moto g10 レビュー【スペックは?antutuは?】

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moto g10は、今年の3月に発売されたばかりのスマホです。
スペックはあまり高くありませんが、1万円台の端末に4眼カメラ、そして特徴的な外観など、個性あふれる端末となっています。

最近は、1~2万円台のスマホが多く発売されています。性能面でも悪くなく、コストパフォーマンスでいえば高いスマホが多いです。
今回は、1万円台のスマホ「moto g10」のレビューとなります。

※不具合のお知らせ(2021年6月1日)
moto9 play、moto g10、moto g30において、モバイルデータ通信不具合についてのお知らせがメーカーより発表されています。
2021年6月2日以降、改修済みソフトウェアを配信する予定となっています。
詳細は次のページでご確認ください。

「moto g9 play」「moto g10」「moto g30」におけるモバイルデータ通信不具合について

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スペック

 moto g10
 OSAndroid 11
SoCQualcomm Snapdragon 460
 GPUAdreno 610
 画面6.5インチ、
1600×720ピクセル
水滴型ノッチ
 RAM4GB
 ROM64GB
 バッテリー容量5000 mAh
急速充電 10W
ワイヤレス充電には対応していません。
 Wi-FiWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
(2.4GHz 、5GHz)
 対応バンドLTE:1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41
 カメラアウトカメラ
4800万画素
+ 800万画素(超広角)
+ 200万画素(マクロ)
+ 200万画素(深度測定用)

インカメラ
800万画素
 防水・防塵×
 サイズ幅 75.73mm / 高さ 165.22mm / 厚さ 9.19mm
 重さ200g
 本体色ピンク、グレー
USBType-C(USB 2.0)
 その他Bluetooth 5.0
近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー
加速度センサー

付属品

付属品

箱はシンプルなものとなっています。

 

箱をあけると、スマホ本体が入っていました。
透明なTPUケースに入った状態です。

 

付属品です。
充電器、ケーブル、イヤホン、SIMピン、冊子類です。

 

外観

正面より

水滴型ノッチが見えます。
画面の表示はきれいです。ただ解像度が低い(1600×720ピクセル)ので、気になる人もいるかもしれません。
※液晶保護ガラスを貼っています。

背面より

波打つような、特徴的な模様です。印刷でこのような線があるのではなく、手で触ってみると、でこぼこしている感触を感じることができます。

指紋認証センサーは、背面にあります。誤認識が時々あります。

上部から

上部には、イヤホンジャックしかありません。

右側面から

上から、Googleアシスタントを起動させるボタン、音量ボタン、電源ボタンとなっています。

下部から

マイク、USB Type-Cポート、外部スピーカーとなっています。
スピーカーの音質は、個人的にはよい方だと思いました。

左側面から

nanoSIMとmicroSDカードのトレイがあります。DSDV対応です。
nanoSIMを2枚使ってしまうと、microSDカードを使うことができません。

ベンチマーク

Antutu Benchmark V8.5.2

GeekBench 5.4.1

AndroBench

PCMARK for Android

使用感

予想以上に動作が速い

本機はSoCにSnapdragon 460が使われています。arrows RXに使われているSnapdragon 450の上位版です。400番台だから、さほど快適ではないかと予想していましたが、意外にスムーズに動作します。スマホの値段を考えると、優秀です。

arrows RXよりもベンチマークの値がよく、また実際の動作速度も向上しています。
Snapdragon 460の性能については、次のような記述があります。

前世代と比べて、CPUで70%、GPUで60%の性能向上が図られ、システム全体では約2倍の処理性能を発揮するという。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1230806.html

こちらにも書かれているとおり、性能向上のため、ベンチマークの値がよくなっています。
例えば、Twitterアプリやブラウザでのスクロールはスムーズです。
その他、アプリの起動速度や切りかえも、Snapdragon 450機と比べても、速くなっています。

写真を撮ってみた

写真についても、値段以上にきれいに写ります。
標準カメラのほか、広角カメラやマクロ、そして被写界深度用のカメラもついています。

画像をクリックすると、元の画像が表示されます。

標準撮影

 

ポートレート

 

標準撮影

上の写真の広角撮影

 

ナイトビジョン

特徴的な模様

なんと表現すればよいのか、背面のこの模様は今までのスマホで見たこともなく、手触りも、波打つ感覚で、いい感じです。
また、私は「サクラピンク」という色を選んだのですが、とてもきれいな色です。

こういうところで個性をアピールできますね。

指紋認証センサーの感度がやや悪い

指紋認証センサーは、最近は側面にある機種が増えていますが、本機は背面のカメラの近くにあります。

指紋認証は、指の位置と押さえ方をきっちりと意識しないと、なかなか認識されません。
認識されず、ん?ってなることが時々あります。

自分だけの電話!

フォントや色、その他の設定を、自分好みのものにすることができます。

  • カスタマイズ(アイコンやフォント、壁紙)
  • ジェスチャー(簡単なジェスチャーで電話を制御する)
  • ヒント(電話の機能について知る)
  • ディスプレイ(ディスプレイの基本操作の設定)
  • プレイ(ゲームやオーディオなどの設定)

 

特に、ジェスチャー機能は充実しています。

  • クイックジェスチャー(手首を2回ひねると、カメラを起動させることができる)
  • 簡易ライト(本体を2回振り下ろすと、ライトのON/OFFができる)
  • 3本指でのスクリーンショット(3本指でスクリーンショットができる)
  • 持ち上げてロック解除(本体を持ち上げて画面を見ると、ロック解除ができる)
  • 下向きでマナーモード(本体を下向きにするとマナーモードになる)
  • 持ち上げて消音(本体を持ち上げると、着信音が無音になる)
  • スワイプで分割(左右にスワイプして、アプリを分割画面で表示する)

スクロールさせてスクリーンショットをとることができる。

たいていのスマホでは、画面に見えている部分のスクリーンショットしかできません。
でも、本機の場合は、画面を自動的にスクロールさせて、画面に見えていない部分も含めたスクリーンショットをとることができます。

この機能、あるのとないのとでは、便利さが違うんですね。
この機能がない場合、何回もスクリーンショットをとる必要がありますが、本機の場合は、1回のスクリーンショットですむので、とても便利です。

電子コンパスがない!

私の場合、スマホのナビを使うことが多いので、位置情報は正確な必要があります。
その位置情報は正確です。

ただ本機の場合、電子コンパスが搭載されていません。
そのため、どっちの方向に向かえばよいのか分からず、とても不便です。
位置情報が正確なため、残念な仕様です。

DSDVに対応している

本機は、DSDVに対応しています。
2枚のSIMカードを使って、例えば音声通話とデータ通信のSIMに分けて、毎月の電話代を安くするなどといった使い方ができます。

テストもかねて確認しましたが、LINEモバイルのau回線(音声通話)と、ロケットモバイルのソフトバンク回線(データ通信)とで使用できました。

DSDVで使うと、microSDカードが使えない

DSDV機能に対応しているのは、とてもよいです。
ただ、microSDカードを使うとなると、simトレイの1つを占領してしまうため、simカードは1枚しか使うことができません。この点、本機よりも価格が安いRedmi 9Tでは同時使用ができたため、残念なところです。

5Gには対応していない

残念ながら、本機は5Gに対応していません。
1万円台のスマホで5Gに対応していれば、それはもうすごいことです。
年々、スマホの価格が低下して、性能は逆に上がっているので、そのうち、5Gに対応して1万円台のスマホが出るかもしれませんね。

カスタマイズ可能だけど、素のAndroidに近い

moto g10独自に、フォントやジェスチャーをカスタマイズできますが、あまり深いところまで、メーカー独自のカスタマイズがされているわけではありません。
なので、独自の設定項目があったり、何度設定してもアプリがタスクキルされたりすることはありません。

例えばタスクキルを見てみると、「電池の最適化をしない」に設定すると、メーカー独自の省電力機能がないため、いつの間にかアプリが落ちていたということがありません。この点では、例えばRedmi Note 9Tではすぐにバックのアプリが落ちていることが多いことと比較して、扱いやすいスマホです。

液晶の明るさが足りない

室内では感じないのですが、晴れた日の日光下では、画面が見えにくいです。

画面の録画ができる

画面の録画をすることができます。

あとで見直したい画面を、スクリーンショットではなく、動画で残すことができます。
下の動画は、スマホを操作しているところを動画でとったものです。

まとめ

本機は、1万円台と低価格にもかかわらず、その価格以上の性能を持つ、コストパフォーマンスに優れたスマホです。
特に、カメラは4眼カメラとなっていて、値段以上に写りがよいです。
また、他のスマホにはない、特徴的な背面デザインも見逃せません。

実際に操作してみて、何も言われなければ、そこそこの性能なスマホだと思ってしまいます。
バッテリーもちもよいので、モバイルルーター代わりに使ってもよいでしょう。

最後に……Gmailの着信音にびっくりする!

コメント

  1. […] そんな中、前回はモトローラのミドルレンジなスマホ「moto g10」のレビューをしました。今回レビューするmoto g30は、そんなmoto g10の上位機種となります。 […]

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