価格も性能もちょうどよい「Blackview Tab60」レビュー

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SoCにHelio G99が使われている機種が登場し、活気が出てきている8インチタブレットです。そんな中、Blackview Tab 60というタブレットが目にとまりました。SoCはUnisoc T606ですが、RAMが6GBと容量が多く、ROMも128GBあり、読書などには十分使えるスペックとなっています。
バッテリー容量は6000mAhと、割と容量が大きいです。

Amazon価格で約1.5万円、使い物になるかどうか気になるところです。実際に使用して、使い勝手を確かめてみたいと思います。

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開封

このような箱に入っています。

 

本体が入っています。なお、ケースや液晶保護ガラスなどは付属していないので、必要な場合は別途購入する必要があります。

 

付属品です。一番右の冊子の下に、充電器が入っています。

  

充電器の出力は、5V/2Aです。
最近は急速充電に対応したスマホやタブレットも数多くありますが、本機は急速充電には対応しておらず、残念です。

外観

正面から

正面から見たところです。
ガラスフィルムは付属せず、液晶保護フィルムが貼られていました。
きれいに貼られているので、この液晶保護フィルムを使っていくのもいいかもしれません。
画面の解像度は低い(1340×800ピクセル)ですが、表示自体はとてもきれいです。

下部から

マイク、USB Type-Cポート、スピーカーがあります。
上部にもスピーカーがありますので、音楽などはステレオで楽しむことができます。音質は、そんなに悪くはなく、むしろこの価格ではよい方だと感じました。

右側面から

電源ボタン、音量ボタンがあります。

上部から

スピーカーとイヤホンジャックがあります。

左側面から

nanoSIMカード/microSDカードスロットがあります。

 

nanoSIMカードを2枚同時に使うと、microSDカードを使うことができません。

SIMの認識状況は、こちらに書きました。

背面から

技適マークなどが印刷されたシールが貼られています。本体の設定からは、技適マークを確認することができませんでした。
背面の素材は、おそらく樹脂ではないかと思われます。安っぽさはなく、なかなかよいできだと思います。

カメラ周辺

カメラの画素数は800万画素となっています。「AI CAMERA」などと印刷されていますが、カメラの写りはあまりよくありません。

撮ってみたカメラ画像はこちらから。

重さ(実測値)

本体+液晶保護フィルムの重さです。仕様の重さ(338g)と同じでした。

スペック

 Blackview Tab60
 OSAndroid 13
SoCUnisoc T606
 GPUMali-G57
 画面8.68インチ
1340×800ピクセル
IPS液晶
 RAM6GB
 ROM128GB
 バッテリー容量6050mAh
 Wi-FiWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
(2.4GHz 、5GHz)
 対応バンド3G :1/8
4G :1/3/7/8/20/40
5G:非対応
 カメラメインカメラ 800万画素(f/1.8)
インカメラ 500万画素(f/1.8)
 防水・防塵×
 耐衝撃×
 サイズ幅 124mm / 高さ:211mm / 厚さ 8.4mm
 重さ338g
 本体色グレー
USBUSB Type-C (USB2.0)
 その他GPS
Bluetooth 5.0
加速度センサー

プリインストールアプリ

ベンチマーク

AnTuTuベンチマーク(V10.0.7-OB7)

GPUはLiteバージョンです。

AnTuTu Storage Test (V10.0.7-OB7)

Geekbench 6.2.0

使用感

軽くてコンパクトな、使える8インチタブレット

画面の解像度が1340×800ピクセルなのが気になっていましたが、実際に使ってみると、そこまで解像度が気になることはありませんでした。

重さは338gと、片手で楽に持つことができます。また、Widevine L1に対応しており(ただし、NetflixではL1と認識しない)、高画質で動画を楽しむことができます。

ちょっと驚いたのは、スピーカーの音質が結構よいという点です。この価格のタブレットでは、高音だけがシャカシャカ鳴るものも多いですが、本機はそんなことはなく、まともな音が出ます。

動作速度は、Helio G99ほどサクサクとまでは行きませんが、ちょっと動画や読書を楽しみたいときなど、支障なく操作することができます。

あと、気になったのが、指紋認証センサーがないという点です。Androidタブレットには指紋認証センサーがないものが多いですが、本機にもありません。便利なので、あればなおよいですね。

10インチクラスのタブレットと比べて、やはりコンパクトなのはとてもよいです。カバンにちょっと入れといて、読書したいときにちょっと取り出す、なかなかよいです。

純正ケースの使い勝手がかなりよい!

純正ケースを取り付けると、いろいろな作業がはかどります。
この純正ケース、純正だけあってサイズはぴったり、マグネットでのスリープやスリープ解除にも対応しています。持った感じもなかなかよいです!

バイブに品がない

フィードバックされるバイブに、品がないというか、ただモーターがブーッと鳴ってるだけって感じのバイブです。iPhoneのバイブは心地よい感じがしますが、本機のバイブは、低品質な感じのバイブです。

バッテリー持ちは?

バッテリー容量は、6050mAhあります。実際に使ってみましたが、割と持つ感じでした。

PCMARK for Androidで、Work3.0 battery lifeを使い、バッテリーのもちを調べました。
最後のスクリーンショットがどうしても撮れなかったのですが、液晶の輝度を50%にした状態で、約10時間でした。

ALLDOCUBE iplay 50 Mii Proが8時間31分でしたので、十分な持ちではないかなと思います。

充電にかかる時間

バッテリーが35%から100%になるまでに、約2時間30分かかりました。
急速充電に対応しておらず、さらにバッテリ容量も大きめなので、バッテリーの充電には時間がかかってしまいます。

スリープ時のバッテリーの減り方

スリープ時、バッテリーがどんどん減っていく端末が時々ありますが、本機のバッテリーの減り方はゆるやかです。8時間~9時間で1%減っていく感じでした。
また、グラフはありませんが、3日間スリープ状態で放置して、約20%バッテリーが減っていました。

・楽天モバイルのSIMカード挿入、Wi-FiがOFFの時のグラフです。
・アプリは、X、Instagram、ショッピング・フリマアプリをいくつかインストールした状態です。

ナビは快適か?

スマホと同じく、タブレットでもナビをしたい私なのですが、タブレットには電子コンパスが内蔵されていないことがとても多いです。本機にも内蔵されておらず、快適なナビ環境というわけではありませんでした。でも、位置情報はほぼ正確でした。

8インチタブレットは、10インチタブレットと違い、外に持ち出すことが多いと思います。電子コンパスの内臓をぜひ望みます!

Widwvine L1に対応

Widevine L1に対応しています。でも、NetflixではL1とは認識されていませんでした。

Unisocなのに、最初からVoLTE対応!?

本機のSoCは、Unisoc T606です。SoCがUnisoc系の場合、VoLTEを有効にするために、エンジニアモードを立ち上げたりと、一手間かかることが多いですが、本機では、何もしなくても、VoLTEが有効になりました。

楽天モバイルとNUROモバイル(SoftBank回線)でこのことを確認しました。これにはちょっと驚きました。最初からVoLTEが有効にできるなら、他メーカーのUnisoc機でもできるはずです。

ただ! 実際に音声通話をしてみると、本機からの音声が相手に届きません。私の設定が悪いのかどうかは分かりません。Android純正の通話アプリを使っても、楽天Linkを使っても、こちらの音声は相手には届きませんでした。

※2023/11/28 追記
私の機体の不具合のようでした。マイクが音を拾いません。録音アプリでも音声を録音することができませんでした。

なお、ドコモとauのプラチナバンドには対応していないため、使うなら、SoftBank系の格安SIMか、楽天モバイルで使うのがよいかと思います。

RAMの拡張ができる

最近のAndroidタブレットは、たいていRAMの拡張ができます。本機も同じく、RAMを拡張することができます。本体のRAMが6GBで、拡張分が最大6GB、合計12GBまでRAMを拡張することができます。

色とコントラストを調整することができる

「設定」ー「ディスプレイ」ー「Color & contrast」で、画面の色とコントラストを調整することができます。自分好みの発色に調整するとよいでしょう。

カメラで写真を撮ってみた

画像をクリックすると、元の画像が表示されます。

駅前に、きれいな花が咲いていました。
秋の空です。
きれいな花を見ると、心が洗われます。
カラオケに行ったときに注文したポテト。
ウサギがお出迎えしてくれました。
いつも撮ってる、色とりどりできれいな作品です。
ここだけ西洋風
涼しい光が漏れてきます。
帰宅前にコンビニに行きました。
もっと暖かい感じの光だったんですけどね。
近所の小川です。

カメラ画質の比較

同じ場所・時間で撮った写真です。左がBlackview Tab 60、右がOPPO Reno10 Pro 5Gです。
メモ程度ならよいですが、観賞用のきれいな写真は、なかなか撮れそうもありません。

光が十分にある場所での写真は、きれいに撮れるものもあります。光が十分ではない場所(夕方、陰、夜景など)では、写りが悪くなってきています。

まとめ

Amazon価格で約1.5万円の8インチタブレットですが、気軽に使うにはちょうどよい価格ですね。それでいて、価格以上の使い心地がありました。

10インチクラスのタブレットも、画面は大きくてよいのですが、持ち運ぶにはちょっと大きすぎ。やはり持ち運ぶには、コンパクトな8インチタブレットが最適です。

本機は、価格の安さと性能とのバランスが取れていて、これいいなと思えるタブレットです。そこまで高性能を求めないならば、ちょうどよいくらいのタブレットに仕上がっていると思います。

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