POCOシリーズは、今までに1機種のレビューをしてきています。
本日レビューするのは、POCOシリーズの最新機種、POCO X3 GTとなります。
POCO X3 GTは、SoCにMediatek Dimensity 1100 5Gが使用されており、高スペックな部類に入ります。
バッテリー容量は5000mAhとなっており、バッテリーのもちも期待できます。また、ドコモやauのプラチナバンドにも対応しており、広いエリアで使用できることも特徴となっています。さらに5Gにも対応しています。
今回は、そんなPOCO X3 GTのレビューとなります。
開封
付属品など
箱はブラックにイエローの文字となっています。5Gの文字がさりげなく添えられています。
どんどん開封していきます。中は黄色です。
本体が見えてきました。
一番下に、充電器とUSB Type-Cケーブルがあります。充電器は67W対応の高速充電器です。
付属品各種です。POCOのステッカーは一体何に使うのかな?
付属のケースは、TPU製の透明なものです。
本機にはイヤホンジャックがついていませんので、有線イヤホンをつなぐためのアダプタも入っています。
スマホを包んでいる袋には、スペックの大きな見所が書かれています。
個人的には、67Wでの高速充電が気になっています。
外観
正面から
パンチホールが画面上部にあります。
有機ELではありませんが、十分にきれいな表示です。
液晶にはGorilla Glass Victusが採用されています。またリフレッシュレートは120Hzとなっており、とくにTwitterなどのSNSや、webブラウザでのスクロール時に、快適さが発揮されます。ヌルヌルサクサクです。
背面から
POCOの大きな文字はなく、かわりに小さな文字でPOCOの文字が添えられています。
手で触った感触はサラサラしていて、指紋が目立ちにくくなっています。
下から
マイク、USB Type-Cポート、スピーカーがあります。
イヤホンジャックがないのが残念です。
スピーカはハイレゾ対応・Dolby Atmosにも対応しています。上部にもスピーカーがあり、ステレオで音楽などを楽しむことができます。音質はよいです。
右から
右側には、音量ボタンと電源ボタンがあります。
電源ボタンは、指紋認証センサーをかねています。指紋認証の精度はかなりよいです。
上から
マイク、スピーカー、赤外線センサーがあります。
このスピーカーと下部のスピーカーを合わせて、ステレオとなっています。
左から
左側には、SIMカードトレイがあります。
DSDVに対応しています。microSDカードには対応していません。
カメラ周辺
メインカメラは6400万画素、広角カメラは800万画素、マクロカメラは200万画素となっています。
カメラの出っ張りはそれなりにあるので、ケースをつけて使うことをおすすめします。
スペック
POCO X3 GT | |
---|---|
OS | Android 11、MIUI 12.5 |
SoC | MediaTek Dimensity 1100 |
GPU | Mali-G77 MC9 |
画面 | 6.6インチ(IPSディスプレイ) 1,080×2,400ピクセル パンチホール Gorilla Glass Victus リフレッシュレート 120Hz |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB / 256GB UFS3.1 |
バッテリー容量 | 5,000 mAh 急速充電 67W ワイヤレス充電には対応していません。 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 5G : n1, n3, n41, n77, n78 4G : B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 42 |
カメラ | アウトカメラ 6400万画素 + 800画素(超広角) + 200万画素(マクロ) インカメラ 1600万画素 |
防水・防塵 | × |
サイズ | 幅 75.9mm / 高さ 163.3mm / 厚さ 8.9mm |
重さ | 193g |
本体色 | 白、黒、青 |
USB | Type-C(USB 2.0) |
その他 | DSDV対応 67W急速充電 Bluetooth 5.2 近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス、赤外線センサー |
ベンチマーク
Antutu Benchmark V8.5.2
Antutu Benchmark V9.1.3
GeekBench 5.4.1
PCMark for Android Benchmark
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プリインストールアプリ
デバイス情報
重さ(実測値)
ケースなし(液晶保護ガラス装着済み)
付属のケースあり
使用感
動作スピードには、何の文句もない!
Twitterアプリやwebブラウザの操作一つをとっても、明らかに分かるほど、サクサク感が伝わってきます。まさに、爽快な使い心地という言葉がぴったりのスマホです。
これならば、重いゲームでも快適にプレイできるのではないでしょうか。少なくとも、Pokemon GOは非常に快適でした。
このサクサク感に寄与しているのは、リフレッシュレート120Hzの画面表示でもあります。あらゆる場面での画面表示を快適にしてくれます。(対応していないアプリもあります。)
高音質なスピーカー
本機のスピーカは、ハイレゾ・Dolby Atmosに対応しています。
スピーカーは、下部と上部に配置されていて、ステレオで高音質を楽しむことができます。
唯一残念なのは、イヤホンジャックがない点です。付属のアダプターを使えば問題なく有線なイヤホンをつなぐことが出来るのですが、一手間かかってしまいます。
効果音を鳴らす設定
効果音を鳴らす設定項目が、割と多めです。
電源ON時の効果音は、「起動時にオーディオを再生」をOFFにすると、鳴らなくなります。
充電や通知を知らせるランプはない
充電中の時や、通知が来たときに光るランプは、ありません。
長持ちバッテリー
バッテリー容量が5000mAhあるため、バッテリーは長持ちな部類に入ります。
下のグラフは、スマホを休み休み、でもほぼ連続して使った時の、バッテリーの減り方です。
100%から25%になるのに、約9時間半かかっています。
実際には、こんなに連続してスマホを使うことはないと思いますので、1日使うには十分バッテリーは持つでしょう。
超高速な急速充電
本機は、67Wでの高速充電に対応しています。18Wなどでの充電と比べても、圧倒的な速さで充電をすることができます。
下のグラフは、バッテリーが2%の状態から、67Wの急速充電をしたときのグラフです。2%から100%になるまでに、約45分という短い時間で充電をすることができています。
急速充電開始時のアニメーション
画面をスリープにしない設定ができる
大抵のスマホでは、無操作時に画面がスリープしない時間を、30秒や1分、長くて10分くらいから選択できます。
POCO X3 GTでは、スリープさせない設定にすることができます。
これは地味に便利です。
EngineerModeでいろいろ遊べる
SoCがMediaTekということもあり、EngineerModeでいろいろと遊べます。
EngineerModeに入るには、次のアプリを使います。
特定のバンドに固定して使ったりと、使い方はいろいろです。
RAMの増設
ストレージの一部を使って、RAMを増設することができます。
カメラのシャッター音を消す方法
カメラのシャッター音は、通常では消すことは出来ませんが、次の記事と同じ方法で消すことができます。
VoLTEを有効にする方法
APNを設定しても、通常ではVoLTEが有効になりませんが、次の方法で、VoLTEを有効にすることができます。
まず、電話アプリを起動して、次の番号をダイヤルします。
*#*#86583#*#*
すると、「VoLTE carrier check was disabled.」と表示され、VoLTEが有効になります。
便利なセカンドスペース機能
スマホのアカウントを2つ作り、まったく別のスマホとして扱える「セカンドスペース機能」を使うことができます。
このセカンドスペース機能では、1台のスマホの中に、2つのアカウントを作り、全く別々のスマホとして使うことができるので、たとえばプライベート用と仕事用などといったように、1つのスマホだけで分けて使うことができます。2台スマホを買う必要はありません。
セカンドスペースへの切り替えは、指紋で行うことが出来ます。セカンドスペース用の指紋を登録すると、すぐにセカンドスペースに切り替えることができ、快適です。
さらに便利なデュアルアプリ機能
セカンドアプリ以上に便利なのは、「デュアルアプリ機能」です。
これは、1つのアプリについて、2つのアカウントを設定することができる機能です。
例えば、LINEは1つのスマホに、1つのアカウントでしか使うことができません。でも、デュアルアプリ機能を使うと、1つのスマホでLINEアカウントを2つ設定することができ、用途に応じて使う分けることが出来ます。
LINEのデュアルアプリを作ると、LINEのアイコンが2つ表示されるようになります。
それぞれを全く別のアカウントとして使うことができます。友だち用、仕事用などいった使い方が出来ます。
片手操作モードで、両手でスマホを持たなくてもよい
POCO X3 GTを含む最近のスマホは、大画面であることが多いです。大画面ということは、画面上に指が届かない範囲が出来てしまうということです。
本機には、「片手操作モード」があり、なるべく指が届かない範囲を少なくすることができます。
写真を撮ってみた
AIを全てONにして撮影しています。
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
広角
ポートレート
夜景
マクロ
ナビは快適に使うことができる
電子コンパスの精度が若干気になりますが、位置情報は正確です。試しにナビを使ってみましたが、快適に目的地に到着することが出来ました。
5Gに対応している
本機は、5Gに対応しています。ただ、5Gのエリアはどのキャリアもまただまだ限られており、しばらくの間は4G中心で使用することになると思います。
ジェスチャーショートカット機能が豊富
ジェスチャーショートカット機能があります。種類が豊富で、スマホをさらに快適に使うことができます。
まとめ
POCO X3 GTのうりは、低価格スマホにもかかわらず、圧倒的な性能があり、非常に快適に使えることが出来るという点でしょう。
爽快な使い心地が楽しめるPOCO X3 GTは、低価格でハイスペックなスマホが使いたい方には、おすすめな一台となっています。
コメント
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