフォーカスとなっています。
HDRをONにしていると、撮影に時間がかかってしまうので、HDRは常時OFFを推奨します。
暗いところ(室内など)で撮影すると、色が変になってしまうことが多いです。なので、食べ物の撮影には、向いていないと思います。
マップアプリは、電子コンパスがでたらめなので使いにくい
位置情報は、まあまあ合っているのですが、電子コンパスが正しい方角を示してくれません。個体差もあるのかもしれませんが、私のBV6300 Proは、90度くらい傾いて地図が表示されます。
タフネススマホということもあり、屋外で使うことを想定しているスマホなのですから、電子コンパスには、もうちょっと頑張ってほしいところです。
au系の格安SIMが使える
スペック上は、auのプラチナバンドのバンド18に対応しているのですが、auの場合は対応していても、実際には使えないことも多くあります。
LINEモバイルのauVoLTE対応SIMを入れてみたところ、VoLTEの表示とアンテナマークが立ちました。実際に通信や通話もしてみましたが、特に問題なく使うことができました。
LINEモバイルのソフトバンク回線のSIMと同時に使うことができました。
Qiに対応している
ワイヤレス充電(Qi)に対応しています。アウトドアスマホは、防水・防塵が第一です。充電のたびにふたを開け閉めしていては、ふたの劣化が気になります。
ここは積極的に、ワイヤレス充電を活用したほうがよいでしょう。
私は、この充電器を使っています。
サイズがぴったりで、本体色にも合います。
スクリーンショット音が消せる
下と同じ方法で、スクリーンショットの音を消すことができます。
Operaブラウザがプリインストールされているが、更新できない
本機には、Operaがプリインストールされています。私はOpera使いなので、それはいいのですが、Playストアで更新ができません。また、デフォルトのアプリに設定することもできません。
仕方がないので、Opera betaをインストールして、こちらをデフォルトのアプリに設定しています。
まとめ
とてもコンパクトにまとまっているアウトドアスマホ「BV6300 Pro」です。こんなにコンパクトなのに、とても頑丈なのは、普段使いでとても安心できます。
カメラ画質やマップアプリの使いにくさを除けば、普段使いでは動作速度には満足でき、なかなかよいアウトドアスマホに仕上がっていると思います。
これほどのコンパクトさなら、重さが300g以上するアウトドアスマホと違い、日常的にメインで使うのも悪くないと思います。
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