以前から気になっていた「OUKITEK K9」を入手しました。
この機種、今までのスマホやタブレットの中間に位置するもので、スマホよりは大きく、タブレットよりは小さくといった、いいとこ取りのような機種です。
今回は、OUKITEL K9の外観や、実際に使用しての使用感などをレビューしていきたいと思います。
スペック
公式サイトより分かるスペックは、次の通りです。
OUKITEL K9 | |
---|---|
OS | Android 9.0 |
CPU | Mediatek Helio P35 |
GPU | PowerVR GE8320 |
画面 | 7.12インチ 2244×1080ピクセル 水滴型ノッチ |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
バッテリー容量 | 6000mAh 急速充電 5V6A |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz、5Ghz) |
カメラ | アウトカメラ |
対応バンド |
|
防水 | - |
防塵 | - |
サイズ | 幅86.3 mm / 縦177.6mm 厚さ 8.9 mm |
重さ | 232.2g |
USB | USB Type-C |
その他 | Bluetooth 4.4 GPS 指紋認証、顔認証 DSDS対応 加速度、近接、環境光、ジャイロ、磁気センサーなど |
外箱
外箱です。
UMIDIGIとはまた違った色使いで、新鮮さがあります。
開封
箱を開封したところです。
中華スマホにはよくある、白い袋に入っています。
付属品
必要なものは一通りそろっています。
スマホ本体には保護フィルムが貼り付けられていて、また透明なTPUケースが付属しています。
充電器は日本のコンセントには合わないので、別途変換アダプタを購入する必要があります。
なお、充電器には5V6Aという記載があります。
外観
本体下部より
本体下部です。
マイク、USB type-C端子、スピーカーがあります。
イヤホンジャックがないのは、個人的にはとても残念です。
また、内蔵スピーカーの音は、聞けないほどではありませんが、あまりよくありません。UMIDIGI F1の方が音はよいです。
本体左側面より
SIMカードトレイがあります。
DSDS対応機種ですが、SIMカードを2枚装着してしまうと、microSDカードを取り付けることができません。
せっかく本体が大きいのだから、トリプルスロットにはできなかったのかな?
本体上部より
特に何もありません。
本体右側面より
音量ボタンと、電源ボタンがあります。
カメラの出っ張り
カメラは、1mm近く出っ張っています。
本体背面より
指紋センサーと、デュアルレンズ、フラッシュのライトがあります。
大画面と大容量バッテリー
大きくきれいな画面
第一印象は、とにかく画面が大きい・バッテリーが長持ちするというところです。
左側がUMIDIGI F1、そして右側がOUKITEL K9です。
このスマホの売りは、「タブレットほどは大きくないけど、スマホよりもちょっとだけ大きくて、画面をワイドに使える」「バッテリーがとにかく長持ちする」という点だと思います。
つまり、より多くの情報を表示でき、より長時間スマホを使えるということです。
バッテリーのもち
連続使用時
連続して使う(webサイト閲覧、YouTubeなど)と、このようにバッテリーが少なくなっていきます。
比較対象をUMIDIGI Powerとすると、バッテリー残量が100%から75%に減るのに、
- OUKITEL K9 4時間
- UMIDIGI Power 3時間30分
となっています。
バッテリー容量と画面の大きさ・解像度の比較を比較すると、
- OUKITEL K9
6000mAh
7.12インチ
2240×1080 - UMIDIGI Power
5150mAh
6.3インチ
2340×1080
となっています。
OUKITEK K9は、バッテリー容量が多いけど、画面もその分大きいので、UMIDIGI Powerと同じくらいの減り方になると予想していました。
しかし、予想に反して、OUKITEL K9の方がバッテリーがもちました。
スリープ時のバッテリーの減り
4時間ほど放置した部分について、バッテリーの減りはグラフには現れませんでした。
スリープ時にもバッテリーがどんどん減っていく機種もあるなか、この結果は優秀です。
ベンチマーク
AnTuTu Benchmark V7.2.2
AndroBench
テザリング時のチャンネル
2.4GHz
UMIDIGI製スマホに多くみられる、いわゆる「14ch問題」はないものと思われます。
5GHz
Wi-Fiのリンク速度
802.11 ac接続で、「390Mbps」と表示があります。
実際に操作してみて
動作速度
Helio P35ということで、同じCPUを使っているUMIDIGI Powerと、動作速度はだいたい同じくらいです。気のせいか、ちょっとだけOUKITEL K9の方が速い気もします。
UMIDIGI F1などと比べると、サクサク感は劣りますが、通常使用で困ることはないレベルの動作速度です。
持ちやすさと重さ
大きな端末だけあって、片手操作はできません。
縁が丸みを帯びていて角張っていないので、手のひらが痛くなったりしません。この大きさで考えると、持ちやすさは普通でしょう。
また重さについてですが、バッテリー容量が6000mAhのわりに、約232gという重さです。UMIDIGI S3 Proは、バッテリー容量が5150mAhなのに、重さが約216gもあります。このことを考えると、重さは予想以上に軽く感じます。
GPSの精度
私は地図アプリをよく使うので、GPSの精度はとても気になります。
OUKITEL K9のGPS精度は良好です。
位置情報、コンパスともに正確で、この価格(20000円前後)を考えると、意外と使えます。
低価格なスマホでは、位置情報は全然だめなスマホが多い中、OUKITEL K9は頑張ってます!
内蔵スピーカーの音質
内蔵スピーカーの音質は、あまりよい方ではありません。UMIDIGI F1の方がよい音がでます。
標準では、音量小でも大きな音が出てしまいます。設定のなかに「設定→音→音声強化→BesLouness(スピーカーのボリュームブースター)」という項目があり、これをOFFにすると問題は解決されます。
通話音質
通話時の音量は、普通のレベルだと思います。
VoLTEに対応していますので、高音質な通話が可能です。
写真
曇り空でしたが、テスト撮影をしました。
クリックすると、元の画像が表示されます。
OUKITEL K9のぼかしモードは、画面の周辺だけぼかす機能のようです。
あまり使いものにはなりませんね。
まとめ
画面の大きさが7.12インチというスマホ、なかなかいい感じです。
スマホよりも表示される情報量が多く、だからといってタブレットほどは大きくなく、ジーンズのポケットの中にも入ります。
動画も迫力ある画面で見ることができます。
大きさが大きいので、片手操作はできませんが、その分文字入力がやりやすいというメリットもあります。
絶妙な画面サイズとそこそこの動作速度で、意外と使えるスマホではないでしょうか。
コメント
私にとってもNAVIが必要条件なので…親切に説明して頂きありがとうございます。
イヤフォンジャックが無くてもBluetoothでの使用は可能ですよね?
コメントありがとうございます。
音楽は、Bluetoothで聴くことが可能です。
この記事を見てこの記事を見て、K9を購入しました他は気に入ってますが、やはり14CH問題が存在しました、交換して貰っても同じですWifi Anaryzerや他のデバイスからポイントが見えなくなります。
K9同士ではOKでした、今メーカーに問合わせ中。
長い事14CH問題が言われているのに、対応しないのはやはり中華だからか??せめて日本向けは対応してほしいです。
コメントありがとうございます。
私の持っていたものでは発生しなかったのですが、14ch問題あるのですね。
今はこの機種を持っていなくて、再度検証することができません。
この問題に対して、きちんと対応してもらいたいですよね。