UMIDIGI A3Sを使っていて、「これはおかしい!」ということがありました。それは、スリープ時(何も操作していない時)のバッテリー異常消費です。
まず、下の画像をご覧ください。
このグラフは、スマホを全く使っていないときの、バッテリーのグラフです。何も操作していないのに、どんどん減っています。大体30分で1%減っていっています。
いくつかの方法で、この異常なバッテリーの減りをなおそうとしたのですが、まったく原因が分からず、困り果てていました。
しかし、原因は思わぬところにありました。
今回は、この「バッテリーの異常消費」の原因に迫っていきたいと思います。
問題解決で試したこと
結果から言うと、使っているSIMカードに原因がありました。
その前に、いくつか試したことをあげると、
- 出荷時の状態にリセットする
- 「電池の最適化をする」に設定する
- LINE、Gmailなど、バックで動作するアプリをアンインストールする
- 機内モードにする
出荷時の状態にリセットする
何か動作に問題が発生したら、PCだったらリカバリをします。それにならって、UMIDIGI A3Sを、出荷時の状態にリセットしました。
その上で、再度バッテリーの減り方を調べたのですが、変化はなく、どんどんバッテリーは減っていきました。
「電池の最適化をする」に設定する
「電源の最適化」とは、使われていないアプリをスリープ状態にして、スマホを省電力化する機能です。「電池の最適化」を「最適化する」状態にすると、使われていないとき、そのアプリはスリープ状態に入ります。
例えばLINEがスリープ状態に入ると、メッセージが受け取れなくなるため、LINEは「電池の最適化をしない」設定にします。
私の場合、スリープ状態に入るとメッセージが受け取れなくなるアプリ、例えばLINEやTwitter、Gmailなどを「電池の最適化をしない」に設定していました。
それを今回、「電池の最適化をする」に戻しました。常時バックでこれらのアプリが起動し、それがバッテリーの異常消費につながっていると考えたからです。
しかしこれも、バッテリーの異常消費の原因ではありませんでした。
LINE、Gmailなど、バックで動作するアプリをアンインストールする
バックで動作するアプリがバッテリーを消費させていると考え、LINE、Twitter、Gmail、その他、常駐するようなアプリをアンインストールしました。
バックで動作するアプリがなくなれば、バッテリーの異常消費が抑えられると考えたからです。
しかしこれも、バッテリーの異常消費の原因ではありませんでした。
機内モードにする
何らかの通信が常時行われているのではないかと考え、機内モードにしてみました。すると、バッテリーの異常消費はなくなりました。
しかし、機内モードにすると、スマホが通信しなくなるため、一部のアプリ、例えばメールやLINEなどで、メッセージを受け取ることができなくなります。
そのため、この方法は現実的には使うことができません。
原因はSIMカードにあった
原因は、意外なところにありました。それは、使っているSIMカードです。
SIMカードが壊れていたとかではなく、「OCNモバイルONEのSIMカードを使っている」ことが原因でした。
OCNモバイルONEの新コースもバッテリー異常消費問題は解決せず – ukkiのブログ https://t.co/aKyrHwmrOK
— kaitoulite (@kaitoukaki) December 14, 2019
このバッテリーの減り方は、私が使っているUMIDIGI A3Sと同じ減り方です。
私は、SIM1に「OCNモバイルONE」、SIM2に「モナWi-Fi」をセットして使っていました。
そこでSIM1を「LINEモバイル(au)のSIMカード」に変更しました。すると、バッテリーの異常消費はおさまりました。
少しずつ減ってはいますが、OCNモバイルONE使用時と比べると、明らかにバッテリーの減り方がゆるやかになっています。
グラフを比較してみます。
グラフの間隔が違っていて分かりにくいかもしれませんが、OCNモバイルONEだと、約30分で1%、LINEモバイル(au)だと、約1時間で1%の減少となっています。
まとめ
使うSIMカードによって、バッテリーの減り方が変わってしまうことは、今回初めて知りました。
OCNモバイルONEのSIMカードを使うと、なぜバッテリー消費が激しくなるのか、その原因までは分かりませんでした。
バッテリーが意味もなく減っていくときの原因として、使っているSIMカードを疑ってみることも必要だということがわかりました。
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