OUKITEL WP30 Pro レビュー【高スペック!】

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タフネススマホは、頑丈さやバッテリーのもちに関しては、他のスマホと比べてかなり高性能な面がありますが、動作速度などに関わるSoCなどに関しては、それほどでもないといった感じがありました。

今回レビューするタフネススマホ「OUKITEL WP30 Pro」は、その常識を破り、かなり高スペックなSoC、MediaTek Dimensity 8050を採用しています。

実機で試した限りでは、AnTuTuベンチマークの値は80万点以上出ており、タフネススマホとしてはかなりの高スペック端末となっています。

他にも、RAM12GB(拡張すると24GB)、ROM512GB(UFS 3.1)、120Wでの超急速充電、5G通信に対応、eSIM対応、メインカメラの画素数は1億800万画素と、全体的にみてもかなりのスペックとなっています。

もちろん、タフネススマホなので、ごつくて重いというのはありますが、そこさえ気にならなければ、メインスマホとしても使えるスマホとなっています。
今回は、この「OUKITEL WP30 Pro」について、レビューをしていきたいと思います。

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開封・付属品

早速開封していきたいと思います。
このような箱に一式が入っています。

 

付属品はこのようになっています。日本のAmazonで購入したので、充電器も日本のコンセントの形状に合わせたものとなっています。

 

120Wの超急速充電器です。実際充電してみましたが、驚くほど速く充電されます。なお、付属のUSBケーブルと一緒で使わないと、超急速充電はできません。

 

充電器の仕様です。

本体の外観

正面から

 ※ガラス保護フィルムを貼っています。

6.78インチ、2460x1080ピクセル、430nitsというスペックとなっています。画面の明るさがちょっと足りないと感じます。明るい屋外では、カメラの撮影時など画面が暗くて見にくくなってしまいます。

下部から

マイク、USB Type-Cポート、スピーカー、ストラップ取り付け穴があります。スピーカーは、上部にもついているので、ステレオで音楽などを楽しむことができます。音質はごく普通といった感じです。

右側面から

ボリュームボタン、電源ボタン(指紋認証センサーをかねる)があります。
指紋認証センサーの精度は、ごく普通といった感じです。時々誤認識があります。

上部から

通気孔、スピーカーがあります。
この小さな穴、マイクだと思ったのですが、マニュアルには通気孔と書かれてありました。

左側面から

いろいろな機能を割り当てられるスマートキーがあります。私は、長押しでスクリーンショットが撮れるように設定しています。

 

左側面の下の方には、SIMトレイがあります。爪などで引っかけて取り出すことができます。
SIMカードを2枚セットすることができます。eSIMを有効にしている時は、SIM2は無効となります。

裏面から

中央には1.75インチ、390×450ピクセルのサブディスプレイがあります。また、それを囲むようにして、メインカメラ(1億800万画素)、ナイトビジョンカメラ(2000万画素)、マクロカメラ(500万画素)などが配置されています。

 

サブディスプレイには、現在時刻を表示させたり、音楽再生をさせたりすることができます。その他にも機能はありますが、あまり多くの機能はありません。

 

背面には、独特な模様が描かれています。個人的には好みの模様です。指紋は目立ちません。

重さ(実測値)

液晶保護ガラスを含んだ重さとなります。

スペック

 OUKITEL WP30 Pro
 OSAndroid 13
SoCMediaTek Dimensity 8050
 GPUMali-G77 MC9
 画面6.78インチ
2460x1080ピクセル
リフレッシュレート 最大120Hz
 RAM12GB + 拡張12GB
 ROM512GB(UFS 3.1)
 バッテリー容量11000mAh
120W急速充電
 Wi-FiWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz 、5GHz)
 対応バンド5G
n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/34/38/39/40/41
48/66/71/77/78/79

4G
B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26
28/34/38/39/40/41/66/71
 カメラメインカメラ 10800万画素(f/1.9)
ナイトビジョンカメラ 2000万画素(f/2.0)
マクロカメラ 500万画素(f/2.0)
インカメラ 3200万画素(f/2.2)
 防水・防塵○ IP68/IP69K
 耐衝撃○ MIL-STD-810H準拠
 サイズ幅 83.6mm / 高さ:177.4mm / 厚さ 19mm
 重さ411g
 本体色グレー
USBUSB Type-C (USB2.0)
 その他GPS
Bluetooth 5.2
指紋センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー
照度センサー、近接センサー、電子コンパス
DSDV対応、eSIM対応
イヤホンジャック無し

プリインストールアプリ

技適マーク

設定から技適マークを確認することができます。

ベンチマーク

AnTuTuベンチマーク(V10.1.8)

AnTuTuベンチマーク(V9.6.2)

AnTuTu Storage Test (v10.1.8)

Geekbench 6.2.2

使用感

動作はとにかく速いが……

動作に関しては、AnTuTuベンチマークでも、80万点以上のスコアが出ていますし、文句のつけようが無いほどの速さが出ています。
実際に操作をしていても、ミドルレンジのスマホと比べて、通常の操作であってもサクサクさの度合いが違います。また、画面のリフレッシュレート120Hzの効果とも相まって、かなり快適に操作をすることができます。

動作速度が速くなったからでしょうか、バッテリーのもちは、予想していたほどもたないような気がします。もちろん、バッテリー容量5000mAhくらいのスマホと比べると、バッテリーのもちはよいのですが、本機の11000mAhという大容量を考え合わせると、もっとバッテリーはもってもよいのではないかと思うのです。

カメラの画質は、思っていたよりはよいのですが、例えばXiaomi 13T Proなどと比べると、画素数はかなり多いのですが、細かなところの描写や色の面などから見ると、見劣りがします。夜景モードの写りも劣る部分があります。

サブディスプレイは、私はあまり使うことはありません。たまに時間を調べるためにONにする程度です。サブディスプレイは、本機の特徴でもあるのですが、使用用途があまりないため、そう頻繁に使うことはないのではないかと思います。

タフネススマホというだけあって、重さはかなり重いです、400g以上ありますので、小さなお茶のペットボトルよりもちょっと重いくらいです。片手で長時間持つのは、かなり疲れますが、がまんできないほどではないとも言えます。私の場合はいろいろなタイプのスマホを使うので、ちょっと重いかなくらいの感じですが、重さが気になる方もいることと思います。

バッテリーの充電時間

OUKITEL WP30 Proは、120Wでの超急速充電に対応しています。
どれくらいの時間で充電できるのか、見てみたいと思います。

バッテリーが10%から100%になるまで、約1時間で充電できています。バッテリーの容量が11000mAhということを考えると、かなり速い速度で充電ができています。これはかなり使える機能として実感できると思います。

ただ、気になるのはバッテリーの温度です。瞬間的ではありますが、50℃くらいまで温度が上がります。高温はバッテリーの寿命を縮める要因の一つです。普段は12wくらいで充電できる充電器を使い、急いでいるときだけ超急速充電を使うという手もあるのではないかと感じました。

 

さらに下のグラフは、65Wの高速充電器を使ったときの、充電速度とバッテリーの温度を示したものです。

バッテリーが15%(10%ではない)から100%になるまで、約1時間ちょっとで充電できています。
また、バッテリーの最高温度は38℃でした。
120Wの超高速充電器は、充電し始めてから最初の数十分の充電時間が速いだけで、全体の充電時間は65Wの充電器と比べて、あまり変わりが無いという結果になりました。

さらに下のグラフは、10wで充電できる充電器を使った時の、充電速度とバッテリーの温度を示したものです。

このときの電流と電圧はこのようになっていました。

10%から100%になるまで、3時間かかっています。また、充電中のバッテリーの最高温度は、32℃くらいでした。
夜寝ている間に充電をするのならば、超急速充電は不要とも言えます。

バッテリーのもち時間は?

バッテリーの容量が11000mAhということもあり、バッテリーのもちには期待できるのですが、上でも書いたとおり、実際に使ってみると、もうちょともってもよいのではないかという気がします。

PCMARK for Androidを使って、バッテリーのもち具合を調べてみました。
液晶の輝度を80%にした状態での計測値です。
結果は14時間42分でした。

正直、もうちょっともつのではないかと思っていたのですね。

eSIMに対応している

OUKITEL WP30 Proは、eSIMに対応しているということで、試しに楽天モバイルのeSIMを利用してみました。結果、使うことができています。

eSIMは、初期状態では無効になっているので、設定から有効にすることができます。(要再起動)
なお、eSIMを有効にすると、SIM2は無効になります。

SIM1にNUROモバイル(SoftBank回線)、eSIMに楽天モバイルの回線を設定したときの設定画面です。

プラチナバンドに対応している

OUKITEL WP30 Proでは、ドコモ、au、ソフトバンクいずれのプラチナバンドにも対応しています。
電波の面では、特に不安な要素はないのではないかと思います。

通信速度が遅い?

他のスマホと比べると、通信速度が遅い傾向があります。
比較対象として、OPPO Reno 10 Pro 5Gと比べてみたいと思います。

使用した回線は、NUROモバイル NEOプラン(ソフトバンク回線)です。
同じ時間、同じ場所でスピードテストを行っています。
また、通信先サーバーは同じにしてあります。

まず下の画像は、OUKITEL WP30 Proのものです。

 

次に、下の画像はOPPO Reno 10 Pro 5Gのものです。

OUKITEL WP30 Proは、5Gと4Gの間を行ったり来たり、結局4Gで通信を行うといったパターンが多いです。

何度スピードテストを行っても、OPPO Reno 10 Pro 5Gの方が速いという傾向は変わりありませんでした。

快適にナビが使えるか

電子コンパスを内蔵しているので、電子コンパスの正確性が高ければ、快適にナビを使うことができます。
結果から言うと、電子コンパスが、時々不安定になる(北と南を逆に表示するなど)ことはありましたが、ほとんどの場合において、快適にナビを使うことができました。位置情報もかなり正確でした。

ただ、時々不安定になるのが不安というふうにもとれます。

サブディスプレイの設定が難しい?

サブディスプレイの設定は、日本語化されておらず、全て英語です。
頭の中で英訳すれば、なんとなく、こうなのかなということは分かるのですが、いまいち分かりにくい部分も多いです。

発熱に弱い?

ベンチマークを測っていて気がついたのですが、本体の温度が温かくなっている時は、ベンチマークの値も低くなります。

おそらく、ゲームなどをやっているとき、連続して高負荷をかけ続けると、ゲームの動作速度も少しずつ遅くなっていくことが予想されます。

RAMは12GBと大容量、さらに拡張もできる。

RAMは12GBと大容量です。これだけで十分だと思うのですが、さらに12GB拡張することができます。

スマートキーには、いろいろな機能を割り当てることができる

左側面にあるスマートキーには、1回クリックしたとき、ダブルクリックしたとき、長押ししたとき、それぞれに機能を割り当てることができます。
下の設定画面では、1回クリックするとサブディスプレイが点灯、長押しでスクリーンショットを撮る設定になっています。

この機能、なかなか便利なのですね。特にスクリーンショットは、通常ならばボリュームボタン下+電源キーの長押しが必要なので、長押しでスクリーンショットを撮れるのは、とても便利です。

画面のリフレッシュレートは、3つの中から選べる

画面のリフレッシュレートは、60Hz、90Hz、120Hzの中から選べます。
個人的には、バッテリー容量が大きいのですから、120Hzで快適に使うことをおすすめします。

カメラで動画を撮ってみた

手ぶれ補正がないので、かなり見づらいです。

カメラで写真を撮ってみた

※画像をクリックすると、もとの画像が表示されます。

マクロモードで撮影
ナイトビジョンモードで撮影。一番奥の壁までは6mほどあります。

写真の撮り比べ

左側がOUKITEL WP30 Pro、右側がXiaomi 13T Proです。

※下段の空を写した写真は、20分くらい撮影に間隔があります。

まとめ

OUKITEL WP30 Proは、今までのタフネススマホにはなかった高スペックさを搭載してきて、かなりメインでも使える端末になっています。

重さが気になるところかもしれませんが、タフネススマホを購入するといえば、ある程度の重さは覚悟の上でしょうから、あまり気にならないかもしれません。

すぐ上で、カメラの撮り比べもしています。Xiaomiなどの高スペック機のカメラと比べると、写りはイマイチかもしれませんし、個人的には、1億800万画素にしては解像感がないのが気になりましたが、十分な写りだと感じました。

メイン機として使うのも十分ありだと思います。

ただ、価格が高めなのがネックでしょうか。AliExpressでは5万円台で買えますが、日本のアマゾンでは8万円台となっています。

AliExpressは注文してから到着までに1ヶ月ほどかかること、また、充電器が海外仕様であることを考えても、8万円出す価値はあるかどうかは微妙なところですが、今すぐにでもほしいといった場合は、日本のアマゾンでの購入もありだと思います。私の場合、注文の翌日には配達されました。

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