UMIDIGI A9 Proは、ライトユーザーが不満なく、普通に使えるスマホです。
UMIDIGI F1という機種がありますが、F1のバッテリー容量を少し減らし、機能を増やしたスマホといったところでしょうか。
2週間ばかりメインとして使う機会がありましたが、特にこれといった不具合もなく、もっさり感も感じることもなく使うことができました。
ということで、今回はUMIDIGI A9 Proのレビューとなります。
本体
画面
液晶のサイズは6.3インチ、解像度は2340×1080ピクセル(FHD+)で、なかなかきれいに表示されます。
下から
イヤホンジャック、マイク、USB Type-Cポート、スピーカーがあります。
個人的に、イヤホンジャックは下にあった方が使いやすいので好印象。
スピーカーの音質は、あまりよいほうではありません。
右から
電源ボタンとボリュームボタンがあります。
上から
スマホの上部には、なにもありません。
スマホが少し右に傾いているのは、カメラの出っ張りが大きくて傾いています。
左から
SIMカードスロットとショートカットキーがあります。
UMIDIGI A11と同じように、ショートカットキーにいろんな機能を割り当てることができます。
SIMカードスロットは、nanoSIMカード2枚とmicroSDカード1枚を同時に使える、トリプルスロットとなっています。
本機の場合、ROMが128GBあり、また、あまり動画撮影用やゲーム向けな機種ではないので、microSDカードは使わなくてもよいような気がします。
カメラ周辺
メインカメラは4800万画素、広角カメラは1600万画素、マクロカメラは500万画素、そして深度測定用のカメラは500万画素となっています。
また赤外線センサーで、体温や物の温度を測ることができます。
指紋認証センサーは、背面についています。
カメラの出っ張りは、かなりあります。
ケースをつけないと、傷がついたり、カメラの縁が欠けてしまうような気がします。
スペック
UMIDIGI A9 Pro | |
---|---|
OS | Android 10 |
SoC | MediaTek Helio P60 |
GPU | Mali-G72 MP3 |
画面 | 6.3インチ、 2340×1080ピクセル(FHD+) 水滴型ノッチ |
RAM | 4GB / 6GB |
ROM | 64GB / 128GB |
バッテリー容量 | 4150 mAh 充電 10W ワイヤレス充電には対応していません。 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | FDD-LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28A / 28B / 66 TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 |
カメラ | アウトカメラ 4800万画素 + 800万画素(広角) + 500万画素(マクロ) + 500万画素(深度測定用) インカメラ 2400万画素 |
防水・防塵 | × |
サイズ | 幅 74.9mm / 高さ 158.7mm / 厚さ 8.6mm |
重さ | 213g |
本体色 | グリーン、ブラック |
USB | Type-C(USB 2.0) |
その他 | Bluetooth 4.2 近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー 加速度センサー、赤外線センサー、電子コンパス |
ベンチマーク
Antutu Benchmark V9.1.1
Geekbench 5.4.1
PCMARK for Android
技適マーク
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
標準カメラ
AIの夜景モード
標準カメラ
広角カメラ
広角カメラ
標準カメラ
マクロ
使用感
特に問題ない処理能力、ただ……。
重い作業を行わない限り、処理能力には特に問題を感じることはありません。
ただ!
バッテリーのもちは、あまりよくありません。
100%まで充電して使っていても、「えっ!」というくらいに、バッテリーが速くなくなっていきます。
試しにベンチマークをしてみました。
UMIDIGI A11のバッテリーもちはよかったのですが、本機はそうではありません。バッテリーがすぐになくなってしまうのは、とても残念なことです。
実際、ほぼ連続して使った時のバッテリーの減り方ですが、このようになっています。
6時間弱でバッテリーが半分消費されました。
UMIDIGI A11の場合、バッテリー半分なくなるのに、8時間半くらいの時間がかかりました。
バッテリー消費が速いので、かわりに充電速度が速ければと思ったのですが、5V2Aと充電速度は標準的です。
バッテリーが35%から100%になるのに、1時間40分ほどかかっています。
重さはそれなりにある
実測値で209gと、200gを超えています。これにケースをつけるとさらに重くなります。
180g台のスマホと比べると、明らかに重さを感じます。
ただ、重さはある意味慣れもありますので、こんな物だと思って使っていれば、案外気にならなくなると思います。
ショートカットキーがかなり便利!
UMIDIGI A11にもついていましたが、ショートカットキーがかなり便利です。
ショートカットキーには、いろいろな機能を割り当てることができます。
ボタンを1度押したとき、2度押したとき、そして長押ししたときと、3通りの設定をすることができます。
ただ1点気になることといえば、間違って押してしまうことがあるということです。
何気なく手が触れてしまい、意図せず機能が実行されてしまいます。
このキーは、右側の電源キーの下あたりにあるとよいのではないかと思います。
電子コンパスがとても不安定
ナビを使う上で、位置情報や電子コンパスの正確性は重要です。本機の場合、電子コンパスがとても不安定です。
ナビを使っていて、ある一定時間は正確だったり、スマホを少し動かしただけで地図が逆向きになったりします。
格安なスマホでも、電子コンパスが安定している機種もあります。この点は頑張ってほしかったところです。
位置情報に関しても、大体あってるのですが、数メートルずれてることがかなりあります。
指紋認証がいまいち
指の当て方にもよるのですが、指紋認証がうまくいかないときが、結構な割合であります。
センサーをよく狙って、ゆっくりと指を当てれば、ほぼ問題なくロックが解除されます。
ただ、少し速いスピードで指を当てると、認証されないことが増えてきます。
いつもいつも、慎重に指を当てるわけではないので、この点でストレスを感じることがあります。
温度計は便利だけど、誤差が大きい?
体温などを測ることができる赤外線センサーがついています。
UMIDIGI A11では、温度計とは全く同じではありませんが、かなり正確な体温を測ることができました。
UMIDIGI A9 Proでも、体温を測ってみました。
体温計の温度が36.8℃のところ、UMIDIGI A9 Proでは、36.2℃と出ました。何度やっても36.2℃でした。
UMIDIGI A11と比べると、少し誤差が大きいかなといった感じです。
スクリーンショットの音を消すことができる
UMIDIGI A11と同じく、標準の状態では、カメラのシャッター音は設定で消すことができますが、スクリーンショットの音は、設定で消すことが出来ません。
ですが、次の記事と同じ方法で、スクリーンショットの音を消すことができます。
まとめ
Amazon価格では、RAM6GB、ROM128GBのモデルは、この記事を書いている日現在では、2万円弱で購入することができるようです。私が持っているモデルは、Android 10までにしか対応していませんが、最新の物では、Android 11にまで対応しているようです。また、AliExpressなどでは、さらに安い価格で購入することも出来ます。
コスパに優れた機種ですが、後継機種にあたるのかな? UMIDIGI A11 Pro Maxが、かなり安い価格で購入することができます。
今後価格が安くなっていくかどうかは分かりませんが、個人的には、バッテリーのもちの悪さからして、UMIDIGI A11 Pro Maxを購入した方が、幸せになれるのではと考えています。
コメント