今回は、Ulefone Armor 17 Proのレビューをしていきたいと思います。
Ulefoneは、タフネススマホをたくさん出しているメーカーです。
本機は、タフな点だけではなく、例えば約1億画素のカメラ、拡張可能なRAM(標準では8GB)、容量が大きめな256GBのROMなど、スペックにも力をれているスマホです。
今回は、そんなスマホUlefone Armor 17 Proのレビューをしていきたいと思います。
開封と付属品
開封
開封したところです。
箱の中には、本体と付属品が入っています。
※この段階で、付属の液晶保護ガラスを画面に貼っています。
付属品は、充電器と専用ケーブル、その他冊子類や液晶保護ガラスなどとなっています。
本機は66Wの急速充電に対応しています。この高速充電に対応しているACアダプターが付属しています。コンセントの形が日本のものには合っていないので、変換アダプターを使う必要があります。
なお、15Wのワイヤレス充電にも対応しています。
外観
下から見てみた
イヤホンジャック、マイク、USB Type-C端子、スピーカーとなっています。また、スピーカーの隣の角には、ストラップホールがあります。
本機は、受話器の耳に当てる部分もスピーカーになっていて、下の部分のスピーカーと合わせて、ステレオで音楽などを楽しむことができます。なお、音質は、極端に悪いわけではありませんが、良くもありません。
右側から見てみた
ボリュームボタンと指紋認証センサー兼電源ボタンがあります。
指紋認証の精度は良好です。
なお、画面をスリープにするときに、電源ボタンを押してもなかなか反応しないときがあります。
上から見てみた
マイクなどがあります。
左側から見てみた
SIM・microSDカードトレイ、カスタムキーがあります。
本機は、SIMカード2枚とmicroSDカード1枚を同時に使うことができる、トリプルスロットとなっています。
カスタムキーには、任意のアプリを登録したりできます。
正面より
液晶には、付属してきた液晶保護ガラスを貼っています。
液晶保護ガラスのノッチ部分が見慣れない形になっていますが、この部分にセンサー類が埋め込まれているので、それを避けるように、液晶保護ガラスの形はこのようになっています。
背面より
背面の模様は、なかなかいいのではないでしょうか。
手触りはさらさらしていて、指紋はつきにくいですが、気を付けていないと、するっと手から滑り落ちてしまいそうです。
カメラ周辺
カメラの仕様は、
メインカメラ(10800万画素・ISOCELL HM2)
広角カメラ(800万画素)
ナイトビジョン(800万画素)
となっています。
カメラのでっぱりは、1mmほどあります。
スペック
ulefone armor 17 pro | |
---|---|
OS | Android 12 |
SoC | MediaTek Helio G99 |
GPU | Mali-G57 MC2 |
画面 | 6.6インチ 2408×1080ピクセル ノッチ リフレッシュレートを60Hzから90Hz、120Hzにすることが可 |
RAM | 8GB (ROMを使った拡張が可) |
ROM | 256GB |
バッテリー容量 | 5380mAh 66Wでの急速充電、15Wでのワイヤレス充電 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | (4G) FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 66 TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 (5G) 対応していません |
カメラ | メインカメラ 10800万画素(f/1.89) 広角カメラ 800万画素(f/2.2) ナイトビジョン 800万画素(f/2.8) インカメラ 1600万画素(f/2.2) |
防水・防塵 | IP68/IP69K |
耐衝撃 | MIL-STD-810G |
サイズ | 幅 80.4mm / 高さ:172.7mm / 厚さ 12.5mm |
重さ | 290g |
本体色 | ブラック系 |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | Bluetooth 5.2 指紋センサー、近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、電子コンパス NFC対応、おサイフケータイ非対応 |
使用感
そつなくこなすHelio G99
本機には、SoCにMediaTek Helio G99が使われています。
卓越した電力効率を誇るゲーミングスマートフォンを実現する 6nm 4G チップ Helio G99
https://www.mediatek.jp/products/smartphones-2/mediatek-helio-g99
AnTuTuベンチマークは約38万点と、重いアプリを動かさなければ、特に問題なく使うことができます。
ベンチマークで、この点を確認してみたいと思います。
ベンチマーク
AnTuTu ベンチマーク(V9.5.4)
GeekBench 5
カメラの画素数が1億超え!、ナイトビジョンもついている。
本機のカメラ構成は、
アウトカメラ
・メインカメラ(10800万画素・ISOCELL HM2)
・広角カメラ(800万画素)
・ナイトビジョン(800万画素)
インカメラ(1600万画素)
となっています。
タフネススマホでは、どちらかというと、カメラにはあまり力を注いでいないものが多いと思いますが、1億画素を超えたセンサーを採用しているのには、驚きを感じます。
また、本機では、赤外線で夜間でも撮影できるナイトビジョン機能があります。
白黒写真になるし、夜に写真をとることはあまりないかもしれませんが、意外ときれいに撮れます。
なお、ナイトビジョンでは写真のみで、動画を撮ることはできません。
写真を撮ってみた。
クリックすると、元の画像が表示されます。
全て12Mサイズ、AIをONにして撮影しています。
リフレッシュレートが120Hzでぬるぬる
本機は、初期の状態では画面のリフレッシュレートが60Hzに設定されています。これではせっかくの機能がもったいないので、画面のリフレッシュレートは、120Hzにして使うことをおすすめします。
画面のリフレッシュレートを上げると、それだけ画面の表示、特にスクロールが滑らかになり、見やすくなります。
なお、120Hzにした場合のバッテリーの減りが気になるとは思いますが、本機のバッテリー容量は5380mAhと大きいので、気にせず常時120Hzで使っていきましょう。
メモリの拡張をすることができる
「設定」-「スマートアシスト」―「MemFusion」
で、メモリの拡張をすることができます。
2GB、3GB、5GB、3つの中から選ぶことができます。
実際に5GB拡張してAnTuTuベンチマークを走らせてみましたが、ベンチマークの数値は誤差程度で、この機能がどこで役に立つのかは、私には分かりません。
Widevine L1には対応していない
Widevine L1には対応していません。
重いけど……
タフネススマホといえば、重いスマホが多いです。本機もタフネススマホだけあって、持った感じ重さを感じます。しかし重さは290gと、タフネススマホの中では比較的軽いほうです。あまり重くないタフネススマホとしてはありだと思います。
バッテリーの持ちは、かなりよい
本機のバッテリー容量は5380mAhとなっています。
環境により違いがあると思いますが、私の環境では、YouTubeを連続12時間見ることができました。
欲を言えば、バッテリー容量を6000mAh位にして、もうちょっと持ってほしいなと言う感じもあります。
充電速度は、かなり速い
付属の充電器とケーブルを使って充電をしました。
バッテリーが20%から100%になるまで、約40分でした。
位置情報と電子コンパスの正確さ
位置情報には、若干ずれがあります。また、電子コンパスも、ぴったりと合っているときもあるかと思えば、キャリブレーションしても全然合わないときもあるなど、不安定です。
一度電子コンパスが安定すると、その後はずっと安定して、割と快適にナビを使うことができます。電子コンパスの不安定さが残念なところです。
カメラのシャッター音は設定で消すことができる。
カメラのシャッター音は、初期状態では鳴ります(小さなカシャという音)。
この音、カメラの設定で消すことができます。
下の矢印の先「撮影ミュート」をONにすると、シャッター音は鳴りません。
スクリーンショットの音を消す設定はないが、この方法で消すことができる。
スクリーンショットの音は、カメラのシャッター音のように、消す設定がありません。
でも、次の過去記事の方法で、消すことができます。
スマートアシスト機能が便利そう
メモリの拡張だけではなくて、操作をアシストしてくれる機能がたくさんあります。
上の方にある「アプリクローン」機能が気になったので、設定をみてみました。
TwitterやLINEがあればよかったなと思いました。
まとめ
1億画素を超えたカメラ、拡張も可能な8GBのRAM、256GBと大容量なROMと、普段使うには十分なスペックを備えています。ただし、タフネススマホなので、普通のスマホと比べて、重さがあります。
AliExpressでは3万円台で買えるUlefone Armor 17 Proは、価格と照らし合わせると、なかなか使えるスマホではないでしょうか。
コメント