新機種も次々に発表されていますが、まだまだ魅力的なUMIDIGI F1(以下F1)です。最近では1万円台で買えるまでに値段が下がってきました。
F1の後継機種であるUMIDIGI F1 Playは、プラス3000円ほどで買えるのですが、ROMの容量がF1の半分と、データをたくさん保存する私としてはとても残念です。
UMIDIGI F1 Playは、カメラスペックとRAM容量が向上していますが、言い換えれば、違いは2つしかないということ。実際に比べてみて「こんなに違いがあるのか!」と感じられることは、少ないのではないかなと思います。
逆にROMの容量は、microSDカードを追加したとしても、内蔵メモリにしか保存できないデータも多く、ROM容量が減ってしまうことを十分におぎなうことはできません。
というわけで、あえてF1を購入したので、そのレビュー記事となります。
外観
持ちやすく、手触りがいい本体
本体を斜め下から見てみます。
最近ではなくなってしまいがちなイヤホンジャックが、きちんとついています。その横にはマイク、真ん中にUSB Type-Cポート、一番右側にはスピーカーがあります。
コスト削減なのか、格安スマホではmicro USBな機種も多い中、F1はUSB Type-Cとなっています。
スピーカーの音質は、よくもなく悪くもなく、いたって普通といった感じです。
きれいな本体
私が買ったのはレッドです。
個人的にはとてもきれいな色をしていると感じます。また、手触りがとてもよいのです。持っているだけで、これいいなぁって思える、そんなスマホです。
でも付属品のケースの色は黒、この色を見ることはあまりないでしょう。
カメラの出っ張り
カメラのレンズが出っ張っているスマホは、とても多いです。このF1も出っ張っています。でも、そんなに気になるほど出っ張っているわけではありません。
スペック
UMIDIGI F1 |
|
---|---|
OS | Android 9.0 |
CPU |
MediaTek Helio P60 |
GPU | Mali G72 MP3 700MHz |
画面 |
6.3インチ |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
バッテリー容量 |
5150mAh |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド |
2G: GSM 2/3/5/8 |
カメラ |
アウトカメラ インカメラ |
防水 | - |
防塵 | - |
サイズ |
幅74.3 mm / 縦156.7mm |
重さ | 186g |
USB | USB type-c |
その他 |
Bluetooth v4.2 |
あまり使えないGPS
F1のだいたい半額のUMIDIGI A3 ProのGPSは、安い割にとても使えるものでした。
お値段が2倍なF1なので、位置情報の正確さには期待していました。
確かに、位置情報はとても正確です。でも、電子コンパスがよくありません。
自分がいる位置は正確なのですが、地図の表示が北と南が反対になっていたり、90度回転していたりすることは、しょっちゅうあります。
キャリブレーションをすると正確になるのですが、しばらく使っていないと、またずれてしまいます。
ナビで使うときは、ちょっと戸惑ってしまいます。
驚異的なバッテリーのもち
このF1を購入した最大の理由は、バッテリー容量が5150mAhもあるということです。
私がスマホを選ぶとき、まず最初に見るのは、バッテリーのもちです。そのためには、多少ぶ厚くても重くても、迷うことなくバッテリー容量が多いスマホを選びます。
でもこのF1は、バッテリー容量が多い割には薄くて軽い本体です。しかも安い!長時間使っていても、1日くらいは十分にもってくれます。
下のグラフは、ほぼ連続してwebサイト閲覧やYouTube視聴をしたときの、バッテリーの減り具合です。
12時間弱で、バッテリーをやっと半分にすることができています。これだけバッテリーがもてば、大満足です!
もう、F1のバッテリーのもちに慣れてしまうと、他のスマホがなんだか物足りなくなってしまいます。
ちなみに、バッチリー容量は多いですが、急速充電に対応し、充電速度は速いです。
持ちやすい本体
UMIFIGI A3 Proなどと比較して、本体は持ちやすいです。
これは、背面にガラスが使われていなくて軽いのと、本体のふちがゆるやかにカーブをえがいているからだと感じます。
サクサク動作する心地よさ
F1には、MediaTek Helio P60が使われています。
MediaTekと聞くと、動作が遅いのかなと思っていましたが、予想以上にサクサクッと動いてくれます。
Antutu Benchmarkの結果はいろんなところでレビューされていますが、私にとっては何の問題もない動作速度です。
ちなみにストレージはこんな感じです。
他にもお気に入りがたくさん
ここまで書いてきた他にも、きれいな縦長液晶や水滴型ノッチなんかも、お気に入りな点です。
縦長液晶は、思っていた以上にきれいに表示されています。またノッチが水滴型ということもあり、ステータスバーに表示されるアイコンの数も十分です。
カメラの性能については、私個人としては満足できるものなのですが、背景をぼかす「ステレオ」で撮影した写真が、とても不自然なのが気になります。
背景と被写体の境目に、処理しきれなかったのか、とても不自然な輪郭ができてしまいます。
まとめ
1万円台でも買うことのできるスマホとしては、その性能にはとても満足しています。
特に、バッテリーのもち、サクサクした動作、きれいな液晶がお気に入りな点です。
少しでも最新のものがよければ、F1 Playの方がよいと思いますが、ROMが半減しているのが気になる点です。
スマホをよく買い換える私としては、UMIDIGI F1は、長く使える機種になるのかなと思っています。
コメント
1年使ってバッテリーがヘタってきた。元々が大容量なのでまだ使えるが、確実に早く減ってると感じる。アマゾンで3400円くらいだったから、買うより買い替えと思ってたけど、アリだと送料込みでも1400円くらいで買えるみたいなので、自分で交換してみようかなとも思ってる。
コメントありがとうございます。
バッテリーの交換、とてもいいですね!
私も、長く使ってた機種で、交換したことがありますよ(*´ `*)