Ulefoneは、Ulefone Armorなどのアウトドアスマホ以外にも、ノーマルなスマホも発売しています。
その中でも、Ulefone Note 11Pは、約2万円といった低価格で、RAMが8GB、ROMが128GBと、メモリやストレージが多めなのが特徴です。
低価格帯のスマホでは、時にはRAMが少なくてアプリの動作が遅くなってしまったり、ROMが少なくて、多くのデータを保存することができないこともあります。その点では、Ulefone Note 11Pは優秀です。
今回は、そんなUlefone Note 11Pのレビューをしていきます。
開封
このような箱に入っています。いたって普通の箱です。
箱の裏側には、技適マークのシールが貼ってありました。
開封しました。白くて半透明な袋に本体が入っています。
付属品です。冊子類、SIMピン、USB Type-Cケーブル、充電器となっています。
充電器の仕様は、5V2A出力となっています。PSEマークがついています。
本体
画面
画面のサイズは6.55インチ、液晶で解像度は1600x720となっています。
インカメラは、パンチホールとなっています。
気になるのは、元々貼ってある液晶保護フィルムで、画面よりも明らかに小さいサイズです。また、丸くくりぬかれているのではなく、角を切るような感じになっています。
下から
マイク、USB Type-cポート、スピーカーがあります。スピーカーの音質は、よくもなく悪くもなくといった感じです。
右側から
右側には、ボリュームボタンと電源ボタンがあります。
上から
上側には、イヤホンジャックがあります。
左側から
SIMカードスロットがあります。
Ulefone Note 11Pは、DSDV対応、かつ、microSDカードも1枚同時に使用することができる、トリプルスロットとなっています。
カメラ部分
カメラは標準的な位置にあり、その下には指紋認証センサーがあります。
カメラの出っ張りは、2mmほどあります。
背面は、さらさらした手触りで、指紋は目立ちません。
背面
左がUlefone Note 11P、右がRedmi Note 9Tです。
手触りや形は、Redmi Note 9Tに似ています。Redmi Note 9Tよりも縦に少し長く、幅は少し細めです。
スペック
Ulefone Note 11P | |
---|---|
OS | Android 11 |
SoC | MediaTek Helio P60 |
GPU | Mali-G72 MP3 |
画面 | 6.55インチ、 1600×720ピクセル パンチホール |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
バッテリー容量 | 4400 mAh 急速充電 10W ワイヤレス充電には対応していません。 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 19 / 20 / 28A / 28B |
カメラ | アウトカメラ 4800万画素 + 800万画素(超広角) + 200万画素(マクロ) + 200万画素(補助) インカメラ 800万画素 |
防水・防塵 | × |
サイズ | 幅 77.2mm / 高さ 166.9mm / 厚さ 9.95mm |
重さ | 220g |
本体色 | レッド、ブラック、グリーン |
USB | Type-C(USB 2.0) |
その他 | Bluetooth 5.0 近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス |
ベンチマーク
Antutu Benchmark V9.1.0
Geekbench 5.4.1
写真を撮ってみた
クリックすると、元の画像が表示されます。
標準カメラ
マクロカメラ
標準カメラ
使用感
第一印象は「重い!」
Ulefone Note 11Pを取り出してみて、まず感じたのは、「重い!」ということです。バッテリー容量が4400mAhと、最近のスマホとしてやや大きいくらいの容量ですが、重さは約220g。バッテリー容量が5000mAhのRedmi note 9Tと同じくらいの重さです。
バッテリー容量で見ると、もう少し軽くてもよいなと感じます。
スクロールが重い!
「重い!」が何度も続きますが、webブラウザやTwitterアプリなどで、画面をスクロールさせるとき、指を大きく動かさないと、思うように画面がスクロールしません。
いつも使っているRedmi note 9Tなど、触ったことのあるAndroidスマホの中でも、おそらくUlefone Note 11P特有のスクロールの仕方なのでしょうが、画面のスクロールという点で見ると、とてもやりにくく、時にはイライラしてしまいます。
動作速度は、特に問題を感じない
SoCにMediaTek Helio P60が使われていて、動作速度としては、中くらいでしょうか。それでも実際に操作してみて、また、ベンチマークの結果から見ても、軽いアプリでは特に問題を感じることはないと思います。
重いゲームなどをするとまた違ってくるのでしょうが、私は軽い使い方(TwitterやYouTubeなど)しかしないので、特に問題はないです。ただし!、上に書いたスクロールの問題があるので、速度的には問題を感じなくても、使いにくい面はあります。
位置情報は合格点
ナビをよく使う私にとって、位置情報や電子コンパスの正確性は重要です。Ulefone Note 11Pは、電子コンパスが省略されずに内蔵されています。
実際にナビを使ってみましたが、位置情報や電子コンパスは正確で、特に問題なくナビすることができました。
初期設定では、スピーカーの音が大きすぎる
初期設定のままでは、スピーカーの音が大きすぎます。
「設定」ー「音」ー「詳細設定」ー「音声強化」の、「BesLoudness」をOFFにすると、ちょうどよい感じになります。
指紋認証には、少し時間がかかる
指紋認証は正確ですが、ロックが解除されるのに、少し時間がかかります。指紋センサーに指をつけて、約1秒くらいでロックが解除されます。
触った瞬間にロックが解除されるスマホもありますが、そのようなスマホと比べると、時間がかかります。ただ、人にもよると思いますが、私的には、多少遅くても精度は正確なので、特に気になることはありません。
ポートレートモードは残念仕様
補助カメラがあるので、被写界深度を測定しているのかと思いましたが、ポートレートモードは、単に画像の真ん中以外をぼかす機能となっています。
au系の格安SIMでは使えるのか?
auのプラチナバンドであるバンド18には対応していませんが、バンド1など、Ulefone Note 11Pが対応しているバンドにはつながり、通信や通話をすることができました。
ただし、プラチナバンドには対応していないので、使えるエリアは限られてしまいます。
VoLTEに対応している
確認した限り、OCNモバイルONE(ドコモ系)、エキサイトモバイル(au系)、LINEモバイル(ソフトバンク系)の格安SIMそれぞれで、VoLTEを有効にすることができました。
ただしau系の格安SIMは、Ulefone Note 11Pが、auのプラチナバンドに対応していないため、実質的にはドコモ系とソフトバンク系の格安SIMで使うのがよいでしょう。
カメラのシャッター音は消せるが、スクリーンショットの音は消せない
カメラのシャッター音は、カメラアプリの設定で消すことができます。
でも、スクリーンショットの音は、消すことができません。
EngineerModeに入り消そうとしましたが、設定項目自体が出てこないので、消すことができません。
まとめ
本日現在、Amazon価格が約2万円なUlefone Note 11Pは、個人的には、スクロールの問題がるので、常用はできないと感じています。
全体的には、これといった特徴がなく、ごく普通なAndroidスマホといった感じです。
価格の割にRAMやROMの容量が大きく、動作速度も特に問題を感じない分、とてももったいないです。
コメント
使い勝手が良くないです。
最初に指紋認証が利用出来たに、しばらくすると不可能になってしましました。
顔認証も思わしくいきません。
絶えず、暗証番号の打ち込みです。
電話登録もなんかうまくいきません。
いろいろのメーカ品を使用しましたが、一番困難です。
買うときは、比べて良いと思ったのですが、使ってみないと分からない物です。