今回レビューをする「OUKITEL C21」は、アマゾン価格が約15000円と、低価格帯のスマホに入ってきます。
低価格帯のスマホの印象として、スペックのどこかが削られていたり、性能的に思っていたほどではなかった、そんなことがあるような気がします。
今回レビューをするOUKITEL C21は、カメラに4眼レンズ、SoCにMediaTek Helio P60、4GBのRAMに64GBのROMなど、低価格帯の中でも性能面で期待できるスペックとなっています。
では使ってみて実際どうなのか、レビューをしていきたいと思います。
本体を見てみる
前面から
ノッチを隠した設定での写真となります。
こちらは、ノッチを隠さない設定での写真となります。
パンチホールが左上に見えます。
画面の解像度は2310×1080ピクセルと高く、表示もとてもきれいです。
下から
マイク、USB Type-Cポート、スピーカがあります。
USB Type-Cポートが採用されているのは、なにげにうれしい点です。
バッテリー容量は4000mAと大き目です。その割に充電は5V2Aと、高速充電というわけではないのが残念な点です。
スピーカーの音質は、良くも悪くもなく、ごく普通の音質だと思います。個人的には、低価格なスマホの割には、良いほうではないかと感じました。ただ、イヤホンジャックがないのが残念です。
標準の状態では、スピーカーの音が大きすぎるので、「設定」→「音」→「詳細設定」→「音声強化」で、「BesLoudness」をOFFにする必要があると思います。
背面から
目立つのは4眼カメラ、また、指紋認証センサーがレンズの横にあります。
メインカメラは1600万画素です。マクロレンズも搭載しており、こちらは200万画素となっています。残りは、被写界深度測定レンズと補助レンズとなっていますが、どのような働きをしているのかは、使っていて、よくわかりませんでした。
指紋認証の精度は特に問題なく、認識速度も割と速いです。ですが、位置がよくない。指紋認証は、カメラとはもっと離して、中央上部にあったほうが、使いやすいと感じました。この場所だと、間違えてカメラのレンズを触ってしまったり、どこにあるのか指で探してしまいます。
右から
音量ボタンと電源ボタンがあります。
音量は、初期設定では大きすぎるので、設定で調整する必要があると思います。
上から
近接センサーと照度センサーがあります。
この位置にあるのは、めずらしいのではないでしょうか。
左から
SIMカードトレイがあります。
おしいのは、microSDカードを使うと、SIMカードが1枚しか使えないという点です。
UMIDIGIの低価格スマホでは、デュアルSIM+microSDカードといった使い方ができるので、この点ではとても残念です。
スペック
OUKITEL C21 | |
---|---|
OS | Android 10 |
SoC | MediaTek Helio P60 |
GPU | Mali-G72 MP3 |
画面 | 6.4インチ 2310×1080ピクセル パンチホール |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
バッテリー容量 | 4000 mAh 充電 5V / 2A |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 3G: WCDMA: B1 /8 4G: FDD: B1 /3 /7 /8/19/20 |
カメラ | アウトカメラ 1600万画素(メイン) + 200万画素(マクロ) + 200万画素(被写界深度用) + 200万画素(補助カメラ) インカメラ 2000万画素 |
防水 | - |
防塵 | - |
サイズ | 幅 75.5mm / 高さ 157.3mm / 厚さ 8.75mm |
重さ | 170g |
本体色 | ブルー ブラック パープル |
USB | USB Type-C |
その他 | DSDV対応 Bluetooth 5.0 近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス |
ベンチマーク
AnTuTu ベンチマーク V9.3.3
AnTuTuベンチマーク V8.3.4
GeeckBench 5.2.5
AndroBench
使用感
写真を撮ってみた
クリックすると、元の画像が表示されます。
背景をぼかすモードがありますが、うまくぼけず、通常撮影モードと比較しても、ほとんど変わりがありませんでした。
ピント合わせは、少し遅めだと思います。
通常撮影
マクロ撮影
通常撮影
上の写真のマクロ撮影
動作速度は、ストレスなく使える
SoCに、MediaTek Helio P60が使われており、通常の動作には問題ないレベルだと感じます。重いゲームをするとなると別なのでしょうが、私のようにゲームはPokémon Goくらいな人間からすると、特にストレスなく使えます。
位置情報は正確
マップアプリでナビを使ってみましたが、位置情報はとても正確で、また、電子コンパスにも問題はなく、快適に使うことができました。
低価格なスマホの場合、位置情報が正確でなかったり、電子コンパスが省略されていたりするなど、マップアプリがあまり使えないこともありますが、その点においては、OUKITEL C21 は、とても優秀です。
バッテリーはよくもつ
OUKITEL C21 のバッテリー容量は4000mAhです。ゲームを長時間すると、当然減りは早いですが、ごく普通の使い方、例えばSNSやwebサイトを見たり、YouTubeで動画をみたりする場合は、よくバッテリーがもちます。
最近の機種は、バッテリーの容量が大きい機種も増えてきていますので、OUKITEL C21 の4000mAhのバッテリー容量は、かなり大きいとは言えなくなってきています。それでも、バッテリーのもちには満足できました。
バッテリーの減り方(一例)
バッテリーの充電速度
15%から100%になるまで、約2時間半ほどかかりました。
スリープ時のバッテリーの減り方
スリープ時のバッテリーの減り方は少なく、異常なバッテリー消費などは見られませんでした。
下の画像の、グラフが平らになっているところが、スリープしている時間です。
VoLTEに対応している
LINEモバイル(ソフトバンク回線)、OCNモバイルONE(ドコモ回線)、exciteモバイル(au回線)それぞれで、VoLTEに対応していることが分かりました。
ただし、auのプラチナバンドには対応していないので、au回線では使える範囲が狭いと思われます。
楽天モバイルには対応している?
楽天モバイルでOUKITEL C21を使おうと思っている人もいるかもしれません。
結果からいうと、使うことはできます。ただし、Engineer Modeなどでの設定が必要です。
詳しくは、こちらからお調べください。
電波の感度
電波の感度は、やや弱いような気がします。
たとえば、他のスマホで、アンテナマークがフルな場所でも、このスマホだと、アンテナマークが少し弱い表示の時があります。
ノッチを隠すことができる
設定の「Hide notch」で、ノッチ部分を隠すことができます。
画像の左側が通常モード、右側がノッチを隠した場合です。
「戻る」の位置を変えられる
通常では戻るの▽が一番右にありますが、設定で、一番左に表示させることができます。
イヤホンジャックがないのが残念
OUKITEL C21には、イヤホンジャックがありません。音楽をイヤホンで聴くためには、変換ケーブルが必要です。
私は、変換ケーブルがじゃまに感じたので、Bluetoothのレシーバーを使って、音楽を聴いています。
OUKITEL C21でスクリーンショット音を消すには?
UMIDIGI F1やA5 Proなどと同じ方法で、スクリーンショット音を消すことができます。
まとめ
OUKITEL C21は、個人的に、カメラ機能には少し違和感を感じますが、その他の部分においては、サクサク動き、位置情報も正確ということもあり、自分のメインな使い方、SNSやwebサイト閲覧、YouTube、マップアプリの使用においては、不満なく使うことができました。
ゲームでも、軽いゲームなら楽しめるのではないでしょうか。
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