最近のスマホは、コンパクトなものよりも、大画面のものが大きくなりました。カメラの画質が上がったり、動画のコンテンツも増えたりしているので、確かに画面が大きい方が、小さい方よりも楽しむことができます。
さて、今回レビューするUMIDIGI A3Xは、大画面というわけではなく、最近のスマホの中では、どちらかというとコンパクトな部類に入ります。
iPhone SEほどではありませんが、iPhone SEを2まわりほど大きくした感じです。
片手で使うには少し大きいですが、それでも、このサイズは、最近の売れ筋スマホと比べると、コンパクトと言ってもよいでしょう。
コンパクトなスマホにも、持ちやすさや操作性など、よいところがあります。
今回は、そんなUMIDIGI A3Xのレビューとなります。
開封
いつものUMIDIGIの黒い箱です。
スペックが書かれています。
ドコモのプラチナバンドである、バンド19に対応しています。
付属品と外観
付属品
USBケーブルと、ACアダプタ(5V / 1A)が入っています。
充電は5V / 1Aです。5V / 2A出力ができる充電器につないでも、5V / 1Aでの充電となります。
外観
正面から
ノッチがあります。その影響で、ステータスバーに表示されるアイコンの数が、とても少なくなってしまっています。
また、アプリによっては、ノッチの部分に、操作に必要なアイコンが隠れてしまったりすることがありました。
下から
イヤホンジャック、マイク、micro USB端子、外部スピーカーがあります。外部スピーカーの音質は、あまりよくありません。
左側面から
左側面には、simカードとmicroSDカードのトレイがあります。
このように、simカード2枚とmicroUSBカード1枚を同時に使うことができます。DSDV対応です。
右側面から
右側面には、ボリュームボタンと電源ボタンがついています。
上から
上には何もありません。
カメラ部分
UMIDIGI A3Xは、背面がガラスなのですね。高級感はガラスの方が出しやすいのかもしれませんが、その分重くなります。おそらく大部分の人はケースをつけて使うのですから、ガラスにせず、軽くて薄くなった分をバッテリーにまわせばよいのにと、いつも思います。
カメラの出っ張り
多少(1mm以下)は出っぱっているので、ケースをつけた方がよいでしょう。
技適マーク
設定から確認することができます。
価格は?
Amazonで時々タイムセールが入り、安く買えるときがあります。まめにチェックをしてみましょう!価格はだいたい、1万円台前半です。
→ UMIDIGI A3X
スペック
UMIDIGI A3X | |
---|---|
OS | Android 10 |
SoC | MediaTek Helio A22 |
CPU | 4コア 4×Cortex-A53 1.8GHz |
GPU | IMG GE8300 |
画面 | 5.7インチ 1512 x 720ピクセル液晶 ノッチあり |
RAM | 3GB |
ROM | 16GB |
バッテリー容量 | 3300mAh 充電 5V/1A |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 2G: GSM: B2 /3 /5 /8 3G: WCDMA: B1 /2 /4 /5 /6 /8 /19 4G: FDD: B1 /2 /3 /4 /5 /6 /7 /8 /12 13 /17 /18 /19 /20 /26 /28 TDD: B38 /40 /41 |
カメラ | アウトカメラ 1600万画素(F/2.0) + 500万画素(被写界深度)インカメラ 1300万画素(F/2.2) |
防水 | - |
防塵 | - |
サイズ | 幅 70.2mm / 高さ 147.2mm 厚さ 8.7mm |
重さ | 184g |
本体色 | グレー グリーン |
USB | micro USB |
その他 | トリプルスロット DSDV対応 Bluetooth 5.0 指紋認証、顔認証 近接センサー、環境光センサー ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス |
ベンチマーク
- AnTuTuベンチマーク
- Geekbench 5.1.0
- AndroBench
UMIDIGI A3Xの特徴
充電時間
バッテリー15%から100%になるまで、だいたい2時間ほどかかっています。
充電は5V1Aです。なお、USBケーブルによって、充電速度が遅くなることがありました。付属している純正品なら大丈夫です。
スリープ時のバッテリーの減り
1時間半~2時間で、バッテリーが1%減っています。何もしなくてもどんどん減っていくスマホもありますが、UMIDIGI A3Xはそのようなことはないようです。なお、このときはLINE、Twitter、Instagramをインストールした状態でした。
仕事おわ、この時点でUMIDIGI A3X、3300mのバッテリーで持ちはまぁいい方じゃないかな pic.twitter.com/UpAzvYr1yF
— 東海の東の県 (@5963_move) February 5, 2020
カクつく場面もあるが、意外とサクサク動く
Twitterやwebブラウザのスクロールで、カクつく場面が多少ありますが、その他の場面では、アプリの起動や切り替えに少し時間がかかるときがあるほどで、普段使いでストレスを感じる場面は、ほとんどありませんでした。
しかし、ROMが16GBしかないので、いつも使っているアプリを全部インストールしようとしたところ、できませんでした。この点はmicroSDカードがあれば、ある程度は解決できるでしょう。
私は、32GBのmicroSDカードを挿入し、内蔵ストレージとしてフォーマットし、いくつかアプリをSDカードに移動させて使っています。
※2020/6/3追記 現在は、128GBのmicroSDXCカードを使っています。
UMIDIGI A3Sと比べると、明らかに快適
UMIDIGI A3Sの方が人気があるような気もしますが、UMIDIGI A3SはRAMが2GBしかありません。一方、UMIDIGI A3XのRAMは3GBです。
たった1GBの差ですが、明らかにUMIDIGI A3Xの方が、サクサクしています。
UMIDIGI A3Sでは快適ではなかったPokemon GOも、それなりに遊べます。
コンパクトで持ちやすい
幅が短く、片手でしっかりと持つことができます。
ただ、大きさの割に重さを感じますので、スマホを落としてしまうことには、注意をしたほうがよいです。
カメラは、明るいところだと比較的きれい
(画像をクリックすると、元の画像が表示されます。)
予想以上にきれいに写りました。
ポートレート撮影は、周辺がボケるだけのモードのようです。
明るいところだと、比較的きれいに写るのですが、部屋の中などでは、色合いが変になるなど、あまりきれいに写すことができません。
なお、カメラの画質は、なぜかUMIDIGI A3Sよりも、UMIDIGI A3Xの方がよいと感じます。
指紋センサーはかなり正確
指紋センサーは、私の場合だと、3回に1回は正常に認識してくれません。何度もやりなおして、イラッとするときがあります。
【訂正】
指紋の登録の仕方が悪かったみたいで、指紋を登録し直すと、かなり正確に指紋を認識するようになりました。
位置情報は正確
位置情報は、電子コンパスも含めとても正確です。ナビを使う上でも、十分役に立ってくれます。
Wi-Fiの感度が弱い
5GHz帯の電波は、ルーターの前に行っても、Wi-Fiのアンテナ表示が2本だったりします。Wi-Fiから離れて、隣の部屋に行くと、Wi-Fiの電波を受信できないこともあり、不安定な感じがします。
逆に、2.4GHz帯の電波は、問題なくつかむことができます。
なお、電波の受信感度は弱いですが、スピードは5GHz帯の方が速いです。
まとめ
バッテリーのもちは、3300mAhなりにもってくれます。最近のスマホとしては、普通のもち具合に感じました。
動作に関しては、前機種のUMIDIGI A3 Proなどと比べるととても速く、もちろん10万円もするスマホにはかないませんが、ゲームなどの速さが必要なことをしない限り、十分な働きをしてくれます。
残念なのはカメラです。被写界深度用のカメラがついているとおもうのですが、周辺がボケるだけの写真になってしまいました。この辺はコストの問題でしょうね。ただ、兄弟機のUMIDIGI A3Sよりはきれいに写真が撮れるので、この辺は評価できる点だと思います。
webサイトを見たり、SNSやメール・電話ができればよいという人で、最近の高機能で値段が高いものは必要ないという人には、値段の割に性能はよいので、おすすめのスマホでしょう。
ただ、日本でのサポート体制が確立されていないので、不具合があったときのサポートには期待せず、自分で調べて解決したり、まわりに詳しい人がいないと、苦労することになるでしょう。
なお、UMIDIGI A3Xの兄弟機として、UMIDIGI A3Sも発売されています。
A3Sは、ノッチがなく、その代わりメモリがA3Xよりも1GB少なく、バッテリー容量が大きくなっていますので、こちらとも比較してご覧になると、おもしろいかとおもいます。
コメント
MT6761x4なので4コアですよね。
そうですね。
間違えていますので、訂正いたします。
ありがとうございます。