Xiaomi Redmi Note 9Tは、SoftBankから発売されている、5Gに対応しているスマホです。
5G対応ながらも低価格で、コストパフォーマンスに優れたスマホです。
5Gのエリアはまだまだせまいですが、5Gのエリア拡大にともなって、より快適に使えるようになるでしょう。
今回は、Redmi Note 9TをSIMロック解除して、格安SIM(LINEモバイル・SoftBank系)で使ってみました。今回5Gの利用はできませんが、レビューをしていきたいと思います。
付属品
5Gの文字が大きく書かれているのが印象的です。
中には、本体のほかに、専用ケース、充電器、USBケーブルなどが入っています。
充電器の仕様です。
急速充電に対応しています。
外観
正面より
6.53インチ(1080×2340ピクセル)で、ゴリラガラス5が採用されています。
画面左上にはパンチホールが見えます。
※液晶保護ガラスを貼って撮影しています。
背面より
高級感はあまりありませんが、全体的にサラサラした感触で、指紋は目立ちにくくなっています。
下の方には、5Gの文字が書かれています。
上部から
マイクやセンサーなどが内蔵されています。
赤外線センサーを使って、リモコンとして使うこともできます。
自室にあるSHARPのエアコンには、対応していませんでした。
リモコンアプリはこちら。
右側面から
ボリュームボタンと電源ボタンが配置されています。
電源ボタンは、指紋認証センサーもかねています。精度は良好で、誤認識はほとんどありません。
下部から
イヤホンジャック、マイク、USB Type-cポート、外部スピーカーが配置されています。
外部スピーカーは、液晶上部にも内蔵されていて、ステレオで音楽などを楽しむことができます。
左側面から
SIMカードスロットがあります。
本機はDSDVには対応していないので、SIMカードはnanoSIM1枚のみ使うことができます。もう片方には、microSDカードを装着するようになっています。
スペック
Xiaomi Redmi Note 9T | |
---|---|
OS | Android 10 (アップデートによりAndroid 11) |
SoC | MediaTek Dimensity 800U |
GPU | Mali-G57 MC3 |
画面 | 6.53インチ、 1080×2340ピクセル パンチホール Gorilla Glass 5 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
バッテリー容量 | 5000 mAh 急速充電 15W ワイヤレス充電には対応していません。 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz 、5GHz) |
対応バンド SIMロック解除後 | 5G: n3 / n28 / n77 4G :1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 42 |
カメラ | アウトカメラ 4800万画素 + 200万画素(マクロ) + 200万画素(深度測定用) インカメラ 1300万画素 |
防水・防塵 | ナノコーティング 多少の水滴なら大丈夫、水没は× |
サイズ | 幅 77mm / 高さ 162mm / 厚さ 9.1mm |
重さ | 199g |
本体色 | ブラック、パープル |
USB | Type-C(USB 2.0) |
その他 | おサイフケータイ対応 Bluetooth 5.1 近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー 加速度センサー、電子コンパス、赤外線センサー |
重さ(実測値)
液晶保護ガラス装着済み
液晶保護ガラス、ケース装着済み
ベンチマーク
Antutu Benchmark V8.5.2
GeekBench 5.4.1
PCMark
AndroBench
分解
Redmi Note 9Tを分解したレポートが、次のサイトで公開されています。
興味深い構造になっています。
使用感
動作はサクサク、カメラもきれい
本機は、フリマアプリなどでは1万円台で販売されています。その価格と照らし合わせても、コストパフォーマンスは高いです。
AnTuTuベンチマークではあまり差がないAQUOS sense4と比較して、動作はサクサクしています。
また、こちらもAQUOS sense4との比較となりますが、カメラも本機の方がきれいに撮影できます。特に夜景モードはかなりの差をつけて、本機の方がきれいです。ポートレートモードが人物の顔にしか適用されないAQUOS sense4と比較し、本機には深度測定用のカメラがあることから、顔以外のものでもポートレートモードを使うことができます。
SIMロック解除をすると、au、docomo回線でも問題なく使用することができる
SIMロック解除後のバンドをみると、auやdocomoのプラチナバンドにも対応しています。
このことより、auやdocomoのSIMカードでも、問題なく使うことができます。
実際にLINEモバイルのau回線で使っていますが、圏外になることもなく、問題なく使うことができています。
DSDVには対応していない
海外モデルでは対応しているのですが、本機はSoftBankから発売されていることも影響して、SIMカードは1枚しか使うことができません。
SIMロック解除をするとau、docomoでも問題なく使える本機としては、DSDV非対応は残念でなりません。
SoftBank系格安SIMだと、テザリングができない(※解決済み)
SoftBank系の格安SIMでは、下のようなテザリングオプションの画面が出てきて、テザリングができません。
この画面で「同意する」をタップしても、テザリングはできません。
LINEモバイルのau回線だと、このような表示もでず、普通にテザリングができました。
おそらく、docomo系の格安SIMでもテザリングができるでしょう。
※2021/7/12 追記
ソフトウェアアップデート後は、 SoftBank系の格安SIM(LINEモバイルのSoftBank回線)でも、問題なくテザリングができました。
EngineerModeで、通常は変更できない設定を変更できる
SoCがMediaTekなので、EngineerModeを使うことができます。
例えば、バンドを固定して使うなど、深い設定を変更することができます。
カメラのシャッター音を消すことが出来る
次の方法で、カメラのシャッター音を消すことが出来ます。
写真を撮ってみた
画像をクリックすると、元の画像が表示されます。
AIはONにして撮影しています。
通常撮影
マクロ撮影
ポートレート
夜景モード
FeliCa機能を搭載している
Xiaomi端末としては、おサイフケータイ機能に対応しているスマホは、本機が第一号です。
バーコード決済もいいのですが、よく使うSuicaやPASMOなどには、FeliCa搭載が不可欠です。
より普段使いしやすいスマホの登場です。
デュアルアプリ機能が便利
アカウントごとにアプリを使用することができます。
1台のスマホで、2つのアカウントを使い、同じアプリを使えるのは、とても便利な機能です。
アプリロックで、高いセキュリティ
アプリロック機能を使うと、指紋認証などをパスしないと、アプリを起動しないように設定することができます。
スマホの貸し借りはあまりすることもなく、ロック画面のセキュリティだけでも十分だとは思いますが、アプリロック機能をつかうと、さらにセキュリティを持たせることができ、もしもの時も安全です。
位置情報や電子コンパスは正確
ナビを多用することから、スマホの位置情報を重要視する私にとって、位置情報や電子コンパスの正確性は重視しています。
低価格のスマホでは、あまり正確ではないものもありますが、本機では、位置情報や電子コンパスは正確で、十分使える性能です。
スピーカーがステレオ
液晶上部と、本体下部それぞれに、外部スピーカーが内蔵されています。
本体を横に持つと、音楽などをステレオで楽しむことができます。
ごく普通の音質で、特によい音質というわけではありませんが、モノラルと比べると、やはり音の広がりは、はっきりとしています。
バッテリーのもちはよく、未使用時の減りも少ない
本機のバッテリー容量は5000mAhと、大容量なものとなっています。その効果もあり、バッテリーのもちはとてもよいです。
下のグラフは、少し休憩をはさみながら、スマホをずっと操作していたときのバッテリーのグラフです。
約9時間で、35%バッテリーを消費しています。1時間あたり約4%の減りです。
もちろん計算上ですが、このような使い方では、約25時間スマホを使うことができます。
また、未使用時のバッテリーの減りも少なく、長時間バッテリーを使うことができます。
充電中の電圧と電流は、このようになっていました。(バッテリー40%の時の値)
長寿命なバッテリー搭載!
本機では、一般的なバッテリーよりも寿命が長く、それだけより長くスマホを使い続けることができます。
繰り返し充電しても劣化の少ないバッテリーで寿命が大きく向上し、大幅な劣化なしに約3年間使用できます。
https://www.mi.com/jp/redmi-note-9t/overview
まとめ
高コストパフォーマンスな本機ですが、さすがに大きなパワーと必要とするゲームなどには向いていないでしょう。
しかし、高負荷なアプリを除けば、もっさり感もなく、かなり快適に使うことができます。
SIMロック解除をすれば、au、docomoでも使えることも大きな利点だと思います。
重量級のゲームはしないけど、サクサク快適なスマホを使いたい方には、十分使えるスマホに仕上がっていると思います。
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コメント
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