2万円台で買えるスマホとしては、Redmi Note9Sが好評ですが、このPOCO X3 NFCも2万円台のスマホとして、かなりコストパフォーマンスの高いスマホです。
注目すべきは、新SoCのSnapdragon 732Gを搭載している点と、リフレッシュレート120Hzの液晶画面です。
そんなPOCO X3 NFCを入手しましたので、そのレビューです。

箱・付属品
箱は、ぱっと見ただけではわかりませんが、黄色が使われている、カラフルなものです。


付属品には、冊子類、透明なTPCケース、SIMピンなどがあります。

外観
前面より
6.67インチの大きな画面です。ノッチはなく、その代わりにパンチホールが一番上の中央にあります。(写真では、液晶保護ガラスを貼っています。)


上より
マイクの穴でしょうか、何の穴なのかはわからないのですが、穴が3つあります。

下より
イヤホンジャック、USB Type-Cポート、マイク、スピーカーがあります。
スピーカーは上にもついているので、ステレオで音楽などを聴くことができます。
また、イヤホンジャックが省略されていないのは、うれしいですね。

右側より
ボリュームボタンと電源ボタン(指紋認証センサーをかねている)があります。
写真からもわかると思いますが、カメラの出っ張りがとても目立ちます。

左側より
SIMカードとmicroSDカードトレイがあります。
本機は、DSDVに対応していますが、microSDカードと一緒に、DSDV機能を使うことはできません。
トリプルスロットならよかったのですけどね。

カメラ
アウトカメラは、6400画素(メイン) + 1300画素(超広角) + 200万画素(マクロ) + 200万画素(深度測定用)となっており、きれいな写真が撮れることが期待されます。

インカメラは、2000万画素となっています。
写真を撮ってみた
クリックすると、元の画像が表示されます。



このスマホで一番ワクワクするところ
リフレッシュレート120Hzな画面表示
このスマホを買ったら、この機能をONにすべきです。一度ぬるぬる動く画面を体験すると、60Hz表示に戻すことができなくなるほど、快適です。

スペック
POCO X3 NFC | |
---|---|
OS | Android 10 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 732G |
GPU | Adreno 618 |
画面 | 6.67インチ(IPSディスプレイ) 1,080×2,400ピクセル パンチホール Gorilla Glass 5 |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB/128GB |
バッテリー容量 | 5,160 mAh 急速充電 33W |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド | 4G :B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 20 28 / 38 / 40 / 41 |
カメラ | アウトカメラ 4800万画素 + 1300画素(超広角) + 200万画素(マクロ) + 200万画素(深度測定用) インカメラ 2000万画素 |
防水 | 〇 IPX3 |
防塵 | - |
サイズ | 幅 81mm / 高さ 174mm / 厚さ 9.4mm |
重さ | 215g |
本体色 | 黒、オレンジ |
USB | Type-C |
その他 | DSDV対応 Bluetooth 5.1 近接センサー、環境光センサー ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス |
ベンチマーク
Antutu Benchmark V8.5.2

Geekbench 5.2.5

AndroBench
ROM64GB版

ROM128GB版

動作速度には満足
動作速度は、重いゲームをしない私にとっては、とても快適です。しかも画面表示が120Hzのリフレッシュレートでぬるぬる、サクサクとくれば、何も文句をつけることはできません。
でも、さらにハイスペックを求める方々もいらっしゃるので、その方たちからすれば、物足りないと思われます。
位置情報は正確、電子コンパスも十分使える
マップアプリでナビをしてみましたが、まったく問題なく、目的地まで行くことができました。
何も言うことはありません。

au系格安SIMでも使えるけど……
au系の格安SIM(LINEモバイルのau回線)では、バンド1やバンド41を使うことができました。でも、プラチナバンドに対応していないので、au系の格安SIMで使うことは、お勧めできません。
その点では、ドコモのプラチナバンドにも対応していませんので、ドコモ系の格安SIMも同様です。
一方、ソフトバンク系の格安SIMでは、プラチナバンドに対応していますので、ソフトバンク系の格安SIMで使うことをお勧めします。
大容量バッテリーで、バッテリーのもちは良好!
バッテリー容量は、5160mAhと、とても大きいものとなっています。
リフレッシュレート120Hzでつかうと、バッテリーの減りが速くなるのではという心配をしていましたが、一日かなり使っても、まだ半分以上もバッテリーが残っていたので、あまり気にする必要はないと思います。
33Wの急速充電に対応
付属の充電器を使って、33Wでの急速充電をすることができます。
バッテリー残量50%から100%まで、約40分で充電することができました。
急速充電中は、本体が少し熱くなります。



指紋認証の誤動作を防ぐ設定
初期設定では、指が指紋認証センサーに触れたら、指紋認証される設定になっています。ただ、この設定では、登録していない指や手の部分が触れただけでも反応し、誤認識となってしまいます。
登録している指だけで指紋認証をするには、指紋認証の設定で、「指紋認証方法」を「押す」にする必要があります。
「押す」にすると、センサー部分に触れただけでは認証されず、センサーを押して、指紋認証されるようになります。

DSDVに対応
DSDVに対応しているので、例えば音声通話SIMとデータ通信SIMに分けて、スマホを使うことができます。
私の場合、音声通話用にLINEモバイル、データ通信用にFUJI SIMを入れて使っています。

VoLTEを有効にする
次の番号を電話番号で入力すると、VoLTEが有効になります。
*#*#86583#*#*

スリープ時のバッテリーの減り
スリープ時のバッテリーの減り方は、使用環境にもよると思いますが、約3時間に1%程度の減りでした。何もしなくても、どんどんバッテリーが減っていくことはありません。

こんなことしてみた LANケーブルをつなぐ
LANケーブルをつないで、ネットができるかどうか、試してみました。
問題なくデータ通信ができました。
自宅の回線はNURO光なのですが、LANケーブルよりも、11ac接続のほうが、速度が速いという結果になりました。
なお、ハブの部分にUSBメモリを指すと、正常に認識していました。

まとめ
普通に使う分には、まったく問題ない速度で使うことができます。
本機の特徴の、リフレッシュレート120Hz表示はかなり快適で、特に画面をスクロールするときに、その快適さを感じることができます。きっと、サクサクぬるぬるな動作のとりこになることでしょう。
筐体がプラスチックなので、傷がつきやすくなっています。ケースに入れて使ったほうが無難だと思います。
2万円台のスマホとしては、これ以上何も求めることのないスマホです。
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コメント
[…] 以前、POCO X3 NFCのレビューをしました。コストパフォーマンスに優れた機種ですが、それ以上に素晴らしいスマホが発売されました。その名は、「POCO X3 Pro」です。 […]
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