先日、OUKITEL C21を、洋服のポケットから出すのを忘れ、洗濯機にかけてしまいました。
脱水後、あわてて取り出したものの、動かず……。
ダメもとで4日間くらい、乾燥剤と一緒に箱に入れておいたら、奇跡的に復活しました。
ほっとしたのですが、やはりスマホは防水でないと、と感じた出来事でした。
今回は、防水だけではなく、防塵、耐衝撃なスマホ、OUKITEL WP8 Pro のレビューとなります。
外観
前面から
※この写真は、液晶保護ガラスを貼った状態で撮っています。
水滴型ノッチです。特に気になる点はなく、きれいに表示されます。
下から
micro USBポート、マイクがあります。
USB Type-Cではないのが気になるのと、防水とはいえ、何度もキャップを開け閉めしていると、キャップの劣化が早くなり、防水などの機能が低くなるのではないかと心配です。
Qiなどのワイヤレス充電に対応していればよかったなと思います。
右側から
SIMカードトレイ、電源ボタン、指紋認証センサーがあります。
SIMカードを2枚使うと、microSDカードが使えなくなってしまうのが残念な点です。
上から
イヤホンジャックがあります。これも、microUSBポートと同じく、開け閉めしていると、防水などの機能が低くなるのが心配です。
ただ、充電とは違って、こちらはBluetoothを使って音楽を聴くことができるので、開け閉めを一切しないこともできます。
左側から
ボリュームボタン、そして「Smart」と書かれたサイドキーがあります。
Smartボタンは、特定のアプリを起動させるなど、いろんな機能を割り当てることができます。
背面から
カメラのレンズは3つあります。メインのレンズとマクロ撮影用のレンズ、そして用途不明なレンズです。
OUKITELの文字の左下にスピーカーがあり、真下にはマイクがあります。
右下にもスピーカーがあるのかなと思ったのですが、実際はスピーカーではなく、外部スピーカーはモノラルとなります。音質は、ごく普通だと思うのですが、裏側にスピーカがあるので、ちょっとこもった感じに聞こえます。
ベンチマーク
AnTuTuベンチマーク V8.4.3
GeeckBench 5.2.5
AndroBench
スペック
OUKITEL WP8 PRO | |
---|---|
OS | Android 10 |
SoC | MediaTek Helio A25 MT6762D |
GPU | PowerVR GE8320 |
画面 | 6.94インチ 1,560×720ピクセル 水滴型ノッチ |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
バッテリー容量 | 5000 mAh 充電 5V / 2A |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | EU & 日本バージョン 3G: WCDMA: B1 /8 4G: FDD: B1 /3 /7 /8/19/20 |
カメラ | アウトカメラ 1600万画素(メイン) + 200万画素(マクロ) + 200万画素(被写界深度用) インカメラ 800万画素 |
防水 | 〇 |
防塵 | 〇 |
サイズ | 幅 84.7mm / 高さ 178mm 厚さ 12.9mm |
重さ | 260g |
本体色 | オレンジ ブラック |
USB | microUSB |
その他 | MIL-STD-810G DSDV対応 Bluetooth 4.2 近接センサー、環境光センサー ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス |
使用感
持ちやすく、思っていたよりも軽い
バッテリー容量5000mAh、防水防塵に対応していて、「どれくらい重くて持ちにくいのだろう」と購入前は思っていました。
手元に届き本体を持ったところ、スマホの厚さが、このようなアウトドアで使うようなスマホの中では薄いこともあるのか、第一印象は「ちょっと重いけど、持ちやすい」でした。
確かに、260gという重さは、スマホの中では重い部類に入ります。でも、本体のデザインや比較的薄い厚みも影響しているのでしょう。
動作速度は、普段使いではあまりストレスを感じない
SoCは、MediaTek Helio A25となっています。重い作業をさせるのには向いていません。普段の使い方をしていて、アプリの起動が遅いのが、いちばん気にかかった点です。
でも、軽い作業、例えばメールやSNS、動画鑑賞など、ライトに使う分には、あまりストレスを感じることなく、使うことができました。
指紋認証の精度が悪い
OUKITEK WP8 Proには、右側面に、指紋認証センサーがあります。この指紋認証ですが、何をどうやっても、誤認識が多いのです。
1本の指を2回登録する(例えば、同じ人差し指を2回登録するなど)と、少しはましになったのかな?と感じますが、とにかく指紋認証がうまくいかず、上のように「所定の回数以上間違えました」の画面を何度も見ることになってしまいます。
位置情報は正確、でも電子コンパスはダメダメ
位置情報は、マップアプリを起動した直後は、変な場所が表示されていることがありますが、おおむね正確です。ただ、電子コンパスは正確ではなく、何度補正しようとしても、90度ほど地図が傾いて表示されてしまいます。
写真
背景をぼかすモードがありますが、写真の周辺をぼかすだけの機能で、あまり使うことはないでしょう。
※クリックすると、もとの画像が表示されます。
マクロ撮影
「サイドキー」が何気に便利
本体左側に、「Smart」と書かれたボタンがあります。このボタンを押したときの動きを、「設定」→「サイドキー」で設定することができます。
1回押したとき、長く押したとき、2回連続で押したときと、3通りの押し方のパターンで、機能を割り当てることができます。
上の画像の場合、1回押したときは何も反応しない、長押しでスクリーンショットを撮る、2回連続オスとカメラアプリを起動する、このような設定になっています。
バッテリーは長もちする
バッテリー容量は5000mAhと大容量なので、1日で使いきれることは、あまりないと思います。
上を見ると、バッテリー容量が8000mAhや10000mAhなんてスマホもあります。そんなスマホには負けてしまいますが、ゲームを連続で何時間もやり続けることがない限りは、一日十分にバッテリーは持ちます。
ちなみに、私の使い方だと、2日間バッテリーはもつことになります。
au系の格安SIMで使えるか?
バンド1が対応していますので、バンド1のエリア内であれば、使用できるようです。
LINEモバイルのau回線で、実際に確認してみました。
VoLTEマークが表示され、アンテナマークも表示されました。データ通信もできました。
スクリーンショットの音は、消すことができる
スクリーンショットの音は、次の記事と同じ方法で消すことができます。
めんどくさい設定
常駐アプリが切られる
「電池の最適化」をOFFにしても、例えばLINEの通知が来なかったり、バッテリーミックスがいつの間にか閉じてたりと、常駐してほしいアプリが切られてしまい、困っていました。
アプリ一覧をよく見ると、「携帯電話の家政婦」というアプリがありました。
画面右上の、六角形のマークをタップすると、
「ホワイトリストをクリーンアップ」
「画面ロック後に自動クリーンアップ」
と、アプリを管理しているらしき項目が出てきました。
「アプリをホワイトリストに登録して、自動クリーンアップをOFFにすればいいのかな?」
と考え、LINEやバッテリーミックスなど常駐してほしいアプリをホワイトリストに登録し、自動クリーンアップもOFFにしてみました。
しかし、それでもまだ常駐が切られてしまうアプリがあります。
MediaTekといえば、「DuraSpeed」で、バックで動くアプリの管理ができますが、このOUKITEL WP8 Proには、DuraSpeedの項目がありません。意図的に隠されているのか、それとも最初から入っていないのかはわかりません。
そこで、「QuickShortcutMaker」というアプリをインストールし、DuraSpeedを起動できないかどうか、探ってみました。
するとありました!
「DuraSpeed」をタップすると、その下にも「DuraSpeed」の項目が出てくるので、それをタップします。すると、次のような画面が表示されます。
「起動」をタップしても、エラーが出るので、「アプリ情報」をタップします。
すると、次のような画面が表示されます。
ここで「開く」をタップします。
すると、DuraSpeedの画面が出てきます。
※下の画像は、私が設定したあとのものとなります。
ここでタスクキルされたくないアプリをONにすると、問題は解決されました。
ウィジェットが動作しない
私の場合、「Poweramp」というアプリのウィジェットが正常動作しないという問題がありました。
この問題は、「携帯電話の家政婦」アプリの「アプリケーション管理」に、「アプリの自動起動」という項目がありますので、そこでPowerampをONにすると、ウィジェットが動作するようになりました。
まとめ
OUKITEL WP8 Proは、そこそこの速さで動き、バッテリーのもちもよく、防水・防塵・耐衝撃を備えたスマホです。特に、防水・防塵・耐衝撃を備えていることもあり、それだけの安心感があります。
個人的には、電子コンパスがもっと正確だったらなと思っています。
これだけ頑丈なスマホでも、比較的軽くて持ちやすい点もgoodです!
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