OPPO Pad 2ですが、スペック的に目を引くのは、SoCにMediaTek Dimensity 9000が搭載され、かなりの高スペックタブレットとなっていることです。
他にも、2800×2000ピクセルという高解像度で、10億色対応、最大144Hzのリフレッシュレートという美しい画面、高音質なクアッドスピーカー搭載、9510mAhの大容量バッテリーなど、フラッグシップにふさわしい条件を兼ね備えています。
今回は、こんなOPPO Pad 2のレビューをしていきたいと思います。
開封と付属品
こんな箱に入っています。
本体が入っています。
※後から写真をとったので、写真では液晶保護ガラスが貼られています。もともとは何も貼られていません。
冊子類です。
付属の充電器とケーブルです。
充電器は67Wでの急速充電に対応しています。
外観
正面から
通常のタブレットとは違い、画面のアスペクト比は7:5となっています。
画面はとても明るくて、色もきれいに表示されます。
インカメラは800万画素となっています。
下側から
専用のキーボードの接続端子があります。
右側から
スピーカー、USB Type-Cポート、マイクがあります。
スピーカーの音は、かなりよく、満足できる音質です。
また、タブレットを回転させても、常に右のスピーカーからは右の音が、左のスピーカーからは左の音が出ます。
上側から
ボリュームボタン、マイクがあります。
左側から
電源ボタンとスピーカーがあります。
背面から
技適マークなどが印刷されたシールが貼ってあります。
アウトカメラは1300万画素となっています。
重さ(実測値)
液晶保護ガラスも含めて、587gでした。スペック上の本体の重さは、552gです。
プリインストールアプリ
スペック
OPPO Pad 2 | |
---|---|
OS | Android 13 → Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 9000 |
GPU | ARM Mali-G710 MC10 |
画面 | 11.6インチ 2800x2000ピクセル リフレッシュレート 最大144Hz タッチサンプリングレート 120Hz/144Hz |
RAM | 8GB(LPDDR5) + 拡張8GB |
ROM | 256GB(UFS 3.1) |
バッテリー容量 | 9510mAh 67W急速充電 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | ー (Wi-Fi専用) |
カメラ | アウトカメラ 約1300万画素(f/2.2) インカメラ 約800万画素(f/2.3) |
防水・防塵 | ー |
耐衝撃 | ー |
サイズ | 幅 259mm / 高さ:190mm / 厚さ 6.6mm |
重さ | 約552g |
本体色 | グレー |
USB | USB Type-C (USB2.0) |
その他 | GPS Bluetooth 5.3 顔認証 OPPO Pencil対応(筆圧4096段階) 地磁気センサー、光センサー、加速度センサー、重力センサー 色温度センサー、ジャイロセンサー イヤホンジャック無し |
ベンチマーク
AnTuTuベンチマーク(V10.1.9)
左が通常モード、右がパフォーマンスモードです。
AnTuTuベンチマーク(V9.6.2)
Geekbench 6.2.2
AnTuTu Storage Test
使用感
MediaTek Dimensity 9000による、超サクサクとした動作
やはり、特筆すべきは処理スピードの速さではないでしょうか。何をやっても、キビキビ・サクサク動くのは、操作していてもとても気持ちがよいです。
パフォーマンスモードでは、ベンチマークの値も上がりますので、ある程度重いゲームなどもこなせるスペックだと思います。
明るくて、とてもきれいな画面
画面はとても明るくて、発色もよいです。10億色対応とメーカーがうたう通り、画面を見ただけで、他のタブレットとの違いがすぐに分かるほどです。
とても鮮やかな画面です。
アスペクト比7:5のディスプレイ
画面のアスペクト比は、7:5となっています。この比率は、A4の用紙や本などの比率に近くなっています。
白銀比と呼ばれる7:5のアスペクト比は書籍や文書に使われる縦横比に近いので、とても読みやすくなっています。
https://www.oppo.com/jp/accessories/oppo-pad-2/#section-screen
横向きでも縦向きでも分割画面でも、本やファイル、ウェブブラウジングも、タブレットでもっと見やすくなりました。
最大144Hzのリフレッシュレートで、操作感が最高
リフレッシュレートの高いスマホは数多くありますが、OPPO Pad 2も、リフレッシュレートは高いです。最大144Hzで、設定の「アプリ固有のリフレッシュレート」で、アプリごとにリフレッシュレートを設定することもできます。
低音もよく出るクアッドスピーカー
他の音がよいタブレットをレビューしたこともありますが、その中でもOPPO Pad 2は一番音がよいと感じました。Dolby Atmosをサポートし、低音もよく出る印象があります。
明るいところでは割ときれいに写るカメラ
明るいところでは、割ときれいに写ると感じます。1300万画素と画素数が低いので、細かな部分は潰れて写ってしまいますが、色などはきれいに写っていると思います。反面、夜景モードの写りは、あまりよいとは言えません。この辺は、最後の方にある「カメラで写真を撮ってみた」でご確認ください。
長持ちバッテリー
バッテリー容量は9510mAhと、今まで私がレビューしてきた中でも一番容量が多いタブレットです。
PCMARK for Androidを使って、バッテリーのもち具合を調べてみようとしましたが、アプリが完走しないので、もち具合を数値で表すことができません。しかし、実際に操作していても、バッテリーの減りは遅いですので、バッテリーのもちはよい方だと思います。
薄い本体と専用キーボード
厚さは6.6mmと、薄いタブレットです。結局はケースをつけてしまうのですが、それでも薄いタブレットならケースをつけても持った感じが薄いので、持ち運びしやすく感じます。
専用キーボードをつければ、スマホをさらに快適に操作することができます。マグネットで簡単に装着することができます。
バッテリーの充電速度は速い
OPPO Pad 2は、67Wでの急速充電に対応しています。バッテリーが15%から100%になるまで、約1時間しかかかっていません。
バッテリーを保護する機能がある
「スマート充電」「80%で充電を停止」など、バッテリーを保護する機能があります。
特に「80%で充電を停止」の機能は、ノートパソコンなどにも搭載されている、バッテリーの劣化を抑えるのに有効な機能です。
画面分割機能が便利
画面を分割する機能がとても便利です。例えば、片方でSNSをチェックしながら、片方でwebサイト閲覧をするなどができます。画面を分割しても、動作が遅くなるなどはなく、快適に使用することができます。
ナビが快適に使える
GPSや電子コンパス内蔵なので、ナビを快適に使うことができます。
大きめのタブレットなので、持ち運びすることはあまりないとは思うのですが、テザリングをしながらナビを試して見ました。結果、位置情報も電子コンパスも正確で、快適にナビを使うことができました。
SIMカードを挿入して通信を行うことができない
Wi-Fiモデルだけなので、SIMカードを挿入して、通信を行うことができません。外出先で通信を行うには、スマホのテザリングやWi-Fiルーターが必要となります。
カメラの設定
カメラの設定は、次のようになっています。
カメラで写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画面が表示されます。
カメラで動画を撮ってみた
手ぶれ補正が効いています。1920×1080、30fpsです。
まとめ
何よりも、キビキビ・サクサク動く快適さが最高です。高スペックなSoCが採用されているだけのことはあります。
他にも、何気にアスペクト比7:5のディスプレイも見逃せません。思った以上に電子書籍やpdfファイルなどが見やすいです。
音がよい点も注目すべき点です。タブレットとしてはとてもよい音を楽しむことができます。
ちょっとお値段は高めですが、買って後悔することはないのではないかと思います。
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